博物館実習日誌 生物分野 8/29

こんにちは!生物分野の実習生(青山、藤村、水野、村田)です!

今日(8月29日)は「生きものミニサロン」というイベントを行いました。これは、毎月定例で実施していたものがコロナの影響で2月から休止していて、9月から再開するにあたり、トライアルということでいろいろな検討をしながら試験的に実施したものです。参加者の安全を保ちながらどのような方法でできるか、学芸員と実習生が考えながら企画し、実施しました。
今回のタイトルは「あつまれ!さがみの森 ささぶねをつくろう」です。

博物館前庭で実施しました!

実習生はフェイスシールドとマスクをしています

エントランスの笹でささぶね、つばきの葉でサンダル作りを行い、

つばきの葉のサンダル 並べるとかわいい!

水に浮かせて遊びました。

ささぶねを水に浮かべてみました

葉っぱの違いに気付くことができたでしょうか?

いろいろな葉っぱがあるね!

どうしたら楽しんでもらえるのか工夫しながら、イベントを実施しました。

暑かったけど、風がよくふいてくれました

木の実などでデコレーションしたり

ドングリなどでデコレーション

うちわを作ったり

ささぶねを特製のうちわであおいで進めてみました

みんな楽しそうで良かったです!

たくさんの方にご参加いただき、ありがとうございました。

看板も実習生みんなで書きました

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地質分野実習 ~記録編~

こんにちは!地質分野の実習生(神戸・徳永・志村)です。

今日(8月28日)は、昨日採集した川原の石を整理しました。

まずは石を並べ、順番に番号をつけていきます。

次に、一つずつ石のサイズを測り、特徴を見て石の種類を推定し、表に書き込みます。

数時間かけて向き合うと、川原の石たちに愛着がわいてきます。

石の記録が終わったところで、今後展示予定の企画について相談しました。

どんな展示が出来上がるでしょうか……?

 

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博物館実習日誌 生物分野 8/28

こんにちは!生物分野の実習生(青山,藤村、水野、村田)です!
今日は、明日(8/29)のイベントの企画と予行練習を行いました。

小道具を作っています

実際にやってみると見えてくる課題がたくさんありました。

リハーサル中

水に葉っぱを浮かべてる??

明日の生きものミニサロンのテーマは「あつまれ!さがみの森 ささぶねを作ろう!」
8/29(土)12:00~、14:50~の2回(約30分)行います。
暑さ対策、水分補給、ソーシャルディスタンスに気をつけながら一緒に楽しみましょう!

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考古分野博物館実習~ミニ展示~

こんにちは!考古分野の実習生です(岡田、高坂、中田、濱田)!

本日は実習最終日ですが、今回の課題の総仕上げであるミニ展示を完成させるべく、4名の実習生が一丸となって作業に取り組んでいます。

今回の展示テーマは「田名塩田遺跡群から見つかった古代の土器たち」です。

展示テーマの企画から、資料選定、解説パネルの作成、列品まで、指導を受けながら、全て自分たちの手で行ってきました。

パネル原稿の作成

キャプション作成

展示は明日(8月29日(土))から、常設展示室の出口で行っていますので、ぜひご覧ください。

がんばって課題の締め切りに間に合わすぞっ!!

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地質分野実習 ~採集編~

こんにちは!地質分野の実習生(神戸・徳永・志村)です。

今日(8月27日)は相模川の高田橋付近に行ってきました。

さて、私たちは何をしているでしょうか?

正解は…

川原の石を調査しています!

上の写真は石を採集している様子です。

石を採集したら、大きさを測ります。

途中天候が芳しくない時もありましたが、無事に採集を終えました。

博物館に戻り採集した石を洗います。

川原の石とひとくちにいっても分類すると様々な種類の石があり、

洗っている最中にも水をかけると色が変わったりしてとても綺麗です。

明日の実習も意欲的に取り組んでいきたいです!

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博物館実習日誌 生物分野 8/27

こんにちは!生物分野の実習生です(青山、藤村、水野、村田)!
今日の活動は9月19日から始まる企画展の、実習生展示コーナーの作成のための準備を行いました。

企画を話合い

テーマは、前回(2020年8月24日掲載)のブログで紹介した、
相模原植物調査会による人吉城歴史館水害被災標本のレスキュー作業についてです。

私たちとっては初めての展示企画になりますが、
魅力のある展示を目指します。
ぜひご来館ください!
また、野外調査も行いました。

野外でテーマ探し

その時、おもしろい生きものを見つけました。この写真の中にいるのですが、どこに隠れているでしょうか?

この中に生きものが!

正解はシモフリスズメというガです。

見事な保護色!

擬態するのが上手ですね!
明日(8/28)も実習があるので頑張ります!

