JAXA特別公開その5 ペンシルロケット

JAXA特別公開の目玉のひとつは、スタンプラリー。各会場に設けられたスタンプコーナーには、いつもたくさんの人だかり。
博物館には「ペンシルロケット」のスタンプが設置されています。ところが、スタンプを押してとんぼ返りに次のスタンプへと向かってしまう人も多いのが、ちょっと残念。
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じつは、スタンプコーナーのすぐとなりの特別展示室には、ペンシルロケットの実機(本物)が展示されています!!さきほど、JAXAの顔、阪本成一教授がゲリラ解説をしてくれました。
やっぱり本物を見ていかなくちゃもったいないですね。
展示は特別公開が終わっても、9月2日(日)まで開催しています。見そびれてしまった方は、ぜひ期間中にご覧下さい。
特別公開も残り1時間半ほど。ラストスパートに入ります。
(生物担当学芸員 秋山)

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JAXA特別公開その4 水族館!?

プラネタリウム券売機の前あたりから、地階ホワイエをのぞくと、大気球がぽっかり浮かんでいます。さらにその合間を、サメが回遊!!
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ゆったりと尾びれを動かしながら浮かぶ姿は、まるで水族館の回遊水槽のようです。子どもたちも大興奮!!
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11:20現在、プラネタリウム第4回(ミニ講演会)の整理券の配布は終了しました。第2回の全天周映画HAYABUSAの残席も残りわずかです。
(生物担当学芸員 秋山)

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JAXA特別公開その3 2日目スタート!

JAXA特別公開、二日目がスタートしました。
今日も開館前には100名以上の方の列が。暑い中大変お疲れさまでした。
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今日は、企画展「宇宙科学の先駆者たち~糸川英夫と小田稔~」を、糸川博士のお孫さんご家族が観覧に来られました。糸川博士の直弟子で宇宙教育の父、的川泰宜先生(JAXA名誉教授)が展示を解説されています。
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糸川博士等身大写真の前で、記念撮影。
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記念撮影と言えば、今日はさがぽん変身ツールが登場!!エントランスでさがぽんキャップをかぶって写真を撮ることができます。
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いろいろなお楽しみ満載の特別公開。今日も猛暑です!暑さ対策を忘れずにおでかけください!
(生物担当学芸員 秋山)

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JAXA特別公開その2 宇宙学校

JAXA特別公開1日目もラストスパートに入りました。
博物館地階大会議室で行われた宇宙学校、のぞいてきました。黒谷明美先生による「宇宙といきもの」の授業、おもしろかったです!無重量状態でカエルがどんな運動をするのか、実際に映像で見せてくれたり、なにより、宇宙に関する第一線の研究をしている方から直接お話をきけるのがすばらしい!そして、黒谷先生は今年のパンフレットの表紙イラストを描かれた方でもあります。イラストに隠された深い意味なども伺うことができました。
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会場のお子さんたちからたくさんの質問も出て、楽しい1時間でした。最後まで聴いた人には、すてきな修了証書も授与されていました!
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(生物担当学芸員 秋山)

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JAXA特別公開その1 公開始まりました!

今日から明日、JAXA相模原キャンパスの特別公開が開催されます。
相模原市立博物館も会場の一つとして、地階大会議室での「宇宙学校スペシャル」や「触ってみよう!大気球」、プラネタリウム第4回を無料開放しての海老沢研先生のミニ講演会など、もりだくさんのイベントが行われます。
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朝、開館前には、宇宙学校やプラネミニ講演会の整理券などを求めるみなさんの行列ができました。
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海老沢先生の講演会の整理券は、まだ若干残席があります(10:30現在)。
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地階ホワイエでは、大気球が。
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お魚も泳いでいます。なんと、尾びれを動かして進みます!ホワイエが不思議な空間に変身しています。
外は大変暑く、会場が広く分散しているため、全体を見学するにはかなりの距離を移動することになります。水分補給や帽子などの熱中症対策が必須です。お出かけの際は、万全の準備をよろしくお願いいたします。
(生物担当学芸員 秋山)

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シロカネイソウロウグモ

今日は講座の下見に行ってきたので、博物館の周りではあまりみかけないクモを紹介します。
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シロカネイソウロウグモは、体長がメス2.5-3.5mm、オス2-2.3mmと小さく、その名のとおり、銀色をしています。そして、他のクモの網に居候して、エサを盗み食いしているのです。
写真の個体は、オニグモの網にいたオス。だいたい居候する相手が決まっていて、この他にコガネグモやジョロウグモの網などで見られます。
いったいどうやって他の種の網を見つけてやってくるのでしょうか。不思議です。
そして、このクモを見つけるたびに、思うことがあります。
なんだか「仁丹」に似ていませんか?(学芸班 木村)

