シリーズ「相模原ふるさといろはかるた」でみる名所紹介⑤ ㋭

北端点 地図の始まり 麻溝台

この絵札の日本地図の前に描かれているのは、測量の基準点で、市内南区麻溝台4丁目にある「相模野基線北端点」(一等三角点)という場所です。近隣には麻溝台中学校や養鶏場直売店などがあるこの北端点ですが、実は「日本の地図の始まり‼」とも言える場所なのです。

北端点と説明の碑

日本の地図を最初に作った人と言えば伊能忠敬が有名ですが、実はこの伊能図は、かなり誤差があります。誤差の少ない近代測量の基準線を「基線」と言いますが、明治15年(1882)に陸軍により国内で最初に測量されたのが「相模野基線」です。その理由は、当時の相模野は広く平坦な原野で見通しが良いので基線を設けるのに最適だったためです。

日本の15基線(国土地理院ホームページより)

相模野基線は、北端点と南端点(座間市ひばりが丘)の間が5209.9697メートルとされました。小数点以下4桁…つまり1ミリ以下の単位まで計測しています。しかも、当時の測量方法は4メートルの基準尺を繋げながら計測するという地道な作業でした。そして、この基線をもとに測量エリアを広げていきました。

相模野基線北端点解説板

現在、北端点の周りには、案内説明板の他、植栽などによる簡単な整備がされていますが、気にしていないと見逃してしまうほどです。ですが、近代測量の歴史を語るうえで貴重な史跡として、市指定史跡になっています。
養鶏場直売店の卵を買うついでに、ぜひこの相模野基線北端点にも立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

北端点周辺の植栽状況

相模野基線北端点の場所はこちらです。  

*このかるたは当館のボランティア「市民学芸員」が2017年に制作したものです。
*このかるたは相模原市立博物館にて貸出し可能です(現在は当面の間、貸出しを休止しております)
*貸出しの詳細やその他このかるたに関心のある方は、博物館までお問い合わせください(042-750-8030)
*貸出し使用時には感染症予防のため、事前・事後の手洗い・消毒などを必ず行ってください。

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今年もカイコが始まります!(0日目 孵化前)

相模原市立博物館では毎年6月頃からカイコを飼育しています。今年も6月1日に孵化(ふか)の予定の蚕種(さんしゅ:カイコの卵)を調達しました。
茨城県にある蚕業技術研究所から購入した蚕種です。

タネ紙に産み付けられた蚕種「ひたち×にしき(日)」

春蚕(はるご 春から初夏に育て始めるカイコのこと)は大きな繭を作ってくれる品種「ひたち×にしき(日)」、そして「春嶺×鏡月」の2品種を育ててみます。

「春嶺×鏡月」の蚕種 これでメスの蛾1匹が産んだ卵の数です

今年はコロナによる休校から学校再開のタイミングと春蚕が重なってしまい、博物館から蚕種を提供する学校もわずかになってしまいました。
その分、こちらのブログで実況のように成長の様子をお伝えしていこうと思います。

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「写真で見る相模原~昭和・平成の生活と民俗~」(No.11・相模原にも鵜飼いがあった)

鵜飼い(うかい)というと現在では岐阜県の長良川が有名ですが、かつては全国で行われていました。実は相模川でも、第二次世界大戦以前に南区当麻付近から上流の山梨県大月市にかけてと、相模川支流の道志川で鵜飼いが行われていたことが知られています。

写真は、津久井郷土資料室旧蔵の絵葉書です。「相模川之景」及び「武相国境大タルミ下相模川鵜飼之景」と記されており、鵜を持つ漁師や川に入って鵜を操っている様子が写されています。さすがに博物館建設準備が始まった昭和56年頃には、相模川での鵜飼いは行われておらず、こうして残された写真がかつての状況を伝えています。

その一方で、中央区田名では昭和35年(1960)頃まで、相模川での川遊びを目的に訪れる観光用の鵜飼いが行われており、体験者がいらっしゃいました。調査では、その方から当時の鵜飼いのやり方などのお話しをお聞きするとともに、獲った鮎を飲み込まないように鵜に取り付けるテナワを作っていただきました。
写真は昭和62年(1987)11月撮影で、テナワを作っている様子と、鵜に見立てたものに実際にテナワをかけているところです。

