ドイツから6 ベルリンの空

9月19日はベルリン滞在最終日。
ドイツ連邦議会議事堂を訪れました。まずその大きさにさがぽんも唖然としています。
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本当にでかい!
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威厳のある建物の屋上にはこれまた大きなドームが設置され、見学者をむかえいれてくれます。
19世紀に建てられたこの議事堂は、1933年にはナチスの台頭を煽ることになった大火事、第二次世界大戦での壊滅的破壊、そして占領を経て再びドイツ連邦の中枢に返り咲きました。
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そのドイツ連邦議会本会議場。
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正面玄関を出ると素晴らしい雲が浮かんでいました。
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ベルリンの風に見送られ、中央駅からドイツの新幹線ICEに乗ってラインラント地方へと向かいます。
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明日からはゾーリンゲンを拠点にケルンやデュッセルドルフなどの都市を巡ります。
(生物担当学芸員 秋山)

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ドイツから6 ベルリンの空

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ドイツから5 残された壁

MACHmit!を訪れた日の午後はベルリンの壁記念館へ。歴史に翻弄されたベルリンの姿を生々しく伝える施設です。
1989年に崩された壁を現在もこのベルナール通りに保存したのは偶然ではなく、ここが数々の象徴的な歴史的事件の舞台となったからです。
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東西統一から四半世紀が過ぎ、世界に誇るドイツの首都として変貌を遂げたベルリンですが、こうした歴史的事実を真っ正面から見つめ直して後世に残そうという取り組みがあちらこちらで見受けられました。
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鉄骨だけ遺された部分はとてもアーティスティックですが、これもやはり歴史遺産です。
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歴史と先進が同居するベルリンは、様々な意味で刺激的な街です。
(生物担当学芸員 秋山)

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ドイツから4 MACHmit!

18日は午前中、子どものための博物館、MACHmit!を訪問しました。
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幼児から小学生の元気な声が響く館内は、古い教会を利用した趣あるつくり。最初にヴンダーカマー(驚異の部屋)で館長のマリーさんからガイダンスを受けます。子供たちが生涯、博物館を楽しんでもらうための扉を開くための博物館というコンセプトに感銘を受けます。
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そして毎年ほぼ全館リニューアルする展示の今年のテーマが、子供の権利。真っ正面から子どもの権利について紹介され、幼児から(!)発達段階にあわせて教育プログラムが組まれています。
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もちろん、子どもたちが体を使って楽しめる仕掛けやクラフトコーナーもたくさん。
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ドイツも、子どものための、というと科学館が多いそうです。そんな中、異色の博物館とのことですが、隅々まで子どもたちへの配慮と愛情が行き届いた館内の雰囲気にとても感動しました。
(生物担当学芸員 秋山)

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ドイツから3 贅沢な時間

昨日、9月17日は国立博物館群の中の施設、絵画ギャラリーを訪れました。
訪問前、シンプルすぎる名称から小ぶりな展示場を想像していたのですが、とんでもない思い違いでした。
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展示室の床面積は7000平方メートル、常時1500点近い絵画作品を展示する巨大施設でした。
そしてこの日は月曜日、お休みの博物館が多いのはドイツも同じです。でも、ドイツ側の配慮で私たちのために開けてくれたのです。
レンブラントやフェルメールを前に贅沢な時間をすごしています
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教育普及にあたっている方の説明で、名画を前に青少年に対してどのような教育プログラムを実施しているのか、実例を交えて説明を受けます。
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ちょっと面白かった絵の具の原料の展示。
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最後に、キンダーアカデミーという国立博物館群を利用した博物館教育プログラムの説明を受けました。
詳細は省きますが、子どもたちに実体験としてナマの芸術に触れる機会を与えたいという主催者の熱意に感銘を受けました。
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(生物担当学芸員 秋山)

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ドイツから2 ベルリンの市場

おととい、ベルリンの名物の市場をのぞきました。
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感じたことは、人々が生活する場所の雰囲気は万国共通だということ。野菜売場のお兄さんと主婦との掛け合いは、言葉がわからないのに何を言っているのかわかる気がしました。それはカフェも同じでした。
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さがぽん、市場のニシンサンドに挑戦してます。
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旅は26日まで続きます。
(生物担当学芸員 秋山)

