生物分野実習1日目(8/21)

博物館実習(生物分野)を行っている中村・伊野・板垣です。
本日(8月21日)は、相模原市緑区で押し葉標本作成のための野外採集を行いました。
昨日までは涼しかったのに、今日は晴れて少し暑かったです…

夏空の下で植物採集

とったどー!!
これはアブラススキとネコハギという植物です!

とったどー!

ワレモコウも採集できました。

ワレモコウ

人生初ヤマビルと遭遇しました!

ヤマビル

こんな感じで採集した植物で標本を作っていきます。

標本を博物館へ持ち帰り、押し葉にします

また明日も頑張ります!!!!

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インターンシップ学生日記②

こんにちは!
インターンシップ生の櫻井(さくらい)と申します。8月16日より5日間インターンシップ生としてお世話になっております。宜しくお願いします。
本日(8月18日)は、受付スタッフさんのお仕事の補助と親子の天文学教室の設置作業と受付をお手伝いさせていただきました。
受付スタッフさんのお仕事では、プラネタリウムの時間をお知らせする放送を体験させて頂きました。


初めての館内放送に緊張しましたが、上手く放送が出来ていたとお声をかけていただき、とても嬉しく感じました。
天文学教室では、実習生の皆さんとともに受付を担当させて頂きました。時間の関係で深くは関わることが出来なかったのですが、受講された方たちの受付でのわくわくした笑顔がとても印象的でした。会場内でもラフな雰囲気で和気あいあいとされていて、とても楽しそうでした!
さて、早くも3日目となり、残り2日となりました。
今月の25日(土)と26日(日)に行われます「探検!発見!クイズ&チャレンジ」で多くの方々に楽しんでいただけるよう、精一杯努めさせていただきますので宜しくお願い致します。

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セミの抜け殻大小

博物館周辺で鳴いているセミの抜け殻を、大きさ順に並べてみました。

左からニイニイゼミ、ツクツクボウシ、アブラゼミ、クマゼミ

左からニイニイゼミ、ツクツクボウシ、アブラゼミ、クマゼミです。
ずいぶんと大きさが違うものですね。ツクツクボウシとほぼ同じ大きさのものにヒグラシがいます。また、アブラゼミと同じ大きさにはミンミンゼミがいます。
中でもクマゼミの大きさは格別です。抜け殻探しで見つかるうちの大部分を占めるアブラゼミもだいぶ大きいのですが、クマゼミはふたまわり以上大きいのがわかります。

左がアブラゼミ、右がクマゼミ

じつは、相模原ではクマゼミの声がよく聴かれるものの、抜け殻を見つけるのは至難の業です。理由はよくわかっていませんが、クマゼミはこの半世紀ほどの間に本州の沿岸部を西から東へ、そして沿岸から内陸へと進出してきました。相模原へクマゼミが進出してきて、まだ15年ほどでしょうか。

重厚な色合いのクマゼミの抜け殻

声が大きく目立つわりに、数は非常に少ないようです。この写真の抜け殻も、進出から半世紀ほど経つ小田原市内でみつけたものです。
触覚の節は抜け殻識別の重要なポイントですが、アブラゼミやミンミンゼミが7節に分かれるのに対して、クマゼミは8節~9節に分かれます。

クマゼミの抜け殻の触覚部分

ただし、今のところこの大きさのセミは相模原ではほかにいないので、金色っぽい色合いと大きさで見間違うことはありません。

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インターンシップ学生日記①

こんにちは!
インターンシップ生の高渕(こうぶち)と申します(写真中央)。昨日よりインターンシップ生としてお世話になっております。5日間宜しくお願い致します。

本日は8月の伝統的七夕にちなみ、星のストラップ作りのコーナーをお手伝いさせていただきました。


参加された方々の前で実演するのは少し緊張しましたが、参加された方々からは大変好評で、予定していた先着100名にあっという間に到達でき、大変嬉しく思っております。本日はご参加いただき、誠にありがとうございました。
今月の25日(土)と26日(日)に行われます「探検!発見!クイズ&チャレンジ」でも、多くの方々に楽しんでいただけるよう、精一杯努めさせていただきますので宜しくお願い致します。

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8/25、26は 「探検!発見! クイズ&チャレンジ2018」を開催!!

博物館ボランティアの「市民学芸員」のみなさんが運営する夏休み中の恒例イベント「探検!発見! クイズ&チャレンジ」を開催します。

「探検!・発見! クイズ&チャレンジ2018」

「探検!発見! クイズ&チャレンジ」は、2つのコースがあり、主に小学生以上を対象にした「クイズコース」と、主に幼児を対象にした「チャレンジコース」があります。もちろん、どちらのコースも参加賞を用意しております。

昨年のようす

昨年のようす

クイズコースは、常設展示室内の6つの分野のクイズに答えるもので、各クイズの答えがクロスワードになっていて、そこから答えのワードを導きます。クイズもクロスワードも難しくなく、常設展展示をより楽しめる内容ですので、小学生のみならず大人の方もぜひご参加ください。

チャレンジコースは、主に幼児を対象にした体験型スタンプラリーで、小さいお子さんでも気軽に楽しめる内容です。

昨年の体験のようす

岩石かあさんのエプロンシアターもあります!

当日は、「市民学芸員」のみなさんに加え、インターンシップ生や博物館の学芸員実習生もスタッフとして参加し、やさしくご案内します。

8/16(木)にはエフエムさがみの取材があり、「探検!発見! クイズ&チャレンジ」のPRを担当学芸員と当日スタッフ参加するインターンシップ生から行いました。(8/19の夕方4時35分頃放送です)

博物館探検隊の収録・・・緊張度ハンパなしでした(笑)

8/25、26は多くの方のご来場をお待ちしています。「探検!発見! クイズ&チャレンジ」に参加して、参加賞と夏休みの最後の想い出をお持ち帰りください。

 

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博物館DE夏まつり!伝統的七夕でワッショイ!を開催中!

