博物館実習1日目 共通実習1日目

今年も博物館実習が始まりました。今年度の実習生は17名です。

今日から3日間は共通実習で,全員が同じ内容で実習を行います。この共通実習には、3名の5年次研修の学校の先生方も参加されています.先生方も3日間,全く同じ内容で実習に取り組んでいただきます。

今日は講義と施設見学です。

実習を始めるにあたり,館長からお言葉をいただきました.

最初の講義は管理運営業務の概要です.

講義後、空調等のコントロール室と機械室を見学しました。

午前中の最後は学芸業務の概要の講義です。

午後からは、展示室と収蔵庫等のバックヤードを見学しました.休憩を挟んで、天体観測テラスや天体観測室も見学しました。

明日からはいよいよ実技が始まります。

(地質担当学芸員 河尻)

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アザミ注意報

今年も道端でこの花が目立つ季節になりました。

アメリカオニアザミです。近年、急速に分布を広げつつある外来種です。春に野辺で咲くノアザミやキツネアザミなどと同じように、全草にトゲを持つのはアザミに共通の特徴です。しかし、このアメリカオニアザミのトゲはハンパじゃありません。

そもそも大きな草丈に、たくさんの葉や花をつけて株立ちします。放置しておくと、直径1メートル近いトゲの塊ができあがります。そして、アザミはキク科なので、たくさんの種子を風で飛ばします。

私自身は、いたずらに外来種を悪者扱いすることには否定的です。無節操に持ち込んで多くの外来種を悪者にしたのも、そもそも環境を改変して在来種を追い出したのも人間自身だからです。
でも、人間と外来種との軋轢を未然に防ぐこともまた必要で、アメリカオニアザミは幼植物の間に抜き取っておく必要があります。大きく育ってからでは、トゲに対して相当な防護対策をしないとケガをします。私もうっかりしてロゼット(越年葉)の写真を撮り忘れていて説得力が無いのですが、とにかく道端の怪しいトゲトゲは、小さい内に抜き取っておきましょう!
(生物担当学芸員 秋山)

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写真展「里のいごこち」始まりました!

今日から館内で相模原の動物写真展「里のいごこち」が始まりました。この写真展は通常の展示方法と異なり、館内のエントランス、地階ホワイエ、二階休憩室の3カ所に作品が展示されています。
じつは今日、展示に使うイーゼルなどの組み立てに手間取ってしまい、設置が遅れてしまいました。全作品の撮影者で市内在住の生きものカメラマン、松橋利光さんも駆けつけてくださいました。

松橋さんにイーゼルの組み立てや運搬までやっていただいちゃいましたが、おかげさまで設置完了。

特にホワイエは、とてもよい雰囲気です。今回は写真の点数を厳選して、一枚一枚を大きくじっくり見ていただくことにしました。

動物たちの表情、動き、そして生きている相模原の環境をゆっくりご覧下さい!
(生物担当学芸員 秋山)

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子ども鉱物教室「鉱物のふしぎ」1日目

夏の子ども向けの恒例行事,子ども鉱物教室「鉱物のふしぎ」を今年も開催します。

2日間の連続教室で,ミョウバン結晶の育成と鉱物の硬さ比べを行います.

1日目の今日は、ミョウバン結晶を成長させるための種結晶をミョウバンの飽和溶液に入れるところまでを行います.
相模原地質研究会の皆さんにボランティアとしてお手伝いしていただきました.

鉱物について簡単に説明してから,ミョウバンの育成を開始しました.

準備作業として,種結晶をエナメル線に結びつけ,ちょうど良い高さに調整してから,動かないよう厚紙に固定します.ここまで終わったら,ミョウバンを熱湯で溶かし,飽和溶液を作ります.

かき混ぜているうちに,湯の温度が下がってきて,ミョウバンが溶けきる前に,お湯が冷めてしまいます.冷めるとミョウバンが溶けなくなるので,ホットプレートで温めながら完全にミョウバンを溶かします.

ミョウバンが完全に溶けたらしばらく放置し,飽和溶液が適温まで冷めたところで種結晶を入れます.

種結晶を入れてしばらくすると,ビーカの底や液面に小さな結晶ができ始めます.ボランティアの方たちの説明を受けながら,熱心に観察していました.

30分もすれば,目で見てはっきりと成長しているのがわかります。

1週間後にはどれくらい大きくなっているのか楽しみです.来週の2回目は育成した結晶の観察と、鉱物の硬さ比べを行います.

(地質担当学芸員 河尻)

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無事終了 JAXA特別公開

すっかり相模原の夏の風物詩となったJAXA特別公開、2日目も無事に終了しました。博物館では関連企画としてプラネタリウム第5回の特別編成番組「HAYABUSA2 RETURN TO THE  UNIVERSE リュウグウ版」を上映して終了しました。
じつは、この回はこんな特別観覧券を発行しました。かわいいですね!

上映後、西日と蝉時雨の中を帰るみなさん。

今年もたくさんのご来場者をお迎えすることができました。
暑い中お越し下さったみなさま、大変ありがとうございました。
(生物担当学芸員 秋山)

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JAXA特別公開 盛り上がりました!かっきー&アッシュポテトライブ

今日午前、前の書き込みのとおり大会議室で「かっきー&アッシュポテト ミニライブ」が行われました。

いつもは講演会に使われる大会議室でライブ!珍しい光景です。かっきー&アッシュポテトのみなさんは、都道府県庁所在地や元素記号、日本史の時代名など、楽しい暗記ソングで知られています。今回は、JAXA監修による新曲「はたらく人工衛星のうた 」と「スイキンチカモクドッテンカイ~太陽系のうた~ 」のご縁でライブが実現したそうです。
3回目のミニライブ終了後にはサイン会も!

