夕べ、今朝 アブラゼミの旅立ち

JAXA特別公開からちょっと脱線して・・

夕べ、翌朝に向けた準備を終えての帰宅途中、樹林地内をキョロキョロしながら歩いてみたら・・・いました。

アブラゼミの幼虫が羽化の準備万端で、遊歩道のロープにとまっていました。もうここまで来ればまもなく背中が割れて・・

でも、こちらの腹の虫が一足先にうるさく鳴いていたので、「がんばれよ」とつぶやいて帰途についてしまいました。そして今朝。

どうやら無事に羽化したようです。今、ジリジリ鳴いているうちの1頭なのか、樹液を吸いながらオスを待つメスなのか。

何年も土の中で暮らして、今やっと地上に出てきたアブラゼミ。短い夏を思い切り謳歌してほしいですね。

(生物担当学芸員 秋山)

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JAXA特別公開記念!さがぽんへんげ特集!

JAXA特別公開ではたくさんのお客様にご来館いただきました。ほんとうにありがとうございました。今日はあまりにたくさんのお客様を見たさがぽんが、興奮してたくさん変身しちゃいました。題してさがぽんへんげ特集!

まずは定番、とってもかわいい女の子さがぽん。

そしてピシッと姿勢よく男の子さがぽん。

親子さがぽんもいました。

もういっかい、お母さんバージョンの親子さがぽん。

最後に、JAXA関係者にも化けてじゃくさがぽん!ノリノリですねー。

というわけで、楽しい1日でした!明日も特別公開やります。博物館は9時30分の開館です。

※写真はすべてご承諾をいただいて掲載しております。

(生物担当学芸員 秋山)

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始まりました!JAXA特別公開!

いよいよ始まりました!JAXA特別公開。朝から150人ほどのお客様が並ばれて、文字通り熱気むんむんです。

微粒子の顕微鏡観覧の整理券は、残りあとわずかです(10:30現在)。もし、整理券がなくなってしまった場合でも、大型液晶画面での観覧は随時可能です。また、今日明日のプレミア情報!

それは、顕微鏡観覧の集合場所と、液晶画面の横の2カ所で、JAXAキュレーションチームの方々の生解説があることです!

実際に微粒子の分析に携わっている研究者や技術者のお話を聴くことができます。

JAXA特別公開は明日まで。博物館は17時まで。JAXA相模原キャンパスは16時半までとなります。詳しくはこちらをご覧ください。

なお、駐車場および周辺道路が大変混み合っております。お車でご来場の際は時間に余裕を持ってお越しください。

(生物担当学芸員 秋山)

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明日はJAXA特別公開

明日、あさってはJAXA特別公開です。博物館も会場の一部として宇宙学校などが開催されます。そしてなにより、「はやぶさ2応援企画展」、そして「はやぶさ」が小惑星イトカワから持ち帰った微粒子の一般公開は、特別公開の目玉の一つです。館内の案内表示などの体制を整えて、明日に備えています。

と、そんな準備の写真をここにアップしてもあまりおもしろくないので、ひさしぶりに花の写真を。お隣の樹林地のフェンスに咲くコヒルガオ。

ヤブガラシやヤマノイモ、クズやセンニンソウなどさまざまな他のつる植物も旺盛に伸びてきて、ちょっと存在感が薄れつつありますが、まだまだきれいに咲いています。

そして、ヘクソカズラ。名前に反してとても可憐です。

帰りがけ、駐車場ではヒグラシが盛んに鳴いていました。アブラゼミもここ数日で急に鳴き声が多くなってきました。真夏、本番ですね。

さて、明日あさって、がんばらなくては!!

(生物担当学芸員 秋山)

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吉川先生とお客様

微粒子の顕微鏡観覧、今日は午後から天候が崩れたためか、午前中よりもだいぶお客様が多く、列が途切れません。そんな中、お向かいのJAXAから「はやぶさ2」のミッションマネージャーの吉川真先生がお見えになりました。改めて、微粒子をご観覧いただきました。

じつは、ご観覧の目的は栃木県の小山市立博物館から吉川先生を訪ねてこられた指導主事の早川俊夫さん(左)をご案内するためでした。せっかくなので、液晶画面に映る微粒子とパチリ。

そして、たまたま観覧に訪れていた海老名市立海老名中学校自然科学部のみなさんともパチリ。生徒さんたちにとって、夏休み初めの良い思い出になったことでしょう。

たくさんのお客様にご来場いただいていますが、午後の顕微鏡観覧は5分から15分程度の待ち時間でご覧いただけます。今日明日は、JAXA特別公開(今週26日、27日)を前にした平日なので、観覧のチャンスかもしれません。まだご覧になっていない方は、ぜひどうぞ!110倍の光学顕微鏡で見る微粒子は、とってもきれいですよ!

