吉野宿ふじやで「藤野の石造物」展開催中です!

相模原市の緑区吉野にある博物館の所管施設「吉野宿ふじや」(クリックすると別サイトが開きます)をご存知でしょうか?

国道20号沿いにあるので、もしかしたら知らずに前を通り過ぎたことはあるかもしれないですね。

さて、この吉野宿ふじやでは、現在、企画展「~先人たちや昔の生活に思いをめぐらす~「藤野の石造物」展」を開催中です(12月10日まで)。

(見どころ満載!)

(現地では係の者が解説しています)

平成29年4月1日以降、吉野宿ふじやは土日祝日のみ観覧できるという体制になりましたが(10名以上の団体なら事前予約で平日でも観覧可能ですのでお問い合わせください)、この企画展開催期間中は、どなたでも火曜から金曜もご観覧いただけますので、紅葉シーズンでもあるこの時期、ぜひ足をお運びくださいね。

(2階の常設展示もおすすめです!)

また、関連事業「~甲州道中の石造物を巡る~「藤野の石造物」展関連事業 石造物めぐり2」(クリックすると別サイトが開きます)もありますので、ぜひお申し込みの上ご参加ください。

みなさまのご観覧、ご参加をお待ちしています。

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小学生や県外からのお客さま、そして博物館協議会委員さんも!

先日(11/9)は、第43回全国歴史資料保存利用機関連絡協議会全国(神奈川相模原)大会に参加するみなさんが博物館にいらっしゃいました。全国から総勢50名の皆さんがエントランスに集合し、まずは当館館長からご挨拶。

小学4年生のお友だちもたくさん!(12月中旬まではほぼ毎日午前も午後も市内の小学校のお友だちが博物館にやってきてくれます!)

小学生のみなさんとエントランスで押し合いにならないように(!?)団体担当が時間や場所を調整し、それぞれグループ分けして見学していただきました。

その日の午後は「博物館協議会」の開催日にあたっていたので、ちょうど良い機会ということで、小学生のみなさんの見学の様子をご覧いただくことに。

協議会の前に見ていただいたのは、当館の学習指導員が、小学生のみなさんに昔の道具などについて説明している様子。学習指導員さんの説明に、委員のみなさんも聞き入りました。

それから準備中の特別展示室も見学。

この後は、見学したことなども踏まえ、博物館協議会で密度の濃い意見が交わされました。

博物館協議会委員さんが準備作業を見学していた学習資料展は11/14から始まりました。みなさんもどうぞご来場ください。

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今年も収穫祭!

今年も「学びの収穫祭」の季節となりました。いよいよ今週末の11月18日(土)、19日(日)に開催します。
博物館を拠点に活動するボランティアグループや、学芸員が活動や研究を支援している学校の部活動、大学の研究室などが研究活動発表を行います。

学びの収穫祭ポスター

プログラムもすでに公表されています。今年は収穫祭史上最年少、小学2年生による発表もあります。
どの発表も市民が郷土について、あるいは科学や文化への探究心をもとに歩き、調べ、まとめたものです。

昨年の展示発表(縄文研究会)のようす

昨年の展示発表のようす

どなたでも参加できます。ぜひお気軽にご参加ください。

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紅葉が進む晩秋

博物館の駐車場のサクラが紅葉のピークを過ぎつつあり、地面を黄色く覆っています。地面の紅葉は、晴れの日よりも、今日(11月8日)のような雨模様の日の方があざやかに見えます。

曇りや雨の方があざやかな、地面の落ち葉

ちなみにこのサクラの木は、春は花びらで白く覆います。サクラはドラマチックな木です。

4月の同じ場所の地面は、白

近くのハリエンジュには梢近くまでナツヅタが絡まっているのですが、ナツヅタは真っ赤に紅葉するので、この時期とても目立ちます。

ナツヅタの紅葉

落ち葉にもその色は残ります。

ナツヅタの落ち葉

ところで、市内の街路樹のイチョウを見ていると、今年は早くも色づいている木が多くあります。例年、イチョウは紅葉の締めくくりで一番最後、11月下旬に色づくはずなのですが・・今年は8月の天候不順や秋の長雨などで、木の種類によって少し紅葉の時期もずれているようです。
さて、紅葉ではありませんが、度重なる虫害にも耐えて、駐車場で栽培中のカワラノギクが開花しました。

