そろりそろりと進む紅葉

11月も下旬に入りました。
秋の前半の高温の影響か、木々の紅葉の進み具合がやや遅めです。それでも、いち早く赤く染まるウルシの仲間はとっくに紅葉し、すでに終わりかけています。こちらはウルシ科のヌルデという樹木です。

ヌルデ

こちらはコブシの黄葉です。明るい黄色に染まり、虫食い痕もアクセントになっています。

コブシ

樹木はまだまだこれからというところで、いつもならこの時期、だいぶ黄色くなってきているコナラやケヤキの葉は緑色の部分が多い状態です。
紅葉というと樹木のイメージが強いのですが、草でも美しい紅葉が見られます。こちらはヘクソカズラです。

ヘクソカズラ

全草に潜む強いにおいからひどい名前がついてしまっていますが、花は可憐で、果実は黄金色に色づき、葉はこうしてなんとも言えない絶妙な紅葉を見せてくれます。

ヘクソカズラ 葉の色に、黄金色の果実が美しさを際立たせます

こちらはヤマノイモです。

ヤマノイモ

黄色に緑色が入り組んでオシャレな模様になっています。
秋晴れと朝晩の冷え込みが、紅葉に加速度をつけます。これから日に日に色合いが変わっていくので、しばらく秋の色が楽しめそうです。
(生物担当学芸員)

 

 

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カラスに追われていたのは・・

  • 11月19日、市内ではありませんが、相模川を歩いていると、上空でカラスに追われている鳥がいました。こうした場合、たいていはカラスが“専守防衛”でタカを追い払っていることが多いのですが・・追われているは、タカとは明らかに違う飛び方で、妙に白っぽい・・

カラスに追われているのは・・

コミミズクでした!冬になると広い河原や農耕地などへ渡ってくる冬鳥で、日が傾く午後3時以降に飛ぶのが普通ですが、この日は午後1時半ころに飛んでいました。地面すれすれを飛びながらネズミなどを探すのですが、うっかり飛び出てカラスに見つかってしまったようです。

コミミズク

カラスをやりすごすと、すぅっとまた河原へ消えていきました。相模川ではあまり見られない鳥なので、思いがけず出会えてちょっと得した気分になりました。
(生物担当学芸員)

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東京港野鳥公園のイベントに磯野貴理子さんと登壇しました!

11月17日(日)、東京都大田区の都立東京港野鳥公園で第10回里地里山フェスティバルが行われました(公園から発信されたブログはこちら)。たくさんのイベントが企画される中で、トークイベント「教えて!バードウォッチングの楽しみ方」が行われ、タレントの磯野貴理子さんと当館生物担当学芸員が対談しました。

満員の会場はとても盛り上がりました

磯野貴理子さんといえば、フジテレビで日曜朝に放映されている国民的番組の「早く起きた朝は…」にレギュラー出演されています。近年、番組の中でもバードウォッチングに夢中というお話や、ご自身が撮影された野鳥の写真を紹介されています。そんな磯野さんとのお話は、身近な野鳥たちの魅力からあこがれの野鳥、そして野鳥をとおして考える環境問題へと広がり、密度の濃い時間となりました。

終始和やかな雰囲気で進行

磯野さんは、番組からも感じられる、竹を割ったような雰囲気の語り口そのままの方で、事前の打ち合わせの時から本番中、終了後までまったくそれは変わりませんでした。また、ご興味を持ったことへの探求心がとても強く、どんどん知識を吸収して経験を積んでいこうという前向きな姿勢に感銘を受けました。これからもぜひ、バードウォッチングの楽しさ、自然の大切さを広くお伝えしていただきたいと思います。
(生物担当学芸員)

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【甲州道中歴史講座】第2回「武蔵国甲州道中と日野宿本陣」を開催しました。

甲州道中歴史講座の第2回目となる「武蔵国(むさしのくに)甲州道中と日野宿本陣」を、11月17日(日)に開催しました。
この講座は、本市と日野市との共催によるもので、「相模原市×日野市 甲州道中本陣連携事業」の一環として連続講演会形式で行っています。この日も地域の歴史に関心がある方、江戸時代の街道に興味がある方など様々な参加者にお越しいただきましたが、とても嬉しいことに、前回に続いてご参加くださった方が何人もいらっしゃいました。第1回目の様子もこのブログで紹介していますので、よろしければご覧ください。

今回講師を務めたのは、本事業共催の日野市ふるさと文化財課課長で学芸員の金野啓史さんです。

この日もたくさんの方にご参加いただきました!

