ECO-TOPインターン2日目

こんにちは!
桜美林大学、インターンシップ生の大滝、菊地原です。
今日(2/23)の午前中は植物標本のマウント作業をしました。

植物標本のマウント作業

植物を台紙に貼る作業は繊細で難しかったです。また、植物を貼るときに使うテープが和菓子の包み紙と同じ物だと知って驚きました!
午後は、生きものサロンの準備をしました。

材料を製作中!

皆さんこの紙が何に使われるか分かるでしょうか?

明日はこんな紙を使います!

この紙は明日使います!是非、明日(2/24、12:00~、14:50~)お待ちしております!楽しみにしていて下さい!

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ECO-TOPインターン1日目

こんにちは!今日(2/21)から計5日間インターンシップでお世話になります。
桜美林大学2年大滝、菊地原です。よろしくお願いします。
本日の業務は動物標本の整理を行いました。

動物の標本を整理中

鳥やネズミの整理をしたのですが、身近にいる生物の種類の多さに驚きました。昼休みや午後に鳥の姿をみて少し種類が分かるようになりました。
午後は、2/24(土)(12:00~と14:50~)に行う予定の生き物ミニサロンについて内容を企画しました。

生きものミニサロンの企画を練っています

まだ、内容については確定していないのでお知らせすることが出来ませんが、楽しい企画になるように精一杯頑張りますので足を運んでいただけると嬉しいです。土曜日、是非お待ちしております!

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春はもう始まっています

2月19日と20日、博物館隣の樹林地で野鳥の調査を行いました。その際、いつもかわいらしい姿で私たちの目を楽しませてくれるエナガが、なにやら忙しそうに動き回っているところを写真に撮りました。

エナガ 体の大きさは日本でも一番小さな鳥のひとつ

一年のほとんどを10羽前後の群れで過ごす鳥ですが、この時期は2羽、つまりつがいで多くの時間を過ごします。高い木の上からさっと下の方へ下りてきて、アオキの葉のウラをなにやらつついています。

アオキの葉裏に何かがあるようです!

暗い場所のため、ちょっとわかりにくいのですが、くちばしに白いものが見えます。

くちばしに白いものをくわえています

近くの枝にとまったところをよく見ると、クモが越冬のために張った巣のようです。

クモの巣をくわえていました!

さらに別の場所では、キツツキでもないのに、木の幹をつついています。

木の幹でさかんに何かをつついています

こちらではこんなものをとっていました。コケです。

くちばしにくわえているのはコケでした!

エナガは木の上にソフトボールを大きくしたような丸い巣をつくります。その外装の巣材にコケや地衣類などを使い、クモの巣や糸はそのつなぎに使うのです。ちなみに、内部の産座には鳥の羽根や植物の綿毛などを敷き詰めます。小さな体で、大きくて緻密な巣をつくります。上の写真のエナガたちは、巣作りを始めているというわけでした。エナガの春はもう始まっているんですね!

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学習資料展関連イベント「チャレンジ体験」~昭和の大ブーム玩具体験も!~

現在、特別展示室にて開催中の「学習資料展 ちょっと昔のくらし13~ジイジ・バアバ、パパ・ママの子ども時代~」の関連イベント「チャレンジ体験」を2月18日(日)に開催しました。

会場は来場者でいっぱい!

チャレンジ体験 折り紙コーナー

チャレンジ体験は、ブンブンゴマ、割りばし鉄砲、けん玉、ヨーヨー、折り紙などの昔あそびや、石臼、薬研、瓶の栓抜きなど昔の道具を体験してもらうイベントで、博物館ボランティアの市民学芸員さんがやさしく楽しく指導しました。

割りばし鉄砲で的をねらって・・・

自分で模様を描いて、オリジナルブンブンゴマ

また、市民学芸員さんの紙芝居クラブによる上演や、いろはかるたチームによる「かるた大会」も行われ、こちらも多くの子どもたちの参加がありました。

昔懐かしい雰囲気の紙芝居上演・・・ 今日はおひなさまのお話

 

