原画展準備中(4/17)いよいよ明日オープンです!

いよいよ明日、オープンです!松原巖樹生物細密画原画展「図鑑の生きものいっぱい」。
今日は最後の作品搬入で、コラボ展示の立体造形作家さんが直々に来られての作業。
陶芸家の奥村さんが木箱入りの大きな作品を搬入。

ものすごい存在感です!

ペーパークラフトの中島波樹さんの作品は、まるで標本です。

羊毛フェルトの鳥さんたちは、市山美季さんの作品です。かわいすぎる!

そしてもちろん、松原巖樹さんの作品160点もばっちり準備万端!みなさまのご来場をお待ちしています!そして明日は14時から松原巖樹さんの絵とおはなし会も行われます!お楽しみに!!
(生物担当学芸員 秋山)

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あれ?初登場?(ヨツデゴミグモ)

今朝の通勤路で。

垂直円網に「の」の字のような白帯(かくれ帯)。網の中心には体長3mmほどのクモ。ヨツデゴミグモです。腹部後端に4つの突起がある事から名付けられました。
特に珍しくない種ですが、ここで見かけるのは初めてのようで、このブログ初登場です。ホント、毎日通っている道なのに不思議です。

参考までにこちらはゴミグモ。その名の通り、ゴミの帯に隠れています。見つけられますか?(学芸班 木村)

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原画展準備中(4/16)その2

いよいよ明後日(18日)から始まる松原巖樹生物細密画原画展「図鑑の生きものいっぱい」は、展示室内もすっかり展示会場らしくなってきました。大きな作品は、図鑑とはまた違った絵画作品として展示の冒頭を飾ります。

展示室の一画に、文房具の下敷きのようなシートと、不思議なペンが置いてあります。

じつはこれ、ECペンというもので、下敷きのシートのマークにペン先をあてると、鳴き声や音声解説を聞くことができるのです!

なぜこれが今回の展示に置かれているかというと、このシートの絵をすべて松原巖樹さんが手がけられているからです!
絵と一緒に、さまざまな動物たちの鳴き声をお楽しみください!
(生物担当学芸員 秋山)

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久し振りの顔ぶれ(クモ)

この頃天気が安定しませんが、どんどん春らしくなっているのは確かなようで、朝の通勤路でもクモをよくみかけるようになりました。

今朝、見かけたのはサガオニグモ(お食事中)。確か一昨年に見ただけです。円網を張るオニグモの仲間ですが、腹部が独特の形と色彩です。

先日みたのはこれ。ハツリグモです。
こちらも円網を張るオニグモの仲間ですが、網の中心付近に葉巻をつけてその中に潜んでいます(写真では脚と頭だけが覗いています)。これも昨年はお目にかかりませんでした。
不思議なもので、毎年、毎日同じ場所を歩いていても、見られるクモの種類はちょっとずつ違います。
そういえば、あの種はまだ見ていないなー、出てくればブログで紹介できるのになー、等と考えながらカメラをぶら下げて歩いていると、つい遅刻しそうになってしまう今日この頃です。(学芸班 木村)

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原画展準備中(4/16)その1

昨日、うっかり準備状況のアップを忘れてしまいました!毎日アップと言っておきながら失礼しました。そのかわり、今日は2回アップしようと思っています(^_^;
さて、展示室の片隅でなにやら机上作業をしている人がいます。

何かをプレスしているようです。
できあがったものを見ると・・

オリジナル缶バッジ!
松原さんの作品をあしらったカッコイイ缶バッジです。これはなんと、初日の4月18日(土)14時から行われる松原巖樹さんの絵とおはなし会「描いて学ぶ、生きもののカタチ」の参加者へのお土産としてお配りするものです!このおはなし会、松原さんの創作の秘密を直接聞くことができて、缶バッジももらえるお得なイベントです。地階の大会議室で行われますので、ぜひご来場ください!
(生物担当学芸員 秋山)

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原画展準備中(4/14)

