民俗分野実習1日目(8月20日)

皆さんこんにちは。
今回のブログは民俗分野の実習生が担当いたします。
よろしくお願いいたします。

ドキドキの分野別実習初日。
今回の実習では着付け体験ワークショップのお手伝いを行いました。

現在、相模原市立博物館特別展示室にて民俗企画展「上溝番田神代神楽」を開催しています。(7月13日~9月8日)
そして、本企画展の関連イベントとして8月20日に着付け体験ワークショップが開催されました。
本イベントでは講師に相模里神楽垣澤社中の皆さまをお招きし、参加者は実際に衣装や面を身に着け、神楽の世界を体験することができました。

ちら渾身の1枚!

我々は撮影アシスタントや受付等のスタッフとしてイベントに参加しました!

ワクワクの着付け中…

衣装の他にも、様々な面やもみじ等の雰囲気がでる小道具も用意されています!

本イベントには約30名以上の来館者が参加し、大盛況に終わりました。
参加者の皆さんとこのワークショップをとおしてたくさんのコミュニケーションをとることができました。

本企画展の関連イベントはすべて終了いたしましたが、民俗企画展「上溝番田の神代神楽」は9月8日(日)まで開催いたしております。

ぜひ皆さまのご来館をお待ちしております。

(令和6年度民俗分野実習生)

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「相模原のシカ・イノシシの革でキーホルダーを作ろう」を実施しました!

8月22日、エントランスでは当館所蔵のシカとイノシシのはく製が来館者のみなさまをお迎えしています。

シカとイノシシの本はく製がお出迎え

これは、この日のイベント「相模原のシカ・イノシシの革でキーホルダーを作ろう」のために収蔵庫から運び出してきたものです。
このイベントは、「野生動物との共生の会」による相模原市協働事業の一環として実施したものです。野生鳥獣による農作物被害や林業被害が多発し、有害駆除による鳥獣の捕獲数も多い相模原市域で、身近な場所に野生動物が数多く生息する相模原市の自然について改めて考え、感じてもらうきっかけとなるよう、シカやイノシシの革を使ったキーホルダー作りのワークショップを企画しました。
まず、同会のスタッフからシカやイノシシの捕獲数や、捕獲個体の利用の実情などについてレクチャーがあります。

5分ほどのレクチャーで始まります!

毎年全国で、シカだけで約70万頭が捕獲されているというお話にみなさん驚かれていました。そしていよいよ、あまり有効利用されていない皮革を使ったキーホルダー作りに移ります。

キーホルダー作り開始!

三つ編みのようなイメージで革を編んでいくのですが、シンプルなのになかなか難しい!

編みこむ手順を説明

編めたら、それをビスで留めます。

少し力を入れてたたきます

完成!

色とりどりのキーホルダーが完成!

こちらは、小学6年生の仲良しグループがみんなで取り組んでくれました。

僕たち大親友なんです!と宣言してから取り組んでいました!

シカやイノシシなどのなめし皮や、頭骨なども展示されていて、みなさんとても興味を持ってくれたようです。

なめし皮の触り心地が好評でした!

130名以上のみなさんにご参加いただき、身近だけど、日常の中であまり意識することのない相模原市内の野生動物について考えるきっかけになったようです。
(生物担当学芸員)

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生物分野実習 2日目(8月21日)

こんにちは。生物分野の実習生です。
今日は昨日採集した昆虫を標本にする作業と、生きものミニサロンの企画を行いました。

昆虫標本の作製はまずチョウからチャレンジしました。
チョウの標本づくりでは、翅(はね)を開く展翅という作業があります。
繊細な翅を破くことのないよう慎重に作業を行いました。

ルリタテハというチョウです

昨日の採集とは打って変わってみんな静かに集中して取り組みました。
その後はセミや各々が捕まえた昆虫を標本にしていきました。昆虫の種類ごとに手法が少しずつ異なり、それらも一つ一つ習いながら作製していきました。

お次はセミです

たくさんの標本を作製することができ、非常に大きな達成感を味わうことができました。

いろいろな標本をつくりました!

午後は、生きものミニサロンに向け、昨日の構想を元に様々な材料を用いて試行錯誤をしながら企画を練り上げました。
さて、私たちはなにをしているでしょうか…?

内容はまだまだヒミツです

気になる方は8月24日、ぜひ博物館にお越し下さい!
(生物分野実習生)

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生物分野実習 1日目(8月20日)

こんにちは、生物分野の実習生です。これから6日間よろしくお願いします!
今日は実習生4名で博物館周辺での昆虫採集と生きものミニサロン(8月24日実施)の企画を行いました。

学芸員から昆虫採集の手ほどきを受けました

三角紙に収められたチョウ

昆虫採集ではチョウやトンボ、クワガタ、カゲロウなど様々な昆虫を捕まえることができました。
目標としていたセミはたくさん鳴いているにもかかわらず、なかなか捕まえることができず苦戦しました。捕まえられず諦めようとしたそのとき…なんと実習生の1人が採集に成功しました!!!