博物館では8月19日(日)まで、「博物館DE夏まつり!伝統的七夕でワッショイ!」を開催中です。
特に今日(8月17日)は、浴衣でご来館いただいた方はプラネタリウム番組が無料でご覧いただける特典があり、館内には浴衣姿の方がたくさんいらっしゃいます。

星のストラップ作りワークショップ

星のストラップづくりのワークショップも盛況です。
インターンに入っている学生さんも、浴衣姿でつくりかたを教えてくれています。

インターンの学生さんが丁寧に教えてくれています

館内には本物のササ飾りが立てられ、願い事がたくさんかかっています。今日は浴衣姿で書いてくれるお子さんもいます。

なにをお願いしているのかな?

仲良く姉弟でお願いしました!

願いごと、かなうかな?

星のストラップ作りは、先着100名様で、材料がなくなり次第終了となります。
さがぽんTwitterなどでも随時状況をお知らせしています。
今週もぜひ、冷房のきいた博物館で涼しくお過ごし下さい!

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ビジョオニグモ


このクモの網、ちょっと変わっていると思いませんか?
一応、普通の円網の形(いわゆる「クモの巣型」)をしているのですが、左上の部分の糸が欠けています。こういう形を「キレ網」と呼びますが、その切れた部分にある縦糸を辿っていくと…

木の葉にシートを張って、隠れているクモがいました。
ビジョオニグモです。緑色の腹側を上にしているのは、保護色でしょうか。

腹部背面はこんな模様です。美女かどうかは別にして、顔っぽいですね。
このクモによく似たアオオニグモという種類がいるのですが、そちらは初夏に見られます。
ビジョオニグモは、夏の後半から姿を見せ始めますが、どちらかというと秋を感じさせる生き物です。
模様が少し違うので見分けがつきますが、生態も外見もそっくりな2つの種が、季節を変えて出現するのは、とても面白いことだと思います。

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ハエドクソウ

博物館お隣の樹林地はいま、下草がきれいに刈り取られてスッキリとしています。

下草が刈られてすっきりした林床

夏草が茂るようすは、それはそれで生きものの活力に満ちていてよいのですが、そのまま放置するわけにはいきません。なぜなら、だんだんと常緑の低木やタケ、ササなどが覆って暗く見通しの悪い林になってしまうからです。そうすると、この樹林の名物であるフデリンドウも消えてしまうのです。
さて、樹林地のはずれの刈り残された一画で、こんな花が咲いていました。

ハエドクソウの花

ハエドクソウです。
小さく可憐な花のわりに、名前がちょっと強烈ですね。これは、全草(特に根)に含まれる有毒成分を抽出して、ハエ取り紙にしみこませていた、あるいは全草を便所に投げ込んでハエの幼虫(ウジ)を殺していた、という利用方法からきています。

ハエドクソウの葉

細長い花茎についた小さな花が風に揺られているのを見ると、そんな過激な利用方法をふと忘れそうになります。

小さいながらも美しい花です

こうしたハエドクソウの利用は知識としては持っていても、下水道や化学合成された殺虫剤が普及して年月が経ち、その効用が果たしてどれほどのものだったのか知りません。かつて実際にこの草を利用していたという話を伺ってみたいと、ふと思いました。

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ジョロウグモの暑さ対策

朝、博物館に向かう道すがら、クモの観察をしていると、ジョロウグモが妙な姿勢をしているのに気づきました。

先日は、雨の日に普段とは違う姿勢をとっている事を紹介しましたが、今日の原因はどうやら暑い日差しのようです。
腹部先端(つまり、お尻の先)を太陽の方向に向けて、日に当たる面積を最小にしているように見えます。
そうやって体温上昇を防ぐ行動がある事は知っていましたが、実は半信半疑でした。
しかし、付近の日当たりの良い場所にいるジョロウグモが皆、同じ方向(太陽の方向)にお尻を向けているのを見ると「どうやら本当らしい」と思わざるを得ません(木陰にいる個体はそういう行動をとっていませんでした)。
これ、太陽の方位・高度と、ジョロウグモのお尻の方位・角度を比較すると、面白い結果が出そうです。どなたかやってみませんか?

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乳房雲と雷

このところ、猛暑と台風が交替でやってきているので、お天気が荒れるのが日常茶飯事のようになっています。
でも、身の危険につながる天候の変化には敏感でありたいと思います。
先日(8月3日)の夕方、相模原市内でこんな雲が現れました。

夕暮れの乳房雲は美しいのですが・・

乳房雲です。下降気流によってさまざまな高度に現れる雲ですが、比較的高い空にできている場合は、少し警戒が必要です。

雲底から下に垂れ下がるように発達する雲です

なぜなら、急激に発達する積乱雲が、雲のできる限界の高度まで立ち上る「かなとこ雲」になると、その軒になった部分に乳房雲ができることが多いからです。
この日も、乳房雲の向こうが煙るように雲が伸びていて、しばらくすると稲妻が光りました。

乳房雲と連なる積乱雲

幸い、相模原市の上空まで積乱雲が達することはなかったのですが、近隣の地域では落雷もあったようです。
積乱雲は、落雷や竜巻などさまざまな災害を引き起こす危険な雲です。この時期は特に発生しやすくなるので、外にいる時は空や風の変化に気をつけていたいですね。

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