鵜飼いの際に使用する道具も、その時に寄贈していただきました。次の写真は、鵜を川まで持っていく際に入れるウカゴで、ウカゴはすでに実物がなかったものの、籠作りの経験のある方に形などを指導していただいて製作しました。カゴには二匹の鵜が入ります。
その下は鮎を逃がさないように集めるための網で、写真撮影のためたたんでいますが、長さは15~16尋(ひろ。一尋は1.8m)あり、幅は40㎝ほどです。鮎は鵜に追われても飛び跳ねたりもぐったりしないので、この幅で大丈夫でした。

地元で鵜飼いが行われていたと聞くと驚きますが、現在では知る人も少なくなった地域のさまざまな歴史や文化を伝える写真を今後とも紹介していきたいと思います。

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玄関から20歩の自然 その22 運動する植物

今回は、道端の植物の中に「運動するものがある!」というテーマです。
前回紹介したカラスムギは、その代表と言えます。

カラスムギの花

嘴が開いたような小穂(しょうすい)から出た2本の芒(のぎ)は、果実が実るころに、なぜか付け根近くで直角に曲がります。

果実が実ったカラスムギ

そして、曲がるだけでなく、らせん状にねじれているのです。

芒(のぎ)がねじれています

雨などで水に濡れると、このねじれが戻り、回転します。しかも芒が直角に曲がっているため、先端を支点に小穂そのものが回転を始めます。
その様子を撮影した動画を下のリンクにアップしてあるので、ぜひご覧下さい。

カラスムギの回転(YouTube)

なぜこんな回転をするのかというと、ドリルの作用で種子が地面に潜るため、というのが一般的な説明です。しかし、さすがにこんな軽いものが地面へ潜るとは思えません。果実には上向きに生えた長い毛があり、これも作用して、動画でも下側へ進んでいるのが見てとれると思います。おそらく、地面と言わなくても、落ち葉や地上のさまざまなものに潜り込んで固定されるくらいの作用はあると思われます。

続いて、こちらも路傍で普通に見られるカタバミの仲間(オッタチカタバミ)です。

オッタチカタバミ

この果実は、熟して何かに触れるとはじけ飛びます。

オッタチカタバミの果実(こんなふうに中の種子が浮き出て見えるものは熟しているので、触るとはじけます)

これも動画をアップしてあるのでご覧下さい(後半はスローモーションにしてあります)。

カタバミ(オッタチカタバミ)の種子散布

これはホウセンカなどと同じく、種子をできるだけ親から遠くへ飛ばすしくみです。
身近な植物で簡単に観察できますので、ぜひチャレンジしてみてください。ちなみにカタバミのはじけるところを観察したい場合は、朝の方が、はじけそうな果実を見つけやすいはずです。

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シリーズ「相模原ふるさといろはかるた」でみる名所紹介④ ㊁

㊁「にほんの里百選 だんだん茶畑
            佐野川地区」

にほんの里100選は、朝日新聞創刊130周年、森林文化協会創立30周年を記念して共催により選定され、2009年1月に発表されました。その主旨は、「人の営みが育んだすこやかで美しい里を全国から100カ所選んだ。対象とした里は、集落とその周辺の田畑や草地、海辺や水辺、里山などの自然からなる地域。広さにかかわらず、人の営みがつくった景観がひとまとまりになった地域を一つの里ととらえた。」(にほんの里100選ホームページより)
神奈川県内では相模原市緑区の佐野川と葉山町上山口、近隣では、町田市小野路が選ばれています。
前出のホームページには佐野川について「山間地に茶畑と土蔵、山地にへばりつく茶畑。霧の発生で上質の茶が生まれるという。今も使われる土蔵が数多く残る。自給自足の里で、ユズも特産品。」と解説されています。

佐野川地区の茶畑(2012年の写真)

陣馬山(じんばさん)や生藤山(しょうとうさん)など関東山地の山々の麓に息づく里山の風景は、急峻で複雑な地形なのに、どこか柔らかく、爽やかです。それは茶畑をはじめ、地域の人の手が入り、整然とした景観をつくっているためでしょう。近年はサルやイノシシによる獣害もあり、厳しい農業環境となっていますが、この美しい里山の風景がいつまでも続くよう願ってやみません。

*このかるたは当館のボランティア「市民学芸員」が2017年に制作したものです。
*このかるたは相模原市立博物館にて貸出し可能です(8/31まで休館の予定)
*貸出しの詳細やその他このかるたに関心のある方は、博物館までお問い合わせください(042-750-8030)
*貸出し使用時には感染症予防のため、事前・事後の手洗い・消毒などを必ず行ってください。