カワラノギクの花

ちょっと花が小さめですが、それでもこれからしばらく花を楽しめそうです。

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今年も無事に終了!鳥類標識調査

毎年10月下旬から11月上旬にかけて、博物館お隣の樹林地内で鳥類標識調査を実施しています。日に日に秋色を強める樹林内の調査、今年は天候に恵まれました。

少し色づき始めたコナラ

ナツヅタの紅葉はすでにピークとなっています。

ナツヅタの紅葉

この調査では野鳥を捕獲して足環をつけ、放鳥するのですが、こうした調査方法でないとなかなか確認することのできない種類や、ふだん間近で見ることのできない野鳥の形態を詳しく観察できる機会でもあります。思いがけず捕まった猛禽類の足です。この爪が獲物に食い込むさまを想像すると、ちょっと身震いしてしまいます。

猛禽類の足

こちらは一番小さなキツツキのコゲラです。

コゲラ

こちらは冬鳥のシメ。この嘴で噛まれるととても痛いです。

シメの顔

さて、今年の春から初夏にかけて、この樹林はキアシドクガが大発生しました。ミズキを食べる蛾なので、葉を食べ尽くし、花芽も勢い食べ尽くしました。その結果、葉はその後復活したものの、花芽は付けられず、この時期にたくさん実っているはずの果実が皆無です。渡来してきた冬鳥の食料として重要なミズキが無いことを心配していたのですが・・やはり、今年はそのミズキを当てにしている大型のツグミ類が少ない結果となりました。例年、シロハラという鳥がたくさん捕まり、足環付けの作業中に浴びる黒紫色のフンが、ミズキを大量に食べていることを示してくれるのですが、今年はシロハラがほとんど捕まりませんでした。かわりにアカハラが捕まりましたが・・

アカハラ

ミズキを食べたことを示すフンをしませんでした。
ミズキをあてにして渡来してきた冬鳥たちが、これからどのように冬を乗り切るのか、ちょっと心配になりますね。

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【採用情報】相模原市では学芸員を募集しています【申し込みは11/30まで】

11月1日号の広報さがみはらで情報が公開されました。

受付期間は、平成29年11月1日(水曜日)から平成29年11月30日(木曜日)まで。当日消印有効です。

詳しくは相模原市のホームページをご覧ください。

職員採用選考案内(平成29年度 学芸員(天文)社会人経験者)

職員採用選考案内(平成29年度 学芸員(考古)社会人経験者)

 

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カワイイ顔の虫

今週は博物館そばの樹林内で野外調査をしているのですが、長い時間野外にいると、いろいろな生きものに出会います。
今日(11月2日)は、とびきりおもしろい昆虫に出会いました。一見すると、それほど変わりダネにはみえないのですが・・

翅を広げても3センチほどの小さな虫です

ズームアップ!!

マンガに出てくる虫のような顔です

なんでしょうこの愛嬌のある顔は!!
ハネナガウンカのなかまなのですが、このなかまはどれもこんな顔つきをしています。
さらに昨日は、めずらしい昆虫もいました。

しばらく観察していたら、ちゃんと元気に飛んでいきました

これが夏なら、珍しくも何ともないのですが、ツクツクボウシのメスです。
まさか11月にも生きているセミを見つけるとは思いませんでした。
野外調査の醍醐味ですね!

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11月から12月にかけて天文や宇宙に関するイベントが盛りだくさんです!

この前まで半袖だったのに、あっという間に自動販売機の飲み物の「HOT」が恋しくなってきてしまいました。

さて、博物館では11月から12月にかけて宇宙天文関係のイベントが盛りだくさんです。

具体的には下記の通り。

(1)11/18 未知なる宇宙の謎を解き明かす新たな鍵 ~ハッブルからジェームズ・ウェッブへ~
(2)11/23 11月の「さがみはら宇宙の日」宇宙フェスタさがみはら2017 月面探査最前線
(3)12/ 2 12月の「さがみはら宇宙の日」はやぶさ2トークライブVOL.12「はやぶさ2」に期待するサイエンスの成果
(4)12/ 9 あかつきトークライブ
(5)12/16 プラネタリウムでクリスマスコンサート開催

これらのうち、(4)(5)については改めてご案内します。
今回紹介するのは(1)から(3)まで。

まず(1)は、約25年にわたり宇宙から画像を送り続けているハッブル宇宙望遠鏡の後継機として開発されている宇宙望遠鏡についての講演会です。

(c)Northrop Grumman

実際にジェームズウェッブ宇宙望遠鏡の開発に携わっている技術者や研究者が来日して講演します。今回の来日期間中、一般の方が参加できるイベントとしては、当館開催の講演会が最大規模になります。質疑応答などの時間もたっぷり用意していますので、実際の研究者にいろいろな質問ができる貴重な機会です。日本語通訳者がついていますので英語についての心配はありません。どうぞたくさん質問してくださいね!
イベントの詳細については博物館のホームページに情報を掲載してありますのでご覧ください。