セミが捕まりました!

午後は生きものミニサロンの構想を決めるべく、博物館周辺を散策しました。見慣れている自然でも改めて観察するとおもしろい発見があり、テーマを絞ることが非常に難しかったです。

博物館の前庭で題材探し

明日は今日捕まえた昆虫で標本作製を行い、生きものミニサロンの構想をさらに具体化していきます。皆さんお楽しみにしていてください!
(生物分野実習生)

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「野生動物サマースクール2024」を実施しました!

8月17日、「野生動物サマースクール2024(相模原市鳥獣等被害対策協議会主催)が博物館で行われました。

博物館の標本もたくさん並ぶ中で行われました

これは、野生鳥獣による農作物被害、生活被害が市域においても著しい状況の中で、野生動物について正しい知識や被害防除の重要性などを知ってもらうために企画されました。講師は麻布大学の加瀬ちひろ先生です。

楽しくてわかりやすい加瀬先生の講義でした!

そして、当館が連携協定を結んでいる麻布大学いのちの博物館から、たくさんの頭骨標本も持ち込まれました。

ハクビシン、タヌキ、アライグマ、アナグマの頭骨がずらり!

加瀬先生による身近な哺乳類についてのお話の後、さらに動物の体のつくりや顔の模様などをしっかり観察してもらうために、ぬり絵式のスケッチをしてもらいました。モデルは当館所蔵の本はく製です。

真剣で楽しそうなスケッチの様子

タヌキ、アナグマ、ハクビシン、アライグマをそれぞれしっかり観察してとてもリアルな絵が完成しています。

とってもリアルに描けています

絵が観察したら、頭骨など実際に手に取り、種ごとに異なる形の違いや、歯の並び方やかみ合わせを確認しました。

上あごと下あごの動きは・・

続いて、スケッチした4種の哺乳類の旗を作ります。

自分で種名を書き入れて旗をつくります

何に使うのかというと、クイズに答えるためでした!

回答を旗で示します!

じつはこれが、最後のまとめ。みなさんがほとんどすべての問題に正解していたので、修了証が渡されました。

加瀬先生から直接手渡されました

こちらが修了証(となりのけものマスター)です。

となりのけものマスター

野生動物について学ぶあっという間の2時間でした。終了後も、はく製を見ながら質問していくご家族も多く、身近な野生動物への関心の高さをうかがうことができました。
(生物担当学芸員)

 

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「火山灰を顕微鏡で見てみよう」を開催しました

こんにちは!令和6年度地質分野学芸員実習生です。

8月9日に実習実験室で「火山灰を顕微鏡で見てみよう」を開催しました。

 

 

相模原市で採取した火山灰から遠くは北海道や九州で採取した火山灰まで、様々な火山灰を顕微鏡で観察してもらいました。

火山灰はぱっと見て同じように見えても、顕微鏡をのぞくといろんな色や形の鉱物が含まれていることが分かります。

 

「わぁー!赤いの入っている!すごいよ!」とかわりばんこに顕微鏡をのぞいていきます。

透明な斜長石や色のついたかんらん石、ざくろ石など、火山灰の中には様々なものが見えました。

みんな集中して顕微鏡をのぞく場面も。

 

 

【火山灰の洗い出しコーナー】

今回は「箱根東京軽石」を使用しました。

泥が目立たなくなるまで黙々と洗い出し、乾燥させました。

家族で仲良く協力している様子も見られました!

 

実際にプレゼントしたカードと鉱物はこちら。↓

 

みんなカードと鉱物を見比べて観察していました。

顕微鏡から見える火山灰が珍しく楽しんでるようです。


夏休みの思い出の一部になれたら幸いです。

 

今回のイベントには、たくさんの方に参加していただきました!

また、相模原弥栄高校サイエンス部と相模原地質研究会の皆さんにスタッフとしてご協力をいただきました!

皆さまありがとうございました。

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8/22「相模原のシカ・イノシシの革でキーホルダーを作ろう」を実施します!

【お知らせ】
8月16日、台風7号の接近に伴い博物館周辺も雨脚が強まっています。博物館は通常どおり開館していますが、神奈川県東部には大雨警報、暴風警報が出ています(午前8時13分)。これに伴い、本日夜実施予定だった星空観望会は中止となりました。また、JAXA相模原キャンパス内の宇宙科学探査交流棟は臨時休館となっています。

相模原市域には多くの野生鳥獣が生息しています。中でもニホンジカやイノシシは、人里周辺に生息し、農林業被害を起こすなど少なからぬ影響を及ぼす存在です。

ニホンジカ(市内緑区)

身近な場所に野生動物が数多く生息する相模原市の自然について改めて考え、感じてもらうきっかけとなるよう、シカやイノシシの革を使ったキーホルダー作りのワークショップを実施します。

おしゃれで素敵なキーホルダーを作ります!