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玄関から20歩の自然 その21 イネ科も楽しい

このシリーズ「玄関から20歩の自然」のその1で、コバンソウを紹介しました。今もたくさん咲いていて、時間が経ったものは小判を膨らませるように実ってきています。

コバンソウとは大きさがまったく違うこちら、ヒメコバンソウも咲いていたりします。

ヒメコバンソウ

三角形の小穂(しょうすい)は大きさが5ミリメートルほどしかないので、よく探さないと見つけられません。
さらに、イネ科の植物がたくさん咲いています。こちらはイヌムギ。

イヌムギ

扁平(へんぺい)で大きめの小穂が特徴です。
植物の名前にイヌが付くのは「役に立たない」という意味で、麦と違って食用に適さないということなのでしょう。
そしてこちらはカラスムギ。鳥の嘴(くちばし)のような小穂が下向きに開いていて、ちょっとユーモラスな形です。

カラスムギ

植物の名でカラスの名が付くのも、「食用にならない」あるいは「大きい」という意味を含むことが多いのですが、カラスムギは食べられるそうです。何しろ、食用のエンバク(オートムギ)にとても近い仲間ですから。名前はカラスの嘴にちなんでいるのでしょうか。
さて、このカラスムギには、さらにおもしろい性質があります。でも、ここでは紹介しきれませんので、次回、じっくりと写真付きで解説いたします。

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シリーズ「相模原ふるさといろはかるた」でみる名所紹介③ ㋩

はるかなる 大山の雄姿 心安らぐ

丹沢山地の南東部に位置する大山は東から見ても、南から見ても三角形をした美しい山です。
かるたの絵札には、夕刻に市内南区から見た、はるか先に大山が映る姿が描かれています。

相模原市南区の相模川から見た大山

秦野市の渋沢丘陵から見た大山

大山は別名「あめふり山」とも呼ばれ、古くから雨乞い信仰の山として親しまれてきました。中腹には大山阿夫利神社(おおやまあふりじんじゃ)の下社、山頂には本社などがあります。

大山阿夫利神社下社

登山道や山頂からは相模野台地や相模湾を見下ろすことができます。

大山阿夫利神社下社から見た湘南海岸。藤沢・江の島方面。

大山山頂

山頂から見た大磯丘陵、相模湾。

山頂から見た相模野台地。

大山が含まれる丹沢山地は海底火山の噴火によってできた岩石が隆起してできたものです。その海底火山は日本のはるか南方、赤道付近からフィリピン海プレートの移動にともなってやってきたものです。
丹沢山地をつくっている岩石は緑色をした岩石が多く「グリーンタフ」と呼ばれています。タフとは凝灰岩の英語で、凝灰岩は火山灰がかたまった岩石です。大山の登山道にも、「グリーンタフ」のなかまが露出しています。

大山阿夫利神社下社から山頂に向かう登山道沿いの「グリーンタフ」。玉ねぎ状風化が見られる。

今度、大山に登る機会があれば、岩石にも目を向けていただければと思います。

*このかるたは当館のボランティア「市民学芸員」が2017年に制作したものです。
*このかるたは相模原市立博物館にて貸出し可能です(8/31まで休館の予定)
*貸出しの詳細やその他このかるたに関心のある方は、博物館までお問い合わせください(042-750-8030)
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今年のキアシドクガ

博物館周辺で2014(平成26)年から大発生が始まったキアシドクガは、2017~2018年のピークを越えて、数もだいぶ減りました。今年は現在、成虫がたくさん飛んでいますが、ピークの時の1~2割程度です。2017年には駐車場のフェンスにあふれるようにぶら下がっていた蛹(さなぎ)やその脱皮殻も、ミズキの近くに少し見られる程度です。

キアシドクガの蛹

博物館周辺から木もれびの森にかけてが大発生の中心と見られ、その後、1~2年遅れて市の北部や南部へと大発生が広がっていきました。5月27日、市内南区磯部の相模川段丘崖へ行くと、ミズキの葉が丸坊主になり、新しい葉の休眠芽が再び大きくなりつつありました。博物館周辺の2年前の様子と似ています。キアシドクガもたくさん飛んでいました。しかし、栄養不良のためか成虫のサイズが小さめで、これも博物館の2年前と同様です。

飛翔するキアシドクガの成虫(南区磯部)

