夜のミュージアムで作業

今日も神奈川工科大学白井研究室の皆さんが来館して、朝からエントランスのデジタルサイネージの設定や、データ整理などをしました。
博物館との協働事業である「みんなでつくる相模原『知的探求散策アルバム』」をグレードアップするためです。
作業は閉館後も続きましたが、照明を落とした博物館はまさに「ナイトミュージアム」状態。必要最低限の灯りはつけますが、なんとも独特の雰囲気になります。

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最近、お馴染みとなりつつあるこの風景。

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環境がちょっと特殊なので、設定も大変そう。

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こんなところでも作業?不思議な光景です。

作業をする度に改良されてゆくサイネージ。今日は無線LAN環境構築の実験に着手しました。最終的にはどんな姿になって、どんな活用ができるのでしょう。これからも逐一報告しますので、どうぞお楽しみに!(学芸班 木村)

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今年最初のチャレンジ体験

今日は1月5日の日曜日。年末年始休み最終日という方も多かったのではないでしょうか。
そんな中、博物館のボランティアの皆さんは、やります。並大抵の気合いではありません。
今年初の、昔の遊びや道具の体験「チャレンジ体験」と「紙芝居」。
全天周映画の「ドラえもん」効果もあってか、たくさんの親子連れでにぎわいました。

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蚊帳の体験。よほど気に入ったのか、中に入ったままの子もいました。

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チャレンジ体験は、特別展示室の奥の方です。

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紙芝居も大盛況でした。

次は1月19日(日)開催です。今年もよろしくお願いいたします。ぜひいらしてください。(学芸班 木村)

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ドラえもんの快進撃

この冬休み、プラネタリウムでは「ドラえもん 宇宙ふしぎ大探検2 太陽系のひみつ」を上映していますが、その集客力には目を見張るものがあります。
他の番組は例年どおりの観客数なのに、「ドラえもん」だけが早々に満席になってしまい、今日などは1時間前に来館されても既に売り切れの状態でした。
作品の内容は、太陽系や惑星の成り立ちについて、ドラえもんと主人公たちが宇宙を移動しながら学んでいくストーリーで、かなり学習色の濃いもの。しかも、なんと、あの「はやぶさ2」ミッションマネージャーでもあるJAXAの吉川真准教授の監修も受けている「硬派」な番組です。
このため、科学的に確かな内容で、親子で安心して見ていただける作品となっています。もしかして、小さなお子様には難しいのではないのか、と心配していたのですが皆さん「楽しかった」と笑顔で帰っていくので、ちょっと安心しています。
それにしても連日の盛況ぶり、この番組を楽しみに来られて、満席のため見る事ができなかった方には本当に申し訳なく思いますが、日本を代表するマンガ/アニメキャラクターの力はこんなにすごかったんだ、と改めて実感する出来事でした。
もちろん、番組そのものに「伝える」ものがなければ、どんなに観客が多くても博物館のプラネタリウムで上映する意味はありません。大勢の方に来ていただいてうれしい一方、自分たちが伝えたい事がそこに入っているか、いつも確認しながら質の良い作品を上映しなければいけないなと、緊張も高まる思いです。
この冬休みの特別上映は1月7日(火)までです。6日(月)は休館日ですので、あと1回の上映となってしまいましたが、混雑状況を知りたい方は、当日、事前にお問い合わせください。また、ツイッターなどでも情報を流して行きたいと思っています。(学芸班 木村)

プラネタリウム上映スケジュール→http://www.remus.dti.ne.jp/~sagami/30-03tenjiannai-plazenten.htm#上映スケジュール
さがぽんtwitterアカウント→https://twitter.com/scm_sagapon

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新年明けましておめでとうございます!

新年明けましておめでとうございます。博物館は今日が新年最初の開館日です!

第1号のお客様に、早速さがぽんになっていただきました。今年最初のさがぽん!

とってもかわいい親子さがぽんで、すばらしい幕開けとなりました。本年もよろしくお願いいたします。

(生物担当学芸員 秋山)

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最終日もねばります。

秋山学芸員がきれいに今年を締めくくってくれたはずのブログですが、やっぱり今日あった事なので書いちゃいます。

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写真は、博物館2階の市民研究室。なんだかパソコンが広がって、いつもと違う雰囲気です。
作業をしているのは、神奈川工科大学白井研究室の皆さん。
今日は、来年度も含めた今後の事業について話し合った後、エントランスに設置したデジタルサイネージ関連器機の入れ換えや、ネットワーク環境の整備をしていました。
おっと忘れてはいけません。
今日の作業で、新年限定のコンテンツも仕込んでいきました。どうやら、「さがぽん」と関係あるようです。期待しちゃいますねー。
というわけで、お正月明けも博物館にぜひいらしてください。
それでは皆さん、よい年末年始をお過ごしください。(学芸班 木村)

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年内最終開館日に・・仮はく製づくり

今日は今年最後の開館日です。ということは、明日、12月28日から1月3日まで年末年始の休館となります。

さて、そんな締めくくりの日も、標本づくりの締めくくりとして仮はく製づくりをやっています。今日は実習実験室で作業しているので、入り口にはちょっと物々しい看板を掲示。