(生物担当学芸員 秋山)

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今日は「宇宙ニュース」の取材がありました

今日の微粒子公開は、午後にはお客様も少なめでゆったりと観覧していただけました。そして、その合間にテレビ局の取材も入りました。テレビ東京の「宇宙ニュース」(毎週木曜日午後9時54分から)です。

レポーターの狩野恵里アナウンサーをナビゲートするJAXAの阪本成一教授。微粒子を実際に顕微鏡で観覧していただきながら、説明しています。

じつは、ディレクターさんにお願いして、狩野アナウンサーにあるものを付けていただきました。

写真ではちょっとわかりにくいのですが、襟元にさがぽんが!!さがぽん、全国デビューです!!

このようすは「宇宙ニュース」で今週木曜日(7月25日)午後9時54分から放映されるそうです。ぜひお見逃しなく!!

(生物担当学芸員 秋山)

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ネコジャラシに刺さる虫

先日、朝早く出勤したついでに「エノコログサが開花していたら写真を撮ろう」と思い立ちました。
エノコログサというのは、そう、「ネコジャラシ」の事です。


結果はこれ。あんまり咲いてる感じじゃありません。
その代わり、と言ってはなんですが、虫が写っています。


あたりを見回すと、エノコログサの穂に何匹も頭を突っ込むようにしてたかっていました。
虫の名前は「ヒゲナガカメムシ」。
エノコログサやイネにつく虫で、長い口を突き刺して汁を吸っています。イネじゃなくて良かった。エノコログサには申し訳ないですが…。

穂にささっているみたいな姿が面白くて、思わずそっちの写真を中心に撮ってしまいました。
私の場合、やっぱり植物より虫が気になってしまうようです。(学芸班 木村)

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ハロ!

今日はちょっとさわやかな風が吹き、空には入れ替わり立ち替わり、雲が現れては消え、消えては現れての繰り返し。その合間にこんな現象も。

22度ハロです。空に浮かぶ六角柱状の氷晶によって光が屈折して起きる大気光象の一つ、暈(かさ)とも呼ばれます。残念ながらというかなんというか、このハロはもっとも普通に起きる種類のものです。でもやっぱりきれいですね。

夕方は、放射状の巻積雲と高積雲の二重雲が斜光に美しく光っていました。

雲は毎日きれいですね。

(生物担当学芸員 秋山)

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微粒子公開5日目

小惑星「イトカワ」の微粒子公開も、今日で5日目。今まで来館者の動向が予想できず、戦々恐々としていたのですが、ようやく雰囲気がつかめて来ました。
例えば「はやぶさ」帰還カプセルの公開のような、ものすごい熱気ではありません。ただ、ご覧になった方は皆とても嬉しそうです。こういう事は、そうあるものではないと思います。よく「観たい映画があるんだけど、映画館にいくのを面倒がっているうちに終わってしまった」という事がありますが、「イトカワ」の微粒子を見てみたいという方は、ぜひこの機会を逃さないで頂きたいと思います。当館での公開は7月28日(日)までです。

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参考までに、今までの来館の動向はというと…
朝、整理券獲得のため、数十人の方が並びます。この後、だいたい11時位まで、整理券を受け取る方がいらっしゃいます。その後、1時くらいまであまり人が来ない時間帯があり、2時くらいから再び整理券を取りに来る方が増え、3時から4時頃には落ち着いて、直近の時間帯の整理券を受け取れる、という感じです。
今までのところ、事前申し込みがあるなしにかかわらず、だいたい同じような傾向です。
もちろん、これからも同じかどうかわかりませんが、これから当日整理券で微粒子を見よう、という方は参考にしてください。また、特に午後の来館を予定している場合、昼前に電話などで混雑状況を確認いただけるとよいと思います。(学芸班 木村)
※7月26日(金)、27日(土)はJAXA相模原キャンパス特別公開のため、かなり早い時刻に整理券配布が終了すると思われます。

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「はやぶさ2」への応援メッセージ寄せ書きも人気です。
http://www.jspec.jaxa.jp/hottopics/20130329.html

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ミニ観察会やりました!

今日は微粒子公開の4日目、夏休み初日ですがミニ観察会を行いました。館内にはたくさんのお客様がいたので混乱しないか心配でしたが、ちょうど20名くらいの参加者で楽しく観察できました。

今回はみなさんに虫めがねを持ってもらい、先日ブログでもご紹介したアオバハゴロモにクローズアップ。「なんか白い綿みたいなものがついてるけど、なんでしょう?」

参加者からは「虫の卵」「植物の毛」などいろいろ意見が出ます。そこで、指でつつくとモゾモゾ動きます。「えーっ、生きてるのー!?」

すばらしいリアクションです。観察ビンに入れて白いロウ物質が取れたところを見せたら、小学生から「セミみたい」とのつぶやきが。「なんのなかまかな?」とクイズにしようとしていたら先に答えが出てしまいましたが、小学生の目の良さ、観察眼の鋭さに驚きです。そして、成虫も観察。

「なーんだ、家のまわりにもいるじゃん」との声。そうですね、身近なところにいる生きものが、見方によってこんなにおもしろい、というのがわかってもらえたら、この観察会は成功です。

れいによってモグラ塚をほじほじしたりして、30分間のミニ観察会を終えました。

(生物担当学芸員 秋山)

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