自然の素材でオリジナルリースづくり 今日のミニサロン

今日(12月23日)は毎月恒例の生きものミニサロンを行いました。今回の素材はコレ!

1年で10メートル以上も伸びるクズのつる

葉を落とした後のクズ(葛)のつるです。
博物館お隣の樹林地へみんなで入り、クズのつるをぐいぐい引っ張って取ります。

クズのつるは取っても取ってもなくなりません

そして絡ませながらわっかをつくります。

自分の好きな大きさにわっかを作ります

わっかを作りながら、つるの途中に遠くを見るお顔を見つけてくれたお子さんがいました!

葉痕(ようこん)が顔に見えますね!

このわっかに、まわりの植物でデコレーションしていくと・・

思い思いにデコレーション

オリジナルリースができました!

センス抜群のリースです!

わずか20分ほどでこんな素敵なリースができました

森の中でちょっと増えすぎて困ってしまうクズ、アオキ、アケビ、そして外来種のセイタカアワダチソウや咲き終わったススキなど、どれだけ使っても構わない素材が素敵なリースとなりました!

リースと一緒に記念撮影!

これから年越しまでみなさんのお家に飾っていただけそうですね!
次回は1月27日(土)12時からです。

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☆「しきさい」「つばめ」応援パブリックビューイング開催しました☆この後のイベントといえば・・・

12/17の金井宇宙飛行士の打ち上げパブリックビューイングに続き、12/23には「しきさい」「つばめ」の打ち上げパブリックビューイングを開催しました。

博物館スタッフも、ご来館のみなさんも「しきさい」帽子をかぶってカウントダウン!

約80名のみなさんと一緒にパブリックビューイングを楽しみました。

参加のみなさんには記念品もお渡ししました。ぜひご活用ください。

これからの「しきさい」と「つばめ」の成果が楽しみですね!

さて、博物館では12/23から1/8まではプラネタリウム冬休み特別上映期間です。(期間中の休館日は12/25と12/29〜1/3)

12/28は本来は博物館の休館日にあたりますが、今年度は冬休み特別上映中ということもあり、ぜひ博物館に足を運んでいただきたく、臨時開館しています。(詳しいスケジュールはこちらをご覧下さい)

冬休み期間の主な予定としては、プラネタリウム冬休み特別上映のほか、
特別展示室では学習資料展を開催中ですし、
エントランスだけでも見どころ満載!
・博物館ボランティアさんたちの成果の発表の展示(展示期間を1月8日まで延長します
・大西宇宙飛行士来館記念展示(宇宙に実際に行った「はやぶさ2」の模型は必見ですね!一度は宇宙に行って、戻ってきたものが目の前にあるって不思議な気持ちになりませんか?)
・宇宙の日作文絵画コンテスト入賞作品の展示(展示期間を1月8日まで延長します
・常設展示室出口あたりには学習資料展関連のミニ展示(まもなく模様替えを予定しています)

そして12/24は毎回大人気の考古学講座を開催しますし、
1/4からはプラネタリウムの新番組(別のサイトにリンクしています)投影開始
1/7には、こちらも毎回好評の学習資料展関連事業のチャレンジ体験コーナー

ああ、本当に盛りだくさん~!

みなさんの冬の一日、ぜひ博物館でお楽しみくださいね!

※1/9〜11は臨時休館します。どうぞお気をつけ下さい。

※赤字部分を修正しました(12/27)

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冬至の日に

今日は博物館を拠点に活動するボランティアグループの一つ、相模原植物調査会の活動日です。そして、二十四節気の冬至でもあります。会員のお一人がお庭の柚子を取ってきてくれました。

柚子の香りが部屋に広がりました

柚子の香りのする実習実験室で、作業用の棚を大掃除。仮置きしていた不要な文献や資料などを片付けて、殺菌作用のあるウエットタオルで拭き掃除をします。
さらに、収蔵庫も。

動植物資料収蔵庫のお掃除

今年は特に、『神奈川県植物誌』編さんのために、執筆者の閲覧が多くあったので、床を定期的にお掃除しています。今日も今年最後の閲覧があったので、しっかり拭き掃除をしていただきました。終了後、恒例の忘年お茶会で調査会の今年の活動を締めくくります。
こうして博物館も年末モードに入ります。明日からはプラネタリウムも冬休みの投影スケジュールです!