生物を扱う人間にとってはあたりまえの光景やニオイでも、慣れない人には相当キツいもののようなので、写真もアップにできません。まずは、冷凍庫からひととおり出して状態チェックと、リストアップ。

その後、順序を決めて作業に入ります。学術資料としての価値を失わないように注意しながら・・。

完成品はこんな感じです(写真はアカハラという野鳥です)。まだ羽を整えていませんが、展示物や置物として止まり木にとまっていたりする本はく製とは、だいぶ趣が異なります。でも、学術的に価値が高いのはこちらです。

今年(たぶん)最後のブログの写真が仮はく製というのもどうかと思いますので、朝撮影したヤマグワの冬芽の写真でしめくくります。

来年もまた、ブログで博物館の今をお伝えしていきます。みなさまよいお年を!

(生物担当学芸員 秋山)

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「藤野の懐かしい写真展」開催中

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ただいま、緑区吉野にある「吉野宿ふじや」で「藤野の懐かしい写真展」を開催中です。
この企画展は「NPO法人ふじの里山くらぶ」との協働事業の一環で行われているもので、地域にお住まいの方から提供していただいた写真や、過去に出版された写真集などから、昔の藤野の姿を彷彿とさせるような写真を集めて展示しています。

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中には、今では相模湖の底に沈んでいる名勝「金亀岩」を当時の川面の舟から撮影した写真や、戦後間もない頃の青年団の芝居衣装姿、学校の行事風景など、貴重なものもあり、当時の情景や暮らしに思いを巡らせる事ができます。

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会期は平成26年2月23日(日)まで。開館時間:午前10時から午後4時、休館日:月曜日(月曜日が休日の場合は翌日)、平成25年12月28日~平成26年1月3日です。ご興味を持った方はぜひご覧になってください。(学芸班 木村)
「藤野の懐かしい写真展」:http://www.remus.dti.ne.jp/~sagami/40-02event-shousai06.htm
「吉野宿ふじや」:http://www.city.sagamihara.kanagawa.jp/shisetsu/library_etc/017350.html

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やっぱりドラちゃん大好き!

今日は冬休み1日目。お昼過ぎ、館内のお客様に、小さなお子様が目立ちます。しかも、プラネタリウム入場の列がいつもより長い!

それもそのはず、13時30分からの全天周映画は「ドラえもん 宇宙の不思議大探検2 プラネタリウム~太陽系のヒミツ」なのです!

プラネタリウム内もお子さんたちのワクワクで満たされています。やっぱりみなさん、ドラちゃんが大好きなようです。

冬休み期間中だけの特別上映です。ドラちゃんファンのみなさま、お見逃し無く!

(生物担当学芸員 秋山)

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霜柱は地面の下?

冬至も過ぎ、すっかり寒くなりました。
博物館のまわりの地面にも、朝、霜柱が立っています。
と、書くつもりで写真を撮ろうとしたのですが、あれ?見当たりません。
そして、なぜか霜柱が踏み荒らされた跡ばかりが見つかります。

それで改めてよーく探してみると、
実は、普通の地面に見えていたのは、霜柱に載って浮き上がった土でした。

ちょっと目には地面に見えるけれど…


踏むと霜柱が…

霜柱は、地表付近の土中の水分が凍り、その下の水分が吸い寄せられるように氷となって成長する現象です。そのため、氷柱の上に土が乗っています。
なるほど、その通りになっています。
朝からちょっぴり良い観察をしました。

ところで、霜柱って結構いろいろな形がある事に気づきました。

カール状とか…


こんなもじゃもじゃしたのとか…


ひょろひょろしたの…


アップにすると、滝のよう…

なんでこんな形に、という疑問もさることながら、見ていると楽しいですね。

寒いのは苦手なのに、つい夢中になって写真を撮ってしまいました。(学芸班 木村)

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ワークショップ「砂を顕微鏡で見てみよう」

本日はワークショップ「砂を顕微鏡で見てみよう」を開催しました。
博物館のボランティアグループ「相模原地質研究会」と「相模原青陵高校地球惑星科学部」の皆さんにご協力いただきました。

日本各地の砂や海外の砂を20種類、顕微鏡で観察していただきました。子供さんだけでなく、大人の方も、熱心に観察していました。

希望された方は、実物の砂入りのカードを作ることもできました。

砂カードは3種類の中から一つを選んで作ります。そのうちの一つはこんな感じです。

今回、見ていただいたのは特別な砂ではありません。砂漠の砂もありましたが、その他は普通に川や海岸で見られる砂です。顕微鏡を覗くとゴツゴツした粒やキラキラ光るもの、なかには、生物の破片が見られる場合もあります。また、一口に砂といっても場所によって全然違います。今まであまり見ることのなかった砂の世界の美しさや多様性を知っていただくことができました。多くの方に楽しんでいただけたようです。

(地質担当学芸員 河尻)

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