博物館の前のクヌギの大木は、よく樹液を出します。クヌギ-樹液とくれば・・
昆虫天国です。今朝もカブトムシのメスが訪れていましたが、あまり嬉しくない訪問者も。
画面下の方に見える黄色と黒の縞々は、そう、スズメバチです。
樹液に来ている時は比較的攻撃性は低いのですが、それでも危険な昆虫であることにかわりありません。早速近くに注意看板を出しました。
じつは毎年、博物館もスズメバチやアシナガバチには悩まされます。梅雨のこの時期はまだしも、夏から秋にかけては働きバチの数が増える上に活動が活発になるため、お客様の通る場所に巣がつくられたりしていないか、神経をとがらせることになります。樹林に囲まれ自然豊かな環境にある博物館なので避けられないことではあるし、ハチも地域の生態系を構成する一員なのですが、大切なことは、やはり安全第一です。
(生物担当学芸員 秋山)