前回の歴史講座では、主に本市域の甲州道中と宿場、小原宿本陣について紹介しましたが、「武蔵国甲州道中と日野宿本陣」というタイトルのとおり、今回は日野市域のお話がメインとなります。相模原市での開催ということで、まずは多摩川と浅川の合流地点にある日野市の地形や、地理的観点からの歴史について概説いただきました。

日野宿本陣について紹介しています。

その後、武蔵国と相模国(さがみのくに)の街道の宿駅比較から、日野宿のお話へ。渡船場・物流拠点・政治拠点としての視点、そして、“新選組のふるさと”日野市ならではの新選組との関わりから、日野宿が担った役割について解説いただきました。
また、日野宿に存する日野宿本陣は、甲州道中における東京都唯一の現存本陣で、建物が日野市指定有形文化財(建造物)に、「日野宿脇本陣跡」の名称で東京都の史跡にも指定されている貴重な文化財です。金野さんの講義を聴いて、町割りなどに江戸時代の面影を残す日野宿本陣周辺をまち歩きしてみたくなったという方も多いのではないでしょうか。

日野宿本陣(当館学芸員撮影)

さらに、日野市立新選組のふるさと歴史館では、令和7年1月26日(日)まで特別展「甲州道中日野宿と本陣」を開催しています。この特別展は本連携事業の一つに位置づけられ、本日の講座にも関連した内容となっていますので、講座に参加された方もご都合が付かなかった方も、ぜひお運びいただきたいと思います。

次回、第3回目の甲州道中歴史講座は「建築史からみた本陣建物」のテーマで、東京工芸大学教授の海老澤模奈人(えびさわ もなど)さんを講師にお招きします。第1回・第2回とはまた違った視点から小原宿本陣と日野宿本陣について紹介します。どうぞお楽しみに!

(歴史担当学芸員)

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津久井城跡の発掘調査を行っています。【11月23日現地説明会!!】

津久井城跡は小田原北条氏に与(くみ)した内藤氏が城主を務める山城でした。
現在は神奈川県立津久井湖城山公園となっています。

津久井城の様子(守屋浩之氏作図に加筆)

 

この津久井城跡がどのような山城なのか、相模原市教育委員会文化財保護課、市立博物館、(公財)神奈川県公園協会とそれぞれに所属する市民ボランティアにより、市民協働調査の一環として、毎年発掘調査を行っています。
今年は11月5日から城坂曲輪群(しろさかくるわぐん)7号曲輪の発掘調査を開始しました。

7号曲輪 西から(昨年度の様子)

 

今年の調査の様子(11月19日時点)

 

7号曲輪は城坂曲輪群の東に位置しており、現況は南西へ延びる緩斜面です。
南に広がる5号曲輪では16世紀後半の池跡がある庭園遺構が確認されています。
令和4年から7号曲輪の調査を開始し、今年で3年目になります。
これまでにローム層を削って盛り土として平場を造ったり、砂利を敷き詰めた遺構がみつかっています。

西から5、6、7号曲輪

 

中央やや下では砂利を敷き詰めた遺構が見つかりました。

ぜひお越しください!

今回の発掘調査の成果を広くお知らせするために、11月23日(土・祝)に現地説明会を行います。
発掘現場の見学は午前10時~午後2時まで可能で、調査員による現地解説は午前11時、午後1時30分から行います。
過去の5号曲輪の成果や7号曲輪の様子、さらには出土した土器なども展示・解説しますので、ぜひお越しください。

※この現地説明会は「宝ヶ峰の里まつり」と同時開催です。そのため駐車場が大変混み合いますので、
公共交通機関にてお越しください。また当日は花の苑地第2駐車場からシャトルタクシーを運行しております。
(考古担当学芸員)

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生きものミニサロン 葉っぱでステンドグラスをつくろう!を実施しました

11月16日、毎月恒例の生きものミニサロンを実施しました。今回のテーマは、「葉っぱでステンドグラスをつくろう!」です。いつもサポートメンバーに入ってくださっている、自然観察指導員の小田さんが企画してくれました。
まずは館内エントランスでステンドグラスなどの説明。

ヨーロッパの大聖堂の写真などを使ってステンドグラスを説明

その後駐車場へ出て、色合いが美しくなっている落ち葉を拾います。

なるべくいろいろな色を・・

空に透かして見るとどんな色合いになるか、葉っぱ選びは真剣です。

どんな色に見えるのかな?