磯部付近では、博物館周辺のようにミズキ林と言えるほどミズキばかりがたくさんある樹林ではないため、大発生も局地的であるように見えました。

成虫には口が無く、1週間から10日ほどの間に交尾、産卵すると死んでしまいます

ここでも来年以降は急激に数が減っていくことと思われます。
一般にキアシドクガの大発生に周期性は無いものの、5年程度で終息すると言われています。どれくらいの量をもって終息と言うかにもよりますが、今回の経験では大発生の4年から5年目にピークを迎え、その後急激に数は減りながら徐々に終息すると考えられます。

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シリーズ「相模原ふるさといろはかるた」でみる名所紹介 ② ㋺六地蔵

六地蔵 いつの時代も   道しるべ

相模原北公園の東側から園外に出て、地元ではハケ坂と呼ばれるゆるやかな坂を下ったところにこの絵札の六地蔵が並んでいます。ここは緑区橋本や大島、あるいは中央区上溝など、四方に通じる旧道で、六地蔵があることからこの付近のことは「ロクジゾウ」と呼ばれ、近くのバス停や交差点の名称も「六地蔵」です。

市内には多くの石仏が見られますが、その中でも地蔵菩薩はもっとも馴染みのあるものの一つです。特に地蔵は、亡くなった人が死後に赴く六つの世界(六道[ロクドウ])で受ける苦しみから救うという信仰から寺院や墓地に多くあるほか、路傍など各地に建てられています。この六地蔵は、明和2年(1765)の造立です。

 

六地蔵は、絵札や写真のように一体ずつ別々で六体あるほかに、市内では一つの石の一面に二体ずつ彫り、三面で六地蔵となる形式のものがあります。こうした一石に彫られた六地蔵は津久井地域にも多く、反対に例えば平塚などの県南部にはほとんど分布していないと言われています。写真は同じく下九沢地区のものです。

 

ところで、この六地蔵のところには他にもいくつかの石仏が建てられています。そのうちの一つが、絵札の左側に見える「徳本念仏塔(トクホンネンブツトウ)で、特徴的な書体で「南無阿弥陀仏」と記されています。徳本は、江戸時代後期に各地に念仏を広めた僧侶で、相模原にも文化14年(1817)に訪れています。徳本念仏塔は市内各地にあり、24基が市の登録有形民俗文化財となっています。

こうした石仏はさまざまな地域の歴史や文化を示しており、かるたが地域に関心を持つきっかけになれば幸いです。

今回紹介した六地蔵の場所はこちらです。

*このかるたは当館のボランティア「市民学芸員」が2017年に制作したものです。

*このかるたは相模原市立博物館にて貸出し可能です(8/31まで休館の予定)    *貸出しの詳細やその他このかるたに関心のある方は、博物館までお問い合わせくださ   い(042-750-8030)                                                                                                                       *貸出し使用時には感染症予防のため、事前・事後の手洗い・消毒などを必ず行ってくだ さい。

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玄関から20歩の自然 その20 サツキのふるさとは

街路樹の植込みや垣根、公園などの植栽木としてあまりにも有名なサツキツツジ(サツキ)が花盛りです。

街路樹の植え込みで咲くサツキ

小さくて濃い緑色の葉の上に、朱色やピンク色の花が目立ちます。

サツキの花

街中で見られるサツキはすべて植栽されたものですが、もともとの自生地の環境は意外と知られていません。それは、こんな環境です。

サツキの自生地(市内緑区の道志渓谷)

渓谷です。断崖絶壁の最下部、渓流の波しぶきがかかるような場所で、岩にへばりつくように咲くのが本来の姿なのです。

岩場にへばりつくように咲きます

岩の割れ目や隙間に根を張り、厳しい環境に生育する性質のおかげで、コンクリートに囲まれた都市の環境でもたくましく開花するということなのでしょう。

自生地に咲くサツキ

上の写真は、相模原市緑区の道志渓谷の自生地で撮影したものです。実は、この場所が、地球上におけるサツキの自生地の東限(最も東側に位置する分布の境界)なのです。かつては相模川の小倉橋上流や、宮ヶ瀬渓谷にも自生していたそうですが、現在ではダム湖に水没して現存しません。県内で残る自生地はほぼ道志渓谷のみとなるため、サツキは神奈川県のレッドリスト(絶滅のおそれのある野生動植物のリスト)では絶滅危惧1A類と最も絶滅危険性の高いものとしてランクされています。どれだけ植栽のものが街中にたくさんあっても、レッドリストにおいて自生はまた別扱いとなるのです。
本来のサツキの姿を見ると、街中に咲くサツキを見る目が少し変わりそうですね。

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