さがみはらの名所を紹介・・・
楽しい「いろはカルタ」

今回は特に、普段は学習資料展で展示しているおもちゃのひとつで、昭和50年代に大ブームになった「アスレチックランドゲーム」の体験コーナーも設け、子どもたちが夢中になっていました。電池を全く使わない昭和のゲームですが、電子ゲームに慣れた子どもたちには新鮮で、かつ十分楽しいもののようでした。また、大人には大変懐かしく、子どもに負けず真剣に取り組むお父さんもいました(笑)。

イライラするけどメチャ楽しい・・・ 昭和の玩具「アスレチックランドゲーム」

今回のチャレンジ体験にも300人以上の方に来場いただきました。学習資料展の関連イベントとしてのチャレンジ体験は今回で終了ですが、来年度も同様イベントを開催する予定ですので、楽しみにしていてください。

なお、学習資料展は2月25日(日)まで開催中ですので、ぜひご来館いただければ幸いです。

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地質学講座3回目 火山のはたらきでできる地層

地質学講座の3回目を2月17日に実施しました。
今回は火山のはたらきでできる地層についての解説です。

はじめは実習実験室で火山灰についての基本事項の解説です。

常設展示室に移動し、剥ぎ取り標本を使って解説しました。


実習実験室に戻り、火山灰が風に運ばれて拡がる様子を実験しました。

砕いた麩をペットボトルに入れます。ペットボトルが火山、麩が火山灰や溶岩の破片になります。ペットボトルには下の方に穴が空いていて、シリコンチューブが接着してあります。

シリコンチューブに自転車の空気入れを接続します。空気入れで送り込まれた空気が噴火のエネルギーになります。写真には写っていませんが、自転車の空気入れでペットボトルにうまく空気を送り込めるように、いろいろと工夫がしてあります。

日本列島の上空には偏西風が吹いているので、扇風機で風を送ります。吹き出した麩は風によって風下へ運ばれます。

細かいものほど遠くまで運ばれる様子がわかりました。

風を強くしたら大きなものも遠くまで運ばれました。

1回目よりもさらに風を弱くすると、大きなものはほとんど火山の周辺に落下し、細かいものだけが風下に運ばれている様子が観察できました。写真ではわからないくらい細かいものがテーブルの端まで運ばれています。

次回はいよいよ最終回です。地震について解説します。

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吉野宿ふじやで「ひな人形展示」はじまりました!

緑区吉野にある「吉野宿ふじや」で、恒例のひな人形展示が始まりました。

国道20号線からもよく見えます。

お内裏様とお雛様だけの親王飾りから、三人官女、五人囃子、随臣、仕丁まで15人がそろった7段飾りまで、様々なひな人形が展示されています。

その中でも、今回の目玉は、約300年前の江戸時代中期の享保期に作られたとされる「享保雛」の展示です。残念ながら、お雛様はなくお内裏様だけですが、非常に大きく、また顔や服装なども現代とは違い歴史の重みを感じます。

享保雛・・・お内裏様一人なのが誠に残念です。

会期初日の2月17日は土曜日のため、ドライブや古道めぐりの人たちなどが看板に目を留め、来場していました。また、お雛様に負けないぐらいかわいらしい地元の女の子も来場し、きれいなひな人形に目を輝かせていました。

お雛様にも負けないかわいい女の子も見にきてくれました

今回の展示は、ふじの里山くらぶさんが地元の藤野地域住民から多くのひな人形を借受け、展示しています。ご協力いただいた皆さまありがとうございました。

この日も展示の手直しをしました

2月24日、3月3日、3月17日、3月24日の土曜日には紙のお雛様作り体験も開催します。また、ひな人形の展示は3月25日(日)まで行っていますので、ぜひご来場ください。

※期間中の月曜日は休館日です。

 

 

 

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バレンタインコンサート、大盛況でした♫

2/11はかねてからお知らせしていたバレンタインコンサートでした。

観覧券は売り切れ、満席となりました。

(暗いプラネタリウムの中ではなかなか写真が撮れないのですが、場内の雰囲気は伝わりますでしょうか?)

どんな演奏が始まるんだろう・・・と会場もドキドキ。

まずは日の入りの情景できらきら星のメロディーに心洗われます。

冬の星空の解説を聞いた後はハンドベルコンサート本番です!

演奏中は場内は明るめに設定しましたので、ハンドベルを演奏する手元もよく見えました。

こんなに忙しく演奏するんだ!