駐車場にはサクラやミズキ、エノキなどがあり、黄色から赤、茶色、緑色など様々な色を拾うことができました。
その材料を、いくつかのパターンで切り抜かれた黒画用紙に張り付けていきます。

こちらも真剣に、集中して作業してくれました

みなさん、驚くほどの集中力で作業していました。下からライトがあたる台の上に載せて、ミニ展覧会です。

お互いの作品を見せ合うと、同じ台紙で作っても印象がまったく違いました

でもやっぱり、空に透かしたほうがきれい。

空に透かすとまた色合いが違って見えます

この日は曇り空だったので、かえって色がはっきり見えました。

絶妙な色合い

自然の色で作った作品を嬉しそうに持ち帰ってくれてました。

すばらしい出来栄え!

次回は12月14日(土)です。第二土曜日となりますのでご注意ください。テーマは、12月の定番となりました、「自然の素材でクリスマスリースを作ろう!」です。お楽しみに!
(生物担当学芸員)

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今年も実施!学びの収穫祭

毎年恒例、「学びの収穫祭」を11月23日、24日に実施します。
当館を拠点に活動する市民グループや、学芸員が活動に関わる学校の部活動、大学の研究室、保育園から高校まで、分野も年代も様々なみなさんの日頃の活動や研究の成果を発表する場です。

昨年の口頭発表の様子

口頭発表会(23日)、ワークショップを含む展示発表(両日)、学芸員による講演会など、盛りだくさんの内容です。

昨年の展示発表の様子

今年もたくさんの発表がエントリーされていて、その数合わせて40件以上!
これから博物館の活動に参加してみたいと考えている方はぜひこの機会に活動の様子をご覧ください。また、どなたでもご来場いただくと、何かしら興味のある発表に出会うはずです。来週末の学びの収穫祭にご期待ください!

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令和6年度学習資料展、無事終了しました【お知らせあり】

早くも11月の半分が過ぎようとしており、いよいよ年の瀬が近づいてきました。
令和6年度の秋季企画展 学習資料展「相模原70年と学校給食のあゆみ」は、おかげさまで11月10日(日)をもって終了しました。お越しいただいた皆さま、このブログで展示の様子などをご覧いただいた皆さまに感謝申し上げます。
展示解説や関連イベントの様子は次のリンクからご覧いただけますので、お見逃しの方はぜひチェックしてみてください!(展示解説:、関連イベント:9/2211/3

完走の余韻も冷めやらぬ11月12日(火)、当館の博物館ボランティア「市民学芸員」の皆さんとともに、特別展示室の撤収作業を行いました。

市民学芸員の力作!実物大の教室を再現したジオラマ(会期中)

撤収後

本物そっくりで美味しそう!な給食サンプルコーナー(会期中)

撤収後

つい先日まで、展示観覧された皆さまが思い出を語らう声で賑わっていた会場ですが、撤収後のがらんとした様子を見ると少し寂しい気持ちになります。

しかし、当館では本年中もまだまだ新たなイベントを実施予定です!
今月には、これまで多くの方に好評いただいた「朗読プラネタリウム」が、プラネタリウムリニューアルに向けた「さよならヘリオス記念事業」として帰ってきます。演題は葉祥明(ようしょうめい)氏の作品で「星空のジェイク」と「ちいさなジーコ」です。

朗読プラネタリウムvol.3「星空のジェイクとちいさなジーコ」


出演は、当館の朗読プラネタリウムと言えばこの方!ナレーター・俳優の渡辺克己(わたなべ かつみ)さん。朗読劇中の楽曲は朗読プラネタリウムvol.2でもご担当くださった高橋 全(たかはし あきら)さんに演奏いただきます。また、葉祥明美術館館長の堀内重見さんをお招きし、作品に込められた想いや願いをお話しいただきます。

渡辺さんの“癒しのアルファボイス”と高橋さんによる素敵な音色が織りなす物語を、ぜひお楽しみいただきたいと思います。
現在、当館窓口にて前売り券を絶賛発売中です!詳細はこちらをご確認ください。

(歴史担当学芸員)