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ドイツから 1 さがぽんと一緒

今、日本博物館協会の日独青少年教育交流事業の派遣団に加わって、ドイツに来ています。
詳しいことはまた追々書きますが、分身の術で同行してくれているさがぽんの記念写真をアップします。
まずはベルリン大聖堂。
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そしてかつてベルリンが東西に別れていた頃のチェックポイントチャーリー(国境通過地点)の跡。
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さがぽん、壁をまたいでます!
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かなりハードスケジュールだけど、さがぽんもがんばってます。またすこしづつアップしていきます。
(生物担当学芸員 秋山)

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「宇宙の日」記念 全国小・中学校作文絵画コンテスト表彰式開催

 9月12日は「宇宙の日」でした。毎年これを記念して行われる全国小・中学生作文絵画コンテスト表彰式が相模原市立博物館で行われました。
 今年のコンテストのテーマは「宇宙オリンピック」でした。2万人以上の応募の中から入賞した33人の小中学生たちが北は北海道、南は沖縄県から集合し、満面の笑みで表彰状を受け取りました。
 相模原市からも市立谷口小学校1年の德永祐輝君が、作文部門で「宇宙航空研究開発機構理事長賞」に輝きました。德永君はどちらかというと「宇宙」よりも「電車」に興味津々とのことでしたが、今日をきっかけとして宇宙のすばらしさにも興味が沸いたのではないでしょうか。(指導主事 渡邊)
表彰式1
德永君の表彰場面
表彰式4
入賞作品が館内に展示されました。
(博物館の展示は本日のみです。「宇宙の日」HP開催結果で入賞作品を見られます。)
表彰式3

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明日から企画展、そして「宇宙の日」表彰式

今日の博物館は大忙しでした。
明日から始まる企画展「内郷の学校とこども~津久井郷土資料室所蔵資料紹介2~」の準備で、朝からボランティア「水曜会」の皆さんがやってきて、展示の仕上げにかかります。そして、博物館実習の民俗分野の実習生も、同じ特別展示室で開催する「博物館実習生制作展」の仕上げの日なので、朝からやってきて、ひたすら作業。
午後は、明日大会議室で開催する「『宇宙の日』作文絵画コンテスト表彰式」の準備で、大勢の方が来て、荷物の搬入や会場設営をしていました。
この間、職員も対応やサポートで動き回ります。正直言って席に着く暇もありませんでした。
それも夕方4時頃、ようやく一段落。
これで明日は準備万端、スタートが切れます。みなさん、お疲れさまでした。(学芸班 木村)
水曜修正
【水曜会】パネルやキャプションは、最後の最後まで、修正が入ります。これも皆で相談しながらの共同作業。
水曜こだわり
【水曜会】「そこはもっとこうした方が…」列品にも最後までこだわります。
キャプション考え
【民俗分野実習生】パネルの内容やデザインも最後の最後まで皆で詰めていきます。
実習ケースの前
【民俗分野実習生】「ここは、こうなってた方がいいと思うんだよね…」やっぱり列品にも意見を出し合いながら、こだわり抜きます。
記念撮影
【民俗分野実習生】完成して記念撮影!
絵の展示
【宇宙の日コンテスト表彰式】入賞した絵が飾られていきます。展示が当日のみというのが残念。
会場設営
【宇宙の日コンテスト表彰式】表彰式会場。

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地質調査日誌9/14 箕面市、川西市

9月14日金曜日。晴れ、一時雷雨。
今日は、地質学会の巡検で、古生代ペルム紀の地層を観察しました。
赤と緑の珪質泥岩。

この露頭の観察中に土砂降りになり、みんなずぶ濡れに。
こちらは、砂岩泥岩互層。

途中で、こんなものもお出迎え。

破断砂岩泥岩互層。

昼食は、一庫ダム湖畔で、お弁当を食べました。ダム湖百選の一つに選ばれているそうです。

珪長質凝灰岩。

最後の観察ポイントについた途端、激しい雷雨になり、見学中止。

土砂降りで始まり、土砂降りで終わりましたが、神奈川県では見ることのできない地層を観察することができました。とても有意義な巡検でした。案内者の皆様、ありがとうございました。
(地質担当学芸員 河尻)

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