つぎに(2)は昨年度に引き続き開催する「宇宙フェスタさがみはら」です。

宇宙フェスタさがみはら2017 月面探査最前線

今年のテーマは「月面探査最前線」。おりしも先日、月の縦孔についての記者会見があり、注目を浴びています。今回はその記者会見をした春山先生も登壇する講演会をメインに、音楽イベントなども交えて開催します。プラネタリウムの番組編成も月をフィーチャリングした内容になっています。特筆すべきは久しぶりにこどもプラネタリウムに「さがぽん」が登場すること!11時からの回は「おしえて!さがぽん お月さまってなぁに?」を投影しますので、ぜひご覧くださいね!その他、詳しくは博物館ホームページの情報をご覧ください。※リレー講演会のみ事前予約必要(11/7からコールセンターで受付)、音楽イベントは当日の開館と同時に整理券配布します。

(3)は恒例のはやぶさ2トークライブです。昨年12月も同様に海外からのゲストをお呼びして開催しました。今回はその第2弾となります。こちらも貴重な機会となります。詳しい内容は博物館ホームページの情報ご覧ください。事前申し込みは11/15からコールセンターで受付します。

(c)JAXA

かなり忙しい日程となりますが、興味があるイベントをお見逃しなく!

11/7は宇宙フェスタさがみはら2017月面探査最前線の事前申し込み受け付け開始、11/15ははやぶさ2トークライブの事前申し込み受け付け開始、11/18は「未知なる宇宙の謎を解き明かす新たな鍵 ~ハッブルからジェームズ・ウェッブへ~」開催、11/23は宇宙フェスタさがみはら2017月面探査最前線開催・・・

ぜひ手帳に書いたりアラームをセットしたりしてくださいね!

 

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生きものミニサロン 空飛ぶタネを観察しよう!

10月28日、毎月恒例の生きものミニサロンを実施しました。
今回のテーマは「空飛ぶタネを観察しよう!」です。風に乗って空を飛ぶタネと言えばタンポポを思い出しますが、じつはたくさんのタネがいろいろな方法で空を飛びます。例えばこちらのカエデ。

トウカエデの果実

Vの字のようについていますが、これが真ん中で分かれて落下すると、種子本体部分を中心に回転します。
正確には、「空を飛ぶ」というよりも、できるだけ滞空時間を長くして、風で親の木から離れた場所へ落ちるしくみです。
同じように回転するしくみを持つユリノキ。こちらは街路樹としておなじみです。

ユリノキの果実

実際に、参加者のみなさんに落としてもらい、回転のようすを観察しました。

踏み台からくるくる

こちらのニワウルシも同じしくみですが、ニワウルシのすごいのは、タネそのものがクルクル回るだけでなく、重心が傾く位置にあるため、らせん状に回転しながら落ちていきます。

ニワウルシの果実

こちらも試してもらったら。みなさんから歓声があがりました。

細かい動きでよく回ります

そして、オオウバユリ。これはせっかくなので、この種子が大量に入った果実を振って、雪のように舞うようすを見て頂きました(あとでお掃除が大変でしたが・・)。

この果実の中に大量の種子が入っています

さて、一番人気はこちらでした。ガガイモです。

滞空時間がとても長いのが特徴です

果実からそっと出すと、その瞬間にそれまで一本に束ねられていた綿毛がふわっと放射状に広がります。その瞬間の美しさに見とれる方が多く、何度も実演してしまいました。
今回は風散布の植物を見て頂きましたが、最後に風だけじゃないよ、ということで動物散布、いわゆる「ひっつきむし」の代表としてオオオナモミを見て頂き、さらにこちら・・

イビセラのなかまの果実

海外のものですが、超大型のひっつきむしであるイビセラを観察しました。
写真はありませんが、カエデやニワウルシと同じ原理で回転して落ちる簡単な工作をしていただいたりして、あっという間に30分が過ぎました。
次回は11月25日(土)12時からです。

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新潟からマイスター教員のみなさんがいらっしゃいました

新潟市から「マイスター教員」の方々が博物館にいらっしゃいました。

数年前から新潟市と相模原市は人事交流をしています。

参考記事→http://www.city.sagamihara.kanagawa.jp/dbps_data/_material_/localhost/kikaku/113500/pdf/houdou/2012_11/20121102_04.pdf

今回の4人のお客様には、まずは座学でざっと博物館についてご説明。

その後は

博物館の展示物のなかで、新潟県とかかわりのあるものをご紹介するところからご案内をスタート!

その後、博物館の展示物をどのように学校教育に活用しているかなどについて重点をおいてご案内しました。

最後にはエントランスで記念撮影!

駆け足の見学になりましたが、今後の教育活動の参考になれば幸いです。

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