今日も専門業者さんが入って、土曜日から始まる松原巖樹生物細密画原画展「図鑑の生きものいっぱい」の展示準備を行いました。
私たちの業界用語で「美専さん」と呼んでいますが、運搬業者さんの中で美術品を扱う専門技術部門があります。もちろん美術品に限らず、あらゆる展示資料や作品を扱うのですが、今回の展示でも160点に及ぶ原画作品の列品をお願いしました。
まずは作品を展示額に入れます。

資料を痛めることなく、安全確実に作業が進みます。展示ケース内での列品。

高さと間隔を合わせ、平行を確保。額はタテとヨコが混在するので、それも考慮しなくてはいけません。もちろん、作品の安全は最優先です。こうしたことを同時に行っていくには、熟練の技術が必要です。こちらは壁面への列品。展示の冒頭を飾る大型作品をチラ見せしちゃいます。

単に高さや平行を確保と言っても、作業は簡単ではありません。ワイヤーで吊った可動式のフックを額の後ろにかけて、さらにそのワイヤーを壁に固定します。そして結果的に、作品の中央の高さが140センチになるように調整しています。シロウトがこれをやろうとしても、途中で高さを合わせたつもりが手順を踏むたびにずれていってしまいます。後ろから見ていると、まさに神業です。
一つ一つの所作に作品への安全配慮があり、動きには無駄がありません。こうした専門的な技術を見る楽しみが、展示の準備にはあります。
(生物担当学芸員 秋山)

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原画展準備中(4/13)

今日は休館日ですが、今週末の18日(土)からスタートする松原巖樹生物細密画原画展「図鑑の生きものいっぱい」の展示会場の設営が行われています。
業者さんが来て、特製の演示台を組み立てています。

クロスを貼る前の状態。強度、安定感もバッチリです。

外看板も設置しました。相模原にも生息するハンミョウの細密画作品をモチーフにしています。

そういえば、前庭のシャガがたくさん咲き出しました。咲き始めに雪が降ったりして低温が続いたためか、ちょっと花が小ぶりです。

明日からはいよいよ列品です。これから毎日、準備のようすをお伝えしていきます!
(生物担当学芸員 秋山)

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春の時差

昨日、個人的な用事で青森は津軽地方へ行っていました。静かな低山の麓の湿地では、雪をバックにミズバショウが咲き始めていました。

春のもろい雪の上を歩いていると、まだかっちりと堅いトチノキの巨大な冬芽。ベタベタコーティングが北国の育ちを物語っています。

相模原へ戻り、今朝は穏やかな春の晴天。ミズキの新緑がまぶしいほどに輝いています。

コナラの雄花も、もうすぐ咲きます。

本州の半分を移動しただけなのに、改めて春の時差を感じました。
(生物担当学芸員 秋山)

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冷たい雨の中で(クモ)

今日は4月だというのに朝から雪やみぞれまじりの寒いお天気。
すでに咲いた桜も散って、春本番、と思った矢先にどうしたことでしょう。
ふと通勤途中によく見かけるクモがどうしているか気になって、その場所を覗いて見ると…

いました。いつもの場所に。身体に冷たい水滴を乗せています。
こういう姿を見るといつも、生き物が悪条件に耐える力の凄さに感動します。

これは暖かい日に、同じ場所で撮った写真です。またすぐこんな陽気になると良いですね。(学芸班 木村)

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20周年イヤー!

相模原市立博物館が開館したのは1995(平成7)年11月20日です。つまり、今年は開館20周年イヤーということになります。博物館エントランスに、こんなタペストリーが登場しました。

20年の足跡、そしてこれからの活動を卵と星でイメージした素敵なロゴデザイン!じつはこれ、一番近くにある高校である県立弥栄高校芸術科美術専攻3年生の、土佐日向菊さんによるデザインです。

20周年を冠したさまざまなイベントがこれから始まります。
今年の博物館は、ひと味違います!!どうぞお楽しみに!!
(生物担当学芸員 秋山)

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