あさって(23日)は、わぴちゃんの講演会!!

あさって、12/23(日)はいよいよ「わぴちゃん」こと岩槻秀明さんの講演会「雲の観察と観天望気」です!
わぴちゃんは17才で気象予報士に合格、現在は自然系のライターとして気象学から身近な自然まで幅広くたくさんの著作を送り出しています。とってもわかりやすくて優しいホームページ、「あおぞら☆めいと」を見ると、お天気博士の気分になれます。また、今回の講演会の内容にとっても関係する著書、「気象予報士わぴちゃんのお天気観察図鑑」は、季節の気象現象と身近な生きものの関わり、空を観察する楽しさなどが満載です。

そんなわぴちゃんの楽しい講演会、ぜひおいで下さい!

12/23(日)14時から 博物館大会議室

定員200名(先着順) 入場無料です!

(生物担当学芸員 秋山)

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学習資料展、準備開始!

 先日の日曜日に、ひとつ企画展が終わったと思ったら、もう次の展示の準備です。今度は「学習資料展 大地さんと未来さんが見つけるちょっと昔のくらしIX~学校と家庭と遊び~」平成24年12月23日(日)~平成25年2月3日(日) です。この企画は毎年秋~冬に行っていて、主に小学生を対象に、昔のくらしについて実物を通じて考えたり、道具の使い方を体験してもらおうというものです。以前から「市民学芸員」の皆さんに展示のお手伝いをしていただいたり、体験コーナーを受け持っていただいたりしていましたが、今年度はかなり本格的に企画にも関与してもらっています。
 昨日「北里柴三郎」展の撤収の最中にキャプションの準備をしておいて、今日はいよいよ列品作業。企画が形になっていきます。皆さん既にベテランで、作業も実に手慣れたもの。ひょっとして職員はいなくても良いのでは?と思いたくなるレベルです。展示だけでなく、関連企画も工夫を凝らした今回の学習資料展。今度の日曜日から開始です。ぜひ、来館して、楽しんでいただきたいと思います。(学芸班 木村)


大工仕事が得意なメンバーが「昔の教室」を再現しています。


今回はなつかしのおもちゃの展示もあります。これはお父さんお母さん世代向けかも…

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北里柴三郎展終了しました!

北里研究所創立100周年・北里大学創立50周年特別記念展「北里柴三郎 -伝染病の征圧は私の使命-」が12月16日(日)に無事終了しました。おかげさまで好評で7千人を超える方々にご観覧いただきました。ありがとうございました。この場を借りてお礼申し上げます。

今日は撤収作業です。

1週間かけて列品しましたが、撤収は半日強で終わり。すっかり片付きました。展示が終わってきれいに片付いた瞬間はとてもむなしい気持ちになります。

この後はすぐに今度の日曜日から始まる展示の列品です。
(地質担当学芸員 河尻)

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ふたご座流星群

12月14日に極大(活動のピーク)になった、ふたご座流星群ですが、ご覧になった方もたくさんいらっしゃったのではないでしょうか?

今回は、新月でお天気にも恵まれたため、博物館の天文担当職員は、10分間で5~10個の流星を確認できました。ここ数年でも多かったのではないでしょうか?私も、数ある流星のうちの1つを撮影できました。

翌日の仕事がなければ、一晩中でも見上げていたい、そんな出現数でした。
(天文担当:有本)

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あかつきトークライブ③

JAXA×博物館で開催している金星探査機あかつき応援企画第3弾の「あかつきトークライブ」を本日開催しました。

今回は「探査機の電源」をテーマに、豊田裕之さん(JAXA宇宙科学研究所助教)による講演の後、JAXA相模原キャンパスの施設を見学しました。

豊田さんが研究開発をされている太陽電池パネルなどの実物を間近で見ようと人だかりになっています。JAXA相模原キャンパス特別公開の時でも、ここまでスゴイ状態にはならないのではないでしょうか?
やはり、実物の持つ力強さって、ありますよね。
(一見すると、スーパーのタイムセールスに群がる人々にも見えるかも知れませんが、誤解無く)
イオンエンジンの開発研究員の細田さんも、特別参加してくださいました。(JAXAに隣接する場所柄、よくある場面です。)いつもありがとうございます。

今回のプレゼントは、、、クリスマスカードでした(^_^)v ゲット!!

