明日、2月16日から企画展「勝坂縄文展」が始まります。
外にはのぼり旗を立てて…
看板も設置。
展示室内では、同時開催の「相模原の遺跡2013」の列品も急ピッチ。
相模原縄文研究会のみなさんが活躍してくれています。
展示品の中には、岡本太郎作品も!!明日9時30分オープンです。おたのしみに。
(生物担当学芸員 秋山)
明日、2月16日から企画展「勝坂縄文展」が始まります。
外にはのぼり旗を立てて…
看板も設置。
展示室内では、同時開催の「相模原の遺跡2013」の列品も急ピッチ。
相模原縄文研究会のみなさんが活躍してくれています。
展示品の中には、岡本太郎作品も!!明日9時30分オープンです。おたのしみに。
(生物担当学芸員 秋山)
市内の相模川河川敷では今、カワラノギクの保全圃場が作られようとしています。
すでに左右岸にある保全圃場よりもやや下流で、今年から光明学園相模原高校の理科研究部がカワラノギクの保全活動に取り組もうとしている場所です。今はシナダレスズメガヤなどに被われた草地ですが、もう少しすると、重機で掘り返された丸石がゴロゴロと出てきて、「カワラノギクの立地らしい」河原ができあがるはずです。
しかし、圃場を作る前にやらなければいけないのが、不法投棄された粗大ゴミの片付け。
夜に捨てると罪悪感が麻痺してしまうのか。ふだん河原になんか行かないから、平気で捨てられるのか。捨てた人間のモラルの無さに怒りを感じます。
河原に捨てられた家電や家具は、単に不法投棄で済まされません。大水で流れれば、流水阻害を起こして洪水の原因にもなるのです。
この河原にカワラノギクが存在感を示すようになれば、不法投棄も減るだろうか。そんな望みをつなぎながら、高校生たちの保全活動をサポートしていきたいと思います。
(生物担当学芸員 秋山)
今宵は三日月(ちょっと過ぎてるかな?)。
いつも思うのですが、三日月にしても、上弦の月にしても、その姿が描く弧の完璧さにはただただ見とれてしまうばかりです。
どんなに計算しつくしても、結局この曲線の美しさに勝るものはないのではないか。そんな風に感じます。
日ごとに変化していく姿に、太陽とは違った神々しさを感じるのは今も昔も同じですね。
(生物担当学芸員 秋山)
今朝、博物館の近くまで来ると、いろいろな鳥の声が聞こえてきました。
スズメ、キジバト、シジュウカラ、ヒヨドリ、ツグミ、アオジの地鳴き、コゲラが木をつつく音、道路の向こうでは、エナガが忙しそうに枝から枝へ飛び移っています…そして傍らの植込みには、ハエトリグモが流した細い糸が、朝日を受けて揺れています。
博物館の敷地まで来ると、ハクセキレイが飛立ち(残念、今日はシロハラじゃなかった)、ヤマガラとシジュウカラがなにやら賑やかな声で騒いでいます。
これだけいろいろな鳥に出会えるのも、博物館の周囲に林があるからでしょう。ときにはアオゲラ、コジュケイ、キビタキ、ウソ、ホトトギスなどの声が聞こえるという、実に恵まれた環境です。
博物館が建っている場所は、かつて、旧日本軍から米軍に接収され、その後国有となった土地です。周囲にある淵野辺公園、JAXA、フィルムセンター、国民生活センター等の施設もそうです。
この林は「留保地」といって、それらを整備する時に、手つかずの場所として意図的に残した土地という事なのですが、おかげで「森の中の博物館」というコンセプトも生きてきますし、こうして通勤途上にたくさんの鳥に出会う事も出来ます。将来的には何かの計画がまとまって、整備されていくのでしょうが、その時も、林としての機能を失わないように残って欲しいと思っています。(学芸班 木村)
通勤路脇の風景。フェンスの向こうですが、こんな林があります。ささやかな心のオアシス。
こんにちは!インターンもついに最終日となってしまいました・・・
スカシユリの花粉管が伸びるところを見るための実験です。
寒天培地を用いてその様子を見ようと思ったのですが・・・
残念ながら一時間経っても確認できませんでした(泣)
参加者の方々も花粉管をみることができず、残念そうでした・・・
その代わり映像に写していた池の水には、ボルボックスやゾウリムシを確認することができました!
今回は残念な結果となってしまいましたが、次回も是非、生物学教室に来てください!