日 時  令和6年8月22日(木)10時~16時
会 場  相模原市立博物館1階エントランス
協 力  野生動物との共生の会
材料費  1回 150円
定 員  100名程度

*所要時間は5~10分程度です。
*用意した材料がなくなり次第終了となります。
*このイベントは、相模原市緑区役所区政策課と「野生動物との共生の会」による、相模原市協働事業の一環として実施します。

(生物担当学芸員)

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台風前の夜の森

8月16日、台風7号の接近に伴い博物館周辺も雨脚が強まっています。博物館は通常どおり開館していますが、神奈川県東部には大雨警報、暴風警報が出ています(午前8時13分)。これに伴い、本日夜実施予定だった星空観望会は中止となりました。また、JAXA相模原キャンパス内の宇宙科学探査交流棟は臨時休館となっています。

さて、8月15日夜、台風接近の前に写真を撮っておこう思い、博物館お隣の樹林地内を歩きました。目的はカラスウリの花です。

カラスウリの花

夜に咲くこの妖艶な花は、甘い匂いとレースを広げたような花弁で、スズメガなどの昆虫を呼び寄せています。台風の影響による風もまだ弱く、写真に収めることができました。
近くのクヌギの木では、アカアシオオアオカミキリが交尾していました。

アカアシオオアオカミキリ

金属光沢が美しいカミキリムシです。付近ではほかにも数ペアが交尾していました。さらに、コクワガタも樹液を求めて幹を歩き回っていました。

コクワガタ

嵐の前の静かな夜でしたが、昆虫たちの活発な動きを楽しむことができました。
(生物担当学芸員)

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緊急開催!「惑わない星」×水星磁気圏探査機「みお」スペシャルトーク

人気漫画『惑わない星』(石川雅之作:講談社)が完結しました。この漫画の舞台は、内と外の世界に分かたれた遠い未来の日本。外で宇宙に手紙を送る仕事人S沢は、「地球」を自称する少女を保護する。その後、次々と惑星を名乗る少女たちが現れ…
『惑わない星』は、そんな独特の世界観で描かれた、惑星擬人化漫画という唯一無二のジャンルの作品です。

『惑わない星』より「水星」(Ⓒ石川雅之/講談社)

今回、作者である石川雅之さんと、国際水星探査計画「ベピコロンボ」の一環として水星の周回探査を行う「みお」のプロジェクト・サイエンティストである村上豪博士(JAXA)によるスペシャルトークを企画しました。

石川雅之さんからは、9年にわたる連載をとおして貫かれた、太陽系の特異性や、地球というかけがえのない存在への思い、村上博士からは、日欧初の大型共同プロジェクトとして水星の多角的・総合的な観測の現在の状況など、この場でしか聴くことのできない内容となるはずです。
日時は、9月8日(日)16時から、相模原市立博物館プラネタリウムが会場となります。
チケットの販売は、通常のプラネタリウムの投影と同様、当日券のみとなります。

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神楽展、開催中です!

7月13日(土)から、当館特別展示室で民俗企画展「上溝番田の神代神楽」を開催しています。

本展では、相模原市域を中心に神楽を担ってきた亀山社中から寄贈された面や装束などを紹介しています。

神楽衣装を着られるフォトスポットは、子どもたちにも人気です。

 

会期も半分を過ぎ、様々な関連イベントも無事終了しました。

7月13日(土)のオープニングイベントのプラネタリウムで神楽「神話から見る神々の世界」では、相模里神楽垣澤社中の皆さんに、プラネタリウムで神楽を公演していただきました。

すごい迫力です!

このプラネタリウムでの神楽は、参加された方、参加できなかった方、多くの方々から再演の熱いリクエストをいただいています。この会期中は難しいですが、今後に向けて検討したいと思います。

7月28日(日)は國學院大學名誉教授の小川直之先生を講師にお招きし、「日本の神楽と神代神楽」という演題でご講演いただきました。

熱く語っていただきました!

8月12日(月祝)と13日(火)のギャラリートークも多くの方々の参加がありました。

特に12日は、相模里神楽垣澤社中代表の垣澤瑞貴さんだけでなく、家元の垣澤勉さんもお越しになり、お二方それぞれの視点から解説をいただきました。

どのイベントも暑い中、多くの方々にお集まりいただきました。
残るイベントは8月20日(火)の着付け体験ワークショップのみとなっています。

8月13日(火)の様子

民俗企画展「上溝番田の神代神楽」は9月8日(日)までです。
ご来館をお待ちしています。

(民俗担当学芸員)

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