今更ですが…、カワラノギクのために草抜き

11月7日、今更ではありますが、市内相模川のカワラノギクの保全圃場で草抜き作業を行いました。
実験的に、春に1回のみの草抜きでどうなるかと見てみたのですが、その結果は10/31の記事のとおり。渇水と、コセンダングサに負けてシュートを伸ばした株はことごとく枯れてしまいました。
121031神沢05S
でも、このままにしておくと来年咲く予定のロゼットが危ないので、やはり抜かなくてはいけません。しかも、相手はコセンダングサにテリハノイバラと、やっかいな植物です。ここは、植物調査会の精鋭部隊でとりかかります。
121107神沢03S
ものの1時間で、きれいさっぱりこのとおり。
121107神沢16S
しかも、かろうじて咲いた開花株を残し、ロゼットの回りは根を傷めないようにコセンダングサのみ剪定ばさみでチョッキンすという細やかな配慮をしつつ、です。おかげで、わずかな花もこれで訪花昆虫が見つけてくれるはず。
121107神沢17S
近くでは、ヌルデがきれいに紅葉していました。秋深し。
121107神沢23S
(生物担当学芸員 秋山)

カテゴリー: 学芸員のひとりごと パーマリンク