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☆「宇宙の日」作文絵画コンテスト入賞作品展示中です☆

毎年、開催されている「宇宙の日」作文絵画コンテスト。今年度も相模原市立博物館あてにたくさんの作品を応募していただきました。

当博物館の中の最優秀賞となった作品が、全国から集まった作品とともに審査され、その結果、すばらしい入賞作が出ました。

絵画の部、グランプリ・文部科学大臣賞及びメディアパートナー賞・朝日新聞デジタル賞に相模原市立内郷小学校 6年生 中条 匠晴さん

作文の部、日本宇宙フォーラム 理事長賞及びメディアパートナー賞・朝日新聞デジタル賞に国立学園小学校 2年生 山中 由宇さん

という2作品です。

賞の概要はこちらそれぞれの作品はこちらからご覧いただけます。

この2作品に加え、当館の優秀賞および佳作に輝いた作品を博物館エントランスに展示しています。

当初は年内いっぱいの展示を予定していましたが、好評につき、1月8日まで展示期間を延長することになりました。

この機会に、ぜひ力作の数々をご覧ください。

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☆年末年始の臨時開館、臨時休館等にお気をつけください☆(最後にちょっと予告あり)

何かと気ぜわしい12月ですね。年末年始、みなさんもいろいろご予定されているのではないでしょうか。

博物館と博物館が所管している2施設の年末年始の予定をお知らせします。

まず一覧表は下記のとおり。(クリックで拡大します)

博物館は12/28は本来は休館日なのですが、プラネタリウムの冬休み特別上映期間であることから、みなさまにぜひご来館いただきたく、臨時開館することとなりました。

全天周映画「名探偵コナン 星影の魔術師」は上映期間が短いのでお見逃しなく!

年明けは博物館・尾崎咢堂記念館ともに1月4日から開館しています。

ただし、その翌週、1月9日から11日までは施設点検等を実施するため博物館のみ臨時休館いたします。

また、表にはありませんが、2月にはプラネタリウム休映日があります。

2月6日・7日(いずれも終日)と、2月11日の第3回目と4回目です。2月11日にはプラネタリウムドーム内で、とあるイベントを実施しようと企画中です。詳細が決まり次第お知らせしたいと思いますのでこちらもどうぞお楽しみに。

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ノゲシとオニノゲシ

ノゲシ、オニノゲシという二つの植物は、市内でもごくふつうに見られ、春から秋まで長く咲くキク科の植物です。名前も似ていますが、姿はそれ以上によく似ています。でも、春から夏にかけてであれば、見慣れてくると全体の色合いや雰囲気でもすぐにわかります。ところが、秋の終わり頃に咲いているものはちょっと迷います。先日もこんな美しい綿毛につられて写真を撮ったのですが・・

美しい綿毛

近づくと、隣同士に大きな株が二つ並んでいます。よく見たら、片方は明らかにオニノゲシです。葉の基部が丸く茎を抱き、縁の刺がとても鋭い特徴がわかります。

オニノゲシの特徴が出ている葉の付け根

しかし、もう一つの株は葉の基部が細長く伸びて茎を抱いているので、ノゲシの特徴です。でも、なんだか刺がしっかり長く、刺だけ見るとオニノゲシのようです。

ノゲシと思われる株の葉

全体的にちょっといかめしく、ノゲシとすんなりと言えない株でした。じつはノゲシとオニノゲシには「アイノゲシ」という雑種が知られていて、もしやそいつでは!?と思い、一部を切り取って博物館へ持ち帰り、種子を見てみました。こちらはオニノゲシの種子です。縦縞のみです。

オニノゲシの種子

こちらは問題の株の種子です。縦縞に細かい横縞が入る、ノゲシの種子の特徴が出ています。

ノゲシの特徴が出ている種子

アイノゲシは雑種なのでうまく実らないのも特徴なのですが、残念ながらこの株はしっかり実った種子がほとんどでした。
どんな花でも時期はずれに咲く株は、典型的な特徴ではないものが多く見られます。今回もそんな株にちょっと騙されてしまったようです。

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☆プラネタリウムほしぞらコンサート開催しました☆この後も冬のお楽しみ満載ですよ~!

12/16はプラネタリウムを会場に、プラネタリウムほしぞらコンサートを開催しました。

昨年度に引き続き開催されたプラネタリウムコンサート、観覧券は当日の開館と同時に販売開始、としたところ…

開館前には行列が!

観覧券は最終的には午後4時過ぎには満席となりました。ご来館いただいたのにご覧いただけなかったみなさん、ごめんなさい!