ベルを振って鳴らすだけじゃなくて、いろんな音の出し方があるんだ!

みなさんもたくさんの発見があったのでは?

コンサートは途中にもう一度、星のお話を織り込みながら、バレンタインというタイトルにちなみ、ラブストーリーを紡ぐ構成となっていました。

予定されていた曲がすべて終わっても鳴りやまない拍手!

出会いの場面から始まったコンサートの締めくくりにふさわしく、アンコール曲は結婚行進曲が演奏されました。

星空解説とハンドベルが織りなすロマンチックなひと時を満場のみなさんにお楽しみいただけたのではないでしょうか。

実はすでに次回のイベントも企画中・・・バレンタインコンサートが終わった後のプラネタリウムでは、次回の下見&試奏(っていうのかな?)も行われました。

イベントの時期や内容は調整中ですが、演者さんからは次から次へとアイデアが湧き出し、お願いする側としても俄然楽しみになってきました。

どうぞこれからも相模原市立博物館で開催される様々な事業をお楽しみに!

たくさんのお客様、ご来館、ご観覧、本当にありがとうございました。

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楽しく作れました! 繭うさぎづくりワークショップ

2月12日、朝からとても気持ちの良い青空が広がり、穏やかな冬の一日となりました。

気持ちよく晴れ上がった冬の青空

今日は地階の大会議室で、繭うさぎづくりのワークショップが行われました。午前中からたくさんの人が繭うさぎを作りに来てくれました。

会場は楽しそうなおしゃべりの声が絶えませんでした

市民学芸員のみなさんがやさしく手ほどきしてくれます。

市民学芸員さんがやさしく教えてくれます

お気に入りの繭うさぎが完成!

とってもかわいくできました!

つくるのは、うさぎでなくても構いません。いろいろな動物ができていたようですが、うさぎ以外で多かったのは、やっぱりパンダ!

指人形にもなる繭パンダ!

こちらは市民学芸員のお一人が見本で作ったものですが・・シャンシャン?!

ちょっとリアルな子パンダ?


そして、こちらはお父さんの力作!繭ポケモン!!

お父さんがスマホの画面を見ながら夢中でつくっていました!

小さい頃家が養蚕をやっていたと、思い出話をされる方もいました。
今年もまた初夏には博物館でカイコを育てて、来年のワークショップに備えたいと思います。

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繭うさぎづくりワークショップ、始まりました!

今日、2月12日は年に1回の繭うさぎづくりワークショップの日です。繭うさぎとは、カイコがつくる繭(まゆ)を使った人形で、じつはうさぎだけでなく、いろいろなお人形をつくれます。

繭うさぎと、繭パンダ!

この繭は、昨年初夏に博物館で飼育展示していたカイコや、飼育協力者のみなさんが育てたカイコの繭です。
こちらも恒例、カイコが育つ過程の写真も展示しています。

カイコの成長過程がわかるパネルも展示

実用品種だけでなく、在来の伝統品種の繭や、黄色い繭など、いろいろな繭の実物も展示しています。

いろいろな繭

開始前、参加者につくりかたの手ほどきをする市民学芸員のみなさんが、今年度仲間入りしたメンバーにコツなどを伝授。

市民学芸員のみなさん

繭は200個限定で、無くなり次第終了となります。ご希望の方はお早めにお越し下さい。

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レンズ雲

2月10日は本州の多くの地域でお天気がゆっくりと下り坂となりました。上空に強い風が吹き、富士山のまわりでとても大きなつるし雲(レンズ雲の一種で山岳地形の影響でできる雲)が見られたと、ネット上でも話題になっていました。
相模原からも、もちろん富士山とは別の雲ですが、昼間から大小のレンズ雲が出ました。そして夕方、低い空にできる層積雲の一部が分離して大きなレンズ雲ができていました。

層積雲にできたレンズ雲(相模原市 2018.2.10)

まるで、巨大な宇宙船から着陸船が切り離されたような光景です。富士山のまわりにでていたのは高積雲という中くらいの高さにできる雲でしたが、こちらは雨雲よりも低い位置にできる雲なので、これはこれで巨大で迫力がありますね。

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