5年前の6月13日、小惑星探査機「はやぶさ」が帰還したのを記念して が平成24年に制定した「はやぶさの日」。
プラネタリウムは6月6日から「はやぶさウイーク」のスケジュールでお送りしてきましたが、今日はその記念日にちなんで、1日無料上映を行いました。
朝から約100人の方が整理券配布に並び、久しぶりの行列にちょっとびっくり。
会場はほぼ全回満員御礼となり、これまたびっくりしましたが、今日の目玉は何といっても13:30からの「HAYABUSA BACK TO THE EARTH 」を、上坂浩光監督自らナレーションするという、「生ナレ企画」。
このあり得ない光景を楽しみに、多くの方が訪れてくださったのだと思います。
上坂監督のナレーションは素晴らしく、ご本人の言う「自分が言いたかったセリフを自分で読む」意味が存分に伝わってきました。最後にはアドリブのサービスもあり、皆思わす涙ぐむ場面も。
15:50の回は、「HAYABUSA2 RETURN TO THE UNIVERSE 」を監督と一緒に観て、30分ほどミニトークをしていただき、「はやぶさ」感いっぱいのしめくくりです。会場の小学生からは「なぜこの映画では、『はやぶさ』がカプセルから復活するのか」という核心を突いた質問が飛び出し「おー、なるほど」と納得。
今日は「はやぶさ」ファンの皆さんをはじめ、多くの方々に参加していただき、主催者としても大変楽しく、思うところの多い日でした。
無茶な企画に快く応じてくださった上坂監督、参加者の皆さん、本当にありがとうございました。この探査機や、映像作品を通じて人々が繋がっていく不思議を改めて感じる事ができました。
さて、あの日、22時51分。「はやぶさ」が大気圏に再突入した時刻はもう少しです。この楽しい余韻と感慨を胸に、そのときを過ごしたいと思います。(学芸班 木村)