コンサートは妹尾美穂さんのオリジナル作品から、定番のクリスマスメドレー、「道化師のギャロップ」そしてアンコールには「情熱大陸」のテーマ曲など。

鍵盤ハーモニカを中心とした編成で、しっとりした演奏から元気いっぱいの演奏・・・観客を巻き込むエネルギーにドーム内も大いに沸きました。

プラネタリウムの満天の星のもと、ステキな時間を過ごすことができました。

出演者のみなさん、スタッフのみなさん、そしてご観覧のみなさま、本当にありがとうございました。

さて、今週末12/23からはいよいよ冬休み特別上映も始まります。

(C)青山剛昌/小学館・読売テレビ・TMS 1996  「無断転載を禁止します」

また、12/23の午前には「しきさい」と「つばめ」の打ち上げパブリックビューイングも実施する予定です!(参加の方には記念品のプレゼントの予定も・・・ただし数量限定ですので希望の方はどうぞお早めにお越しくださいね)

冬休み、イベント盛りだくさんですね!

もちろん、開催中の学習資料展もおすすめですよ。

ぜひ博物館でみなさんの冬休み、お楽しみくださいね。

 

 

 

 

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なぜそこを歩くのか?

先日、相模原市緑区と愛川町、清川村にまたがる宮ヶ瀬ダム周辺で調査を行いました。
この付近は野生の哺乳類が多く、特にホンシュウジカとニホンザルは必ずと言って良いほど姿を見ることができます。ダム堤体下の橋を歩いていたら、こんなところにサルの足跡が・・

欄干に白くついたニホンザルの足跡

写真ではわかりにくいのですが、欄干の上を歩いたようです。しかしこの欄干、丸い円柱形で、しかもつるつるです。橋の下は10メートル以上ある川面・・「猿も木から落ちる」ということわざを出すまでもなく、木よりもっと歩きにくい、そして危険なところをなぜ歩くのか?不思議ですね。
少し後には、群れを見ました。こちらはだいぶお歳を召しているようです。

日なたぼっこをしながらお食事中

妙にポーズを決めている若者もいました。

反射板に手を置いてキメポーズ・・

こちらもガードレールの上を難なく歩いていたので、サルにとっては細いところを歩くのは別に難しいことじゃないのかもしれませんね。余計な心配をしたようです。

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リレートーク2回目

本日12月10日(日)、「相模原の博物誌」学芸員リレートーク&スタンプラリーの2回目となる「相模原が“柴胡が原”と呼ばれていたころ」が行われました。本日のおびのっちスタンプです!

スタンプラリーも好評です!

生物担当学芸員のお話でしたが、通常、自然系の講演会では50人以上の聴講者に来ていただければ盛況、となりますが、今日は130名超!

たくさんの方に聴講いただきました!

郷土史に関わるお話だったため、想定以上の聴講者数となりました。師走のお忙しい中お集まりいただいたみなさま、大変ありがとうございました。
話題は相模野台地とミシマサイコの関わりについてです。

柴胡とは、生薬原料のミシマサイコの根のこと

現在は影も形も見られなくなってしまった相模野のミシマサイコですが、県内(丹沢山麓)産のミシマサイコの古い標本や、郷土の博物学者が栽培していたものの標本、そして、今年、九州の南阿蘇で採集された現代の標本も展示しました。

押し葉標本も展示しました

土地利用の変遷や人々の暮らしぶりが、植物の分布にどのように影響したのか、歴史の教科書や植物の図鑑には載っていない話題をお楽しみいただけたようです。
次回のリレートークは来年1月14日(日)14時から、考古分野で「中世庭園から津久井城をみる」です。混雑が予想されますので、お時間に余裕を持ってお越し下さい。

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銀の縁取り

博物館お隣の樹林地は、昨晩の雨と今朝(12月9日)の低温で、地面にたくさんの銀の縁取りができました。

紅葉と霜の色合い

クマノミズキの葉は、紅葉と霜のコラボレーションで何とも言えない彩りです。こうして見ると、裏返った葉にたくさんの霜がついています。気孔(孔辺細胞による空気や水分の出入り口)による蒸散作用が落ち葉になっても多少は働いているのでしょうか。表側には水滴が凍りついていますが、これは表面張力で水滴が乗っかっていたものが凍っただけでしょう。こんなことからも、樹木の葉は裏面に気孔が集中している、という植物学の教科書の記述が裏付けられます。

クマノミズキの落ち葉についた霜

ケヤキの葉は、外縁が霜で縁取られています。これは、葉の排水口の役割をする水孔のせいでしょうか。アジサイなどで発達していることが知られていますが、ケヤキではどうなのか・・調べてみる必要がありそうです。

縁に霜が集中しているケヤキの落ち葉

盛り上がったモグラ塚には霜柱が立っていました。

モグラ塚は軽く霜柱が立っていました

落ち葉の彩りも、こうして霜が降りたり、凍結したりする中で色合いが失われていきます。森の中も、徐々に冬色に変わっていきます。

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