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いろいろなカキ

秋空に似合う色合いは様々にありますが、やはりこの果実の色は欠かせません。

カキの木

カキ(柿)です。すでにたわわに実って収穫されている木、渋柿なのか、そのまま放置されている木などいろいろあります。スーパーなどに売られている食用のカキは、「次郎」や「禅寺丸(ぜんじまる)」などやや扁平で上から見ると四角い品種が主流ですが、野外で実っているものを見ると、様々な形があります。こちらの細長いものは筆柿(ふでがき)と総称される品種です。

筆柿

さらに、盆栽や庭木として人気なのはロウヤガキです。

ロウヤガキ 果実は長径3cmほど

牢屋の柿?・・そんな物騒な名前ではなく、漢字では老鴉柿で、最終的に黒く熟す様子からカラス(鴉)に由来すると言われていますが・・あまりピンときませんね。
自生するものでは、リュウキュウマメガキがあります。

リュウキュウマメガキ こちらも小ぶりで3cmほど

こちらは沖縄地方にも分布することから「琉球」の名が冠せられています。しかし、もともと関東地方以西の各地に自生するものなので、なぜあえてリュウキュウがついたのか不明です。ちなみに、マメガキは中国原産の近縁種です。
カキが実るころは、あまりにもインパクトの大きな果実に目が奪われますが、葉もまた色合いの変化があって美しいので見逃せません。

カキの葉の拡大写真

昔から詩歌に読まれ、絵画や工芸品のモチーフとなり、人々の創造力を刺激してきた植物です。さらに滋養豊富で「柿が赤くなると医者が青くなる」といったことわざもあるほどです。季節の味わいと色合いを存分に楽しみたいですね。
(生物担当学芸員)

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【出張展示のお知らせ】「憲政擁護運動と尾崎行雄(咢堂)」@麻布大学いのちの博物館

11月9日(土)から、麻布大学いのちの博物館にて出張ミニ展示「憲政擁護運動と尾崎行雄(咢堂)」を開催しています。

当館と麻布大学いのちの博物館は令和5年に「麻布大学いのちの博物館と相模原市立博物館との連携事業に係る覚書」を締結しており、これまで連携事業としてミニ展示や講演会の開催などを行ってきました。早いもので、当館から麻布大学いのちの博物館への出張展示は今回が第8弾となります。

麻布大学いのちの博物館

「憲政擁護運動と尾崎行雄(咢堂)」は、本市ゆかりの偉人・尾崎行雄が第三次桂太郎内閣を倒閣に至らしめた「桂内閣内閣弾劾演説」から110年の節目にちなみ、令和5年に当館で展示したものです。その後、尾崎生誕の地である市立尾崎咢堂記念館への出張展示を、尾崎の立身の地・伊勢市の尾崎咢堂記念館との同時展として開催しました。それぞれの展示の様子はこのブログでも紹介していますので、よろしければ次のリンクからご覧ください。(相模原市立博物館相模原市立尾崎咢堂記念館尾崎咢堂記念館(伊勢市)

麻布大学いのちの博物館での展示の様子

この展示では、第一次護憲運動の起こりから第二次西園寺公望(さいおんじきんもち)内閣の成立、桂太郎への首相交代、そして尾崎行雄による桂内閣弾劾演説を経て内閣総辞職まで、尾崎の行動に焦点を当てています。
「玉座(ぎょくざ)をもって胸壁(きょうへき)となし、詔勅(しょうちょく)をもって弾丸に代えて、政敵を倒さんとするものではないか」の痛烈な一節が議会史上に残る演説の様子は、「咢堂十二景」の一つである「桂内閣弾劾演説」(山尾平氏画、(一財)尾崎行雄記念財団提供)の絵画とともに一部抜粋して紹介しています。このほか、第一次護憲運動で尾崎とともに陣頭に立ち、「憲政の二柱(ふたはしら)の神」と並び称された盟友・犬養毅との関係性も見どころです。

また、先日のブログでお知らせしたとおり、当館ではミニ展示「第二次憲政擁護運動と尾崎行雄」をエントランスにて開催中です。本展示は、麻布大学いのちの博物館に出張展示している「憲政擁護運動と尾崎行雄(咢堂)」の続編となっていますので、ぜひ両方チェックいただき、第一次~第二次護憲運動における尾崎の活動について知っていただければと思います。

麻布大学いのちの博物館の観覧は予約制です。開館情報や入館方法は麻布大学いのちの博物館ホームページをご確認ください。

(歴史担当学芸員)

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