会場の音に誘われてふらりと入ったら「これは使える!」ということで学習用にDVDを購入された親子連れもいらっしゃいました。
ミュージアムショップの販売コーナーの前で記念撮影!

どの曲も「これが歌詞になるんだ!」という題材を楽しい言葉遊びをちりばめながら優しいメロディーにのせていて、初めて耳にしてもなんだか懐かしい・・。こんな鼻歌がでてきたらきっと楽しい気分の時だろうな、と思いました。
暑さがいっそう厳しくなってきました。これからお出かけの方はぜひ暑さ対策を万全にお願いします!
(生物担当学芸員 秋山)

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JAXA特別公開2日目スタート!

本日もJAXA特別公開です!地階ホワイエから見上げた青空と木もれびがとてもきれいです。

2日目、博物館では「かっきー&アッシュポテト」さんのミニライブでスタート!

かっきー&アッシュポテトのみなさんは、NHK Eテレ「はなかっぱ」のエンディングテーマでもおなじみ!そう、あの「とまとっと~とーがらし!」です!DVD「みる暗記ダッシュ!~九九から宇宙まで~」を6月にリリースしてノリノリの3人組バンドのみなさん、JAXA監修の人工衛星の歌や、楽しくお勉強できちゃう歌を披露してくれています。

12時からのミニライブならまだ間に合います!ぜひ会場へおこしください!
(生物担当学芸員 秋山)

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明日もJAXA特別公開!

JAXA特別公開は1日目が終了しました。
といっても、博物館では現時点(17:30)でまだ全天周映画の第5回目の特別上映が続いています。
今日1日、博物館上空は澄んだ青空が広がりました。

館内でもいろいろなイベントが行われましたが、一つだけ・・

実習実験室で行われた「えがこう!月と火星のロボット・おうち」のようすです。その場で描いたイラストが画面の中でプログラムされた動きに従って跳んだりはねたり!参加者のお子さんたち、大喜びでした。
夕方、中庭のガラス壁面にカマキリがとまっていました。

いつもより多い人間の数に、思わず近づいてのぞきにきたのでしょうか。
明日も特別公開、続きます!
(生物担当学芸員 秋山)

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JAXA特別公開スタート!

いよいよJAXA特別公開がスタートしました!
お天気にも恵まれて、朝からたくさんの方がご来場されています。

博物館会場では「アストロバイオロジーと宇宙科学・特別講演会 海と宇宙の生命探査最前線」(大会議室・午前)が行われ、早朝から聴講待ちの列ができています。

ほかにも、トークイベント「理工系職員が語る私の仕事と生活」(大会議室・午後)、「えがこう!月と火星のロボット・おうち」(午前・午後、実習実験室、JAXA会場で配布の整理券が必要です)が行われます。
もちろん企画展「宇宙とつながる」写真展も開催中です!プラネタリウムも、いつもより1回多い、5回投影!
あ、忘れてはいけません、スタンプラリーのスタンプも館内に設置されています!
暑さ対策をじゅうぶんにしてお出かけ下さい!
(生物担当学芸員 秋山)

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田名公民館 青少年おもてなしカレッジ 歴史を全く学んでいない児童への歴史話

本日、田名公民館において「青少年おもてなしカレッジ」という事業で、約20人の小学4、5年生を中心とした児童に「田名の歴史 相模原の歴史」のお話をしました。

この「青少年おもてなしカレッジ」では、おもてなし、思いやり、そして地域を愛する心を子どもたちにもってもらうため、3日間で様々なプログラムが組まれています。今日は3日目だったのですが、私を出迎えてくれた児童全員のお辞儀の姿勢が大変すばらしく驚いてしまいました。

おもてなしの心を育む児童たち・・・真剣に話を聴いてくれました

今回の児童は、まだ授業では歴史を一切学んでいません。そのため、2時間の話の内容、配布資料や説明の表現、そして児童にどう歴史に関心を持ってもらうようにするか大変悩みました。

内容的には、講義は休憩をはさみ1時間程度にとどめ、自己紹介&好きな歴史上人物、クイズタイム、土器や石器に触れようタイム、歴史カルタなどを取り入れて、楽しみながら特色ある田名の歴史や相模原の歴史を紹介できたのではと感じています。
特に、歴史カルタはダジャレめいた西暦年が入る読み札を聞き(イイクニつくろう鎌倉幕府=1192年など)、児童が西暦年とイラストが描かれた絵札をとるもので、期待していた以上に大変盛り上がりました。(笑)

田名版ちはやふる 歴史カルタ

歴史カルタ かなり真剣でした

田名の歴史については、子どもたちに覚えてもらうのは当然難しいし、またその必要も今はまだないと思います。今日のお話を聞いてもらって、「田名にはなんだかすごい古かったり、特色ある歴史があったなー」ということだけ心に残ってくれていればいいなと思っています。そして、少しでも郷土への愛着=地域を愛する心を持ち続けてもらえれば大変嬉しいです。
歴史を学んでいない子どもへの説明は、私自身も非常に良い経験になりました。

(歴史担当学芸員 木村弘樹)

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