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「写真で見る相模原~昭和・平成の生活と民俗~」(No.23・盆行事④)

前回・前々回と盆の砂盛りについて記してきましたが、砂盛りというのは総称で、市内では「ツカ」や「ツジ」、あるいは「線香立て」などと呼ばれていました。線香立てというのは、先祖を迎え、送る時に藁を燃やした際に、その火でつけた線香を供えることからの名称です。

以下の写真はいずれも南区磯部での撮影で、昭和61年(1986)8月13日の迎え火の様子です。最初の写真では、砂盛りの右に迎え火用の藁が用意されています。迎え火には麦藁が使われました。

迎え火は、少し暗くなりかけた13日の夕方に行い、ろうそくやナスの馬などをお盆に載せて砂盛りのそばに置いて藁に火をつけ、線香をともして砂盛りの竹筒に供えます。この時に地域を歩くと、今でも迎え火を焚いた跡や線香が供えられた砂盛りを見かけることがあります。

また、迎え火は近所の家々とほぼ同じ時間に行うところもあり、次の写真では、右側の家の送り火が見える一方で、左奥でも迎え火を焚いているのが分かります。

そして、迎え火でつけた線香は家族にも渡していきます。今回の写真にはありませんが、家族は自分の家の砂盛りにその線香を立てるとともに、近隣の家同士で各家の砂盛りにも線香を供えに回り、道を行き交う人々が挨拶をします。

これまで砂盛りを中心に取り上げました。このほかにも盆に関する写真としては、盆棚に飾った造花を盆の終了後に、かつての住居では外にあることも多かった便所に挿しておくことがあり、南区下溝では、便所に造花をつけておくと病気除けになると言われました(『相模原市史民俗編』)。写真は中央区上溝での撮影です。

最後の写真は、平成元年度の文化財記録映画『相模原の年中行事』の際の撮影で、前年の盆以降に亡くなった方があった新盆の家で寺に持っていく「カケブクロ」(掛け袋)と言われるものです(平成元年[1989]7月・南区新戸)。袋の中には、仏様の道中の食料である米(かつては小麦)が入っており、見えているサンダルも仏様が履くとされています。

8月は、日本の年中行事を代表する盆行事について掲載してきました。保管している写真は年中行事のものも多く、これからも季節に応じて紹介していきたいと思います。

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身近なところにも・・ピンクのバッタ

夏になると、変わった色の生きものの話題が新聞などを賑わせます。その代表格の一つが、ピンクのバッタです。緑色の色素が何らかの原因で定着せず、体全体がピンク色になってしまうと考えられています。
さて、そんなバッタが身近なところにもいました。博物館の近くにお住まいの方が、ピンクのオンブバッタを持ってきて下さったのです。

ピンクのオンブバッタ

ピンク色は目立つので、なかなか成虫まで育つことはないのか、発見されるのはほとんどが幼虫です。
でも、このオンブバッタは成虫のようです。そのためか、少しくすんだピンク色ですが、普通のオンブバッタとは明らかに色が異なります。

野外で見たらちょっとビックリしてしまいますね

8月24日に、博物館の近くで捕まえたそうです。
しばらく飼育してみようと思います。

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博物館実習 歴史分野の活動報告~くずし字との格闘…資料目録作成~

こんにちは!
歴史分野の博物館実習生(河本、松井、村田)です。

 8/23の実習で、古文書資料の目録を作成をしました。

古文書の目録作成実習


 
 素直な崩し字もあれば、癖のある崩し字もあり、書き手の息遣いを感じるようでした。

ミミズのようなくずし字との格闘①

ミミズのようなくずし字との格闘②

 崩し字を扱うのは初めてで、最初は全く理解できませんでしたが、慣れない崩し字辞典を使いながら作業を進めました。

くずし字辞典ともにらめっこです

 
 実習が終わったころには、皆ぐったりとしていました。
 目録作成は大変でしたが、とても良い経験になるとともに、資料目録の重要性を実感することができました。引き続き実習頑張ります!

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カイコの授業 第2幕

相模原市内の小学校は2学期に入りました。9月からカイコを育てたいという学校もあって、博物館を通して蚕種(さんしゅ:カイコの卵)を調達することになった、中央区の光が丘小学校へ3年生の出張授業に行きました。

カイコの授業の様子(光が丘小)

児童のみなさんは、夏休み中にもすでにいろいろカイコについて調べていたようで、すごく熱心に話を聴き、質問もたくさんしてくれました。
話の中で、カイコの飼育(養蚕)がペットの飼育と違うことや、カイコの命をどう扱うかなど、かなり難しいことも含めてお話ししたのですが、しっかりと受け止めてくれたようです。
そして博物館へ戻ると、茨城県にある蚕業技術研究所から蚕種が届いていました。今回は学校と一緒に育てる実用品種「かい・りょう×あけ・ぼの」と、「緑繭2号」という品種も調達しました。

タネ紙に産み付けられた蚕種(緑繭2号)

緑繭2号は、黄緑色の繭を作る品種です。
9月1日に孵化予定で、早いものはその前日には孵化が始まります。卵は中央が少しくぼんできたものは中で発生が順調に進み、孵化が近いことを示しています。

中で幼虫の体が丸まって育っているので、中央が窪みます

今回も、飼育展示を1階エントランスで行います。多くの方にカイコの成長を見ていただこうと考えています。

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