(桜美林大学 リベラルアーツ学群 早川・佐藤)
今日は、日没後の西の低空(18時時点で仰角5度)に水星と火星が大接近して見えました。〈左の赤っぽい方が火星〉
太陽に最も近い軌道を公転する水星は2月17日に東方最大離角(=地球から見て水星が太陽の東側へ最も離れる)となりますが、その前後10日ほどの間は日没後の西の低い空で見やすくなります。2月12日には月齢1.8の薄っぺらな月が加わり、[月-水星-火星]の縦の並びを楽しむことができるでしょう。
2惑星が沈んで間もなく、南南西の低空から国際宇宙ステーション(ISS)が現れ、高くのぼるに従いその明るさを増し、オリオン座付近を通過するころには、本日の最大光度マイナス3等ほどになりました。〈画像クリックで拡大〉
※冬の大三角を形づくる3つの1等星(オリオン座のベテルギウス、おおいぬ座のシリウス、こいぬ座のプロキオン)、オリオン座の上でひときわ明るく輝く木星の近くには、おうし座の1等星アルデバランが、写真の一番上には、M45プレアデス星団(すばる)が写ってます。
夜空に個性豊かに瞬く星ぼし。数光年、数百光年、さらには数千光年以上という果てしない時空を旅して、やっとたどり着いた過去の姿を私たちは見上げているのです。
(天文担当 有本)
今日の午後は市役所の本庁に行ってきました。
もちろん、会議などでしょっちゅういっているのですが、今日の用件その1 広聴広報課のヒアリング、用件その2 職員研修報告会に出席。
広聴広報課のヒアリングというのは、来年度の「広報さがみはら」の特集記事に取り上げてもらうためのもの。夏の企画展について話をしてきました。博物館だけで広報をしようとしても、限界があります。来年度の目玉となるであろう企画展を記事として取り上げてもらえるよう、しっかりお願いしてきました。
ヒアリングが終わったらその足でけやき会館の職員研修所へ。派遣研修などに参加した職員が、その成果を広く知らせるために開かれている報告会です。
博物館からは、秋山学芸員が9月に参加したドイツでの研修の報告をしました。このブログでも現地レポートを掲載していたので、ご存じの方も多いと思います。
改めてを話聴くと、ドイツの博物館が教育普及活動にいかに力を入れてきたかが、非常によくわかります(もちろん、それを支える伝統やバックグラウンドがあっての事ですが)。気になった方はぜひ過去の記事をご参照ください。
で、そこで私が何をしていたかというと…「上司として講評する」する事でした。館長が会議に出席しているおかげで(?)回ってきた役割です。たいへんやりにくかったです。
それはとにかく、感じたのは、市役所内の人たちに対して博物館の活動や役割を伝える、ということを意外に忘れがちだな、という事でした。今日はそれに気づく良い機会だったと思います。世の中ちょっとした宇宙ブームのようでもありますし、しっかりアピールしなければ、と改めて思いました。(学芸班 木村)
秋山学芸員の発表風景。な、なんとスーツを着ています!(初めて見ました)
【過去の記事】
ドイツから 1 さがぽんと一緒
ドイツから2 ベルリンの市場
ドイツから3 贅沢な時間
ドイツから4 MACHmit!
ドイツから5 残された壁
ドイツから6 ベルリンの空
ドイツから7 なんでこんなに大きいの?
ドイツから8 街角の自然
ドイツから9 ヴッパタール!
ドイツから10 折り紙で交流
ドイツから11 歴史を見つめて
ドイツから12 最終便は成田から
ベルリンのアンペルマン
今日は市内の谷戸で、日の出の時刻あたりから鳥の調査を行いました。
早朝は、食べ物探しに夢中の鳥たちを見つけるのによい条件です。
調査は常に歩きながらなので写真は撮れませんでしたが、今年は冬鳥の当たり年といわれるとおり、シメやシロハラ、カシラダカの数がいつもより多いように感じました。それから、キクイタダキもふだんの年ならあまり標高の低い場所には下りてこないのに、今日は見られました。
それからついでに、今週土曜日、9日に実施するミニ観察会のネタを採集。
今回の観察会はちょっと趣向を変えて、顕微鏡をのぞいてもらおうというものです。博物館のまわりだけでなく、身近な場所のミクロの世界を見てみようというわけです。
真冬の用水路の水をちょっとすくっただけで、こんなのがたくさんいます。
ユーグレナ(ミドリムシ)のなかまです。
ミニ観察会は9日(土)11時から、博物館1階のエントランスで行います。事前申し込みなどは不要ですので、お気軽にお立ち寄りください。
(生物担当学芸員 秋山)
昨日はインターン3日目でした。そこで私たちは植物標本のマウント作業をしました!
標本を作成する過程の大事な作業です。
余談ですが、台紙に植物を貼り付ける際に使う紙テープのようなものがあります。
元々和菓子(モナカとか?)を包装している紙だそうです。
熱を与えるとツルツルした面が溶けてくっつくようになるので、なんだか小学校の図工を思い出しました(笑)
(桜美林大学 リベラルアーツ学群 早川・佐藤)