あかつきくんも、クリスマス仕様(*^_^*)

☆次回は、2013年2月24日(日)午後1時30分から
 廣瀬史子さんによる「探査機の軌道」について、お話をうかがう予定です。
  ※テーマが若干、変更になるかも知れません。

(天文担当:有本)

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冬の木の実の中身

今、博物館の庭ではいろいろな果実が実っています。真冬に実る、あるいは真冬まで鳥に食べられずに残るヤブラン、マンリョウ、ヤブコウジ、ノイバラなど…。
ヤブランはジューシーな見た目でいかにも美味しそう。でも、あまり鳥たちは食べません。年によってほかの果実が少なかったりすると、ヒヨドリなどが一心不乱に食べたりします。

こちらはマンリョウ。これも、年によって食べられたり、放置されたり。

こんなに目立つし美味しそうなのに、なぜ真冬まで残るのかと思って中身を見てみると…。

 左)ヤブラン、右)マンリョウ

あらあら、果肉と言えるものはほとんどなく、果実とほとんど同じ大きさの種子が1つ。

これじゃあ鳥たちもすすんで食べませんね。食糧難になってからしかたなく食べるのかな。
真冬は食べ物に苦労する鳥たちの足もとを見ているのか、見た目に反して糖分も果肉もほとんどない“期待外れ”の果実。生きものたちの思惑、戦略が垣間見えて楽しいですね。
(生物担当学芸員 秋山)

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12月のジョロウグモ

博物館の職員の一人から「かわいらしいクモがいるよ」と、教えてもらいました。
「どれどれ」と見に行くと、ジョロウグモのメス。
館の中からよく見える位置に網を張っています。
あまりエサ条件が良くなかったらしく、かなり小ぶりの個体です。
でも、しっかり成熟していて、腹部背面の薄黄色と青灰色の模様や、腹部先端の赤い斑がとてもきれいです。
この色彩なら、卵を持っているでしょう。

しかし今の季節、まわりにオスはいません。おそらく、この寒さの中では体が動かず、産卵行動も難しいでしょう。
そして、残念ながら、ジョロウグモは越冬しません。
というより、この近辺では12月に入って見られる事自体が珍しいのです。
最近では、冬の寒さがあまり厳しくないせいか、この個体のように日当たりの良い場所に網を張って、年末近くまで生きている事があるようです。ごく稀にですが1月に見かけることもあります。
実は、冬が来るたびに「いつごろまでいるかな」と、ひそかに期待しているのですが、今年は急に寒くなったせいか、ジョロウグモの姿も一気に見えなくなりました。
毎日の通勤経路もちょっとさびしくなってきました。(学芸班 木村)

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もたれて からんで しめあげて‥

いきなりちょっと刺激的なタイトルですが、これ、明日の講演会なのです。

(公財)相模原市みどりの協会が主催する森づくりボランティア講座に毎年、講師としてお呼ばれしています。

私たちにとって身近な森の自然とその生態をご紹介するのが私の役目なので、今回は、つる植物を扱うことにしました。正式なタイトルは「もたれて からんで しめあげて-つる植物の形と戦略-」(12/15 午後2時から4時まで・相模原市環境情報センター)です。難しいお話はしません。とにかくたくさんのつる植物を写真で見ていただいて、つる植物がつるを伸ばしていく工夫や形の面白さを感じ取っていただくのがこの講座の目的です。たとえば…

不条理にも人間(日本人)からしょうもない名前をもらってしまったこの瑞々しくかわいらしいつる植物。

花はこんなに可憐なのに…

果実は黄金色に輝くその名は、ヘクソカズラ。ひどい名前ですね。まあそのニオイをかぐと納得してしまう部分もあるのですが…。

つる植物って、他人の上にのっかったりからみついたりして上へ伸びていく、ずるい植物?

そんなことを一緒に考えて楽しんでみませんか?時間は午後2時から、場所は相模原市環境情報センター。入場無料です。お申し込みは、みどりの協会へお電話で!まだ席に余裕があるそうです。

相模原市みどりの協会 042-777-2860へ!

(生物担当学芸員 秋山)

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霜柱

強い冬型の気圧配置に覆われた日本列島。テレビやラジオで「この冬一番の寒さ」というフレーズを頻繁に聞く季節になりました。

今朝、博物館の前にできていた霜柱。

こんな地面を見ると、迷わずザクザク踏みつけていた子どもの頃を思い出します。

陣馬山(緑区)からは、植物のシモバシラに霜柱ができた、という知らせが届いています。

紅葉の写真をアップしていたと思ったら、もうすっかり冬ですね。

(生物担当学芸員 秋山)

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グラデーション

またまた紅葉の話題ですが…。

博物館正面入り口付近には、ビヨウヤナギが植えられています。いま、その紅葉がきれいなグラデーションになっています。梅雨の頃に黄色のかわいい花を咲かせる木ですが、今頃こんな自己主張もするんですね!

(生物担当学芸員 秋山)

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