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上にのるクモ

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写真は「マルゴミグモ」。体長がメス:3.5-5.5mm、オス:2.5-3.5mm程度の小さなクモで、生け垣等に水平円網を張ります。
水平円網を張るクモは、ふつう、網の下側に、ぶら下がる姿勢をとります。不安定な網の上で体重を支えるのですから、まあ、当たり前の行動と言えるでしょう。
しかし、何事にも例外はあるもので、このマルゴミグモは、水平に張った円網の真ん中にちょこんと乗っているのです。
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どう考えても不安定な気がするのですが、なぜか、これが普通の姿勢のようです。
では、網の上を移動する時はどうするのでしょう?
一度観察した事がありますが、答えは簡単、移動する時は他のクモと同じように網の下側にぶら下がるのでした。なーんだ。
ところでこのクモ、元々暖かい地方にいたものが、近年急激に北上傾向を見せているとの事で、相模原市内で私が初めて見たのが2003年の事。真冬を除くといつでもいるようで、小さいくせになかなかしぶといやつでもあるようです。これからどこまで北上するのか、ちょっと見ものです。(学芸班 木村)

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先生たちもお勉強

今日は午前中、相模原市総合学習センターが主催する小中学校の教員向けのスキルアップ研修が行われました。内容は「生物多様性を学習しよう-身近な自然観察の方法-」と題して、一般に理解が難しいと言われる生物多様性の考え方について、身近な題材を用いて理解する方法を学んで頂きました。
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はじめに生物多様性の概略を座学で学び、その後、博物館隣の留保地で、実際に授業で取り入れられる自然観察ビンゴを体験していただきました。
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みなさん熱心に取り組んで下さいました。こうして夏休み中も、先生方はお勉強しているんですね。
(生物担当学芸員 秋山)

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かさ袋で

7月22日(日)にJAXA連携企画展「宇宙科学の先駆者たち」関連ワークショップを開催しました。
ロケット関連で、室内でもできるワークショップをいろいろと考えていたときに、JAXA宇宙教育センターで行っている“かさ袋ロケットを作って飛ばそう!”を知り、当館で初めて実施することにしました。身近にある材料を工夫をしながら組み立てて、ロケットの仕組みを学ぶという内容です。
ちょうど1日前に、国際宇宙ステーション補給機こうのとり3号機が打ち上げられたこともあり、まずはエントランスホールのモニターでロケット打ち上げシーンを見てから、特別展示室に移動して企画展で展示されているペンシルロケットの実物を観覧しました。
ロケットの形状を覚えた後は工作です。
まずは、かさ袋に空気を吹き込んで膨らませた状態のものを飛ばして、どっち向きに、どういう角度で飛ばすと飛びやすいか? など、飛ばし方やその飛ぶ様子を観察します。
まずは
次に、一工夫(^_^)
工作
先端を重くしたり、尾翼の取り付け位置など、保護者の方も一緒になって微調整しました。
すっかりロケットらしい形に完成した、それそれの自信作の発射です。
それ!
それ!!
投げる練習をした後、距離と正確性に挑戦しました。
3回実施したワークショップに参加していただいた子ども42人が、それぞれ2回ずつ投げ、最長は12.6mを記録しました。
記録
保護者の方にも挑戦していただきましたが、ザンネンながらこれを上回る記録はでませんでした。
父兄も
また、的当てでは6年生の女の子が見事に的中させて、参加者みんなから大きな拍手を受けていました。 スゴイ!!
ヒット!
第3回目には、何とスペシャルゲストにイオンエンジンの開発をしているJAXAの細田さんに急きょ参加していただくことになりました。 …って、たまたま企画展を見に来てくださっていたところを(無理矢理?)会場へご案内しちゃったんですけど、、、(^_^;)
スペシャルゲスト
“失敗することを恐れない” “技術”と“技能”が必要などなど、子どもはもとより保護者の方たちにとっても、とても参考になるお話もしていただきました。
こんなサプライズがあるのも、当館のお隣にJAXAがあるおかげですよね。今回、ご協力をいただきましたJAXA宇宙教育センターの皆さま、細田さん、いつもありがとうございます。これからも、どうぞよろしくお願いします。
追伸
保護者の皆さまも一緒に(子どもには負けじと必死に)なって、普段使わない肩を酷使してしまった方もいらっしゃったのではないでしょうか? 2日後の肩こり、筋肉痛にご注意ください。でも、この痛みって夏休みのいい思い出になったのでは(^_^;)?
(天文担当 有本)

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野みちを歩いて見つけたもの

今日は午前中、はっきりしないお天気。霧雨がずっと降っていました。
カイコも繭の中で変態中だし、ブログもちょっと書き込んでないなあと考えていたら…、
少し前の写真ですが、こんなときにとっておこうと思っていた写真があったのを思い出しました。
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6月のある日、長野県の飯田市へ出かけました。絵に描いたような野みち。五月晴れの下で気持ちの良いお散歩を楽しんでいたら、地面を動くものになにか違和感を憶えました。
顔を近づけてみて、びっくり。
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ピンクのバッタ!!
驚いて同行のムシ好きの友人に教えると、「たまにいるんだよね」とさほど驚いてもいないようす。どうやら、ムシ屋さんの間ではけっこう知られていることらしく、亜成体のバッタ類ではたまに見られるそうです。写真の個体はヒナバッタの仲間とのことでした。
それにしても、どピンク!!植物の茎で、薄紅色というのがよくありますが、そういったものを意識した保護色?いや、それにしてもこんなにはっきりとピンク色なのは…。生きものの世界、わからないことだらけです。
(生物担当学芸員 秋山)

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