インターン

さがぽんのつぶやきにあるように、昨日、2月23日から東京都のエコトッププログラムに基づくインターン生を受け入れています。町田市の桜美林大学から学生3名が5日間の予定で勤務にあたっています。
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一日目は、動物資料の整理やボランティアさんへの連絡紙の発送作業、そして、寄贈文献の登録作業など多岐にわたりました。
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二日目の今日は、午前中、市内の相模川で絶滅危惧種カワラノギクの保全圃場の草抜きです。コセンダングサのひっつきむし(種子)に悩まされながら、ポカポカ陽気の河原で汗を流しました。
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午後は、植物の押し葉標本のマウント作業です。植物分野のボランティアさんに教わりながら、慎重に作業を進めます。博物館の実務を濃厚にこなす5日間になりそうです。
(生物担当学芸員 秋山)

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おしえて!さがぽん がんばれ!! あかつき

小さなお子さまとご家族のみなさんで一緒にお楽しみいただける こども向けプラネタリウム番組を 2011年4月から投影(土曜・日曜・祝日の午前11時~) しており、これまでにたくさんの方々にご覧いただいています 。
第2弾として現在投影中の
「おしえて!さがぽん 宇宙のおしごと」
さがぽんおしごとポスター大月さん(←クリックで拡大します。)
この番組で紹介されている、全国各地から金星探査機あかつきプロジェクトチームに寄せられたたくさんの応援の品々の中から一部をお借りして、博物館のエントランスホールに展示しています。
品々(←クリックで拡大します。)
どの作品も力作ぞろいですので、プラネタリウム番組の観覧と合わせて、ぜひご覧ください。
そして、あかつきをみんなで応援しましょう!!
(天文担当 有本)

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アシダカグモお食事中

今月初旬からエントランスに展示しているアシダカグモ。おかげさまで子どもたちの人気者になったようです。意外に大人の方も興味津々で見ていらっしゃる様子なので、目的を果たせたと少し安心ました。
悩ましいのは動かないこと。「これ、生きているんですか?」と、よく聞かれます。そう。獲物を捕らえるときも、基本的に待ち伏せ型なので、いつも歩き回っている訳ではないんですね。併せて、冬場はエサをとらないという事もあり、ほとんど動きがありません。
そんな訳で、乾燥だけ気をつけて飼育(放置?)しているのですが、最近少し動くようになってきたので、餓死させては大変と、あわててエサを探しに行きました。倒木をひっくり返したらゲジゲジが出てきたので、さっそく捕獲してクモの飼育容器へ…
やはり空腹だったのか、即座に捕食しました。どうやらこれから定期的にエサやりが必要となりそうです。これが生体展示の悩ましいところですが、くじけずに続けたいと思います。(学芸班 木村)
プラ水槽ごしなので、やや画像が不鮮明なのはご容赦ください。
アシダカお食事1
がっしり噛みついて、触肢を添えています。
アシダカお食事2

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職業体験

今日は市内の相模原中等教育学校の生徒4名が、博物館へ職業体験に来ました。
午前中は、寄贈図書の整理分類。大量の専門雑誌などを仕分けして箱詰めします。意外と手間がかかり、しかも力仕事でした。
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午後は植物標本(押し葉標本)のマウント作業です。午前中扱った二次資料とはまた違い、実物である一次資料を扱うということで、神経を使います。
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でも、植物調査のボランティアさんたちがやさしくおしえてくれるので、作業もはかどりました。ふだんの学校生活とちがうことを体験できたでしょうか?
(生物担当学芸員 秋山)

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DPWS

休館日の今日、第11回デジタルプラネタリウムワークショップ(DPWS)を当館で開催しました。
プラネタリウム館スタッフをはじめ、プラネタリウム機器メーカーの方、ソフト制作会社の方など全国から80人以上が参集しました。
「デジタルプラネタリウムをインターネットにつないだら」と題した今回のワークショップでは、JAXA宇宙科学研究所の海老沢教授による衛星による観測データを活用したプラネタリウム番組制作の事例発表や、ライブ中継映像をプラネタリウムで投影することなど、今現在の最新の技術や今後のプラネタリウムの可能性について紹介されました。
しかも、、、なな、何と!! (有)ライブの上坂さんからは、4月公開に向けて制作中の「Eternal Return -いのちを継ぐもの-」のデモ映像も初公開で上映していただき、視聴後、参加者一同から拍手がわき上がっていました。
DPWS1
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今回発表された内容が、今後、全国のプラネタリウムにおいて導入、活用される日も間近でしょうが、それらをどのように使いこなし、より魅力的な空間としてのプラネタリウムを創造していけるかは、各館のスタッフの力量が試されることになるのではないでしょうか?
(天文担当 有本)

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全天周映画「HBTTE」5万人!!

本日、全天周映画「HAYABUSA BACK TO THE EARTH」の観覧者が5万人を達成しました。
記念する5万人目となった市内中央区在住の黒瀬裕以(くろせ ゆい)さんには、この作品の上坂浩光監督直筆のサインなどの記念品を贈呈しました。
この作品を見るのは2回目という黒瀬さんからは、
 「自分が5万人目となりびっくりしました。とても嬉しいです。」
 「この映画はプラネタリウムの大きなスクリーンで何度でも見たい感動できる作品です。」
 「いただいたサインは家宝にします。」
とのコメントをいただきました。
黒瀬さん
当館はJAXA相模原キャンパスの向かいに立地することもあり、この作品をとおして、改めて小惑星探査機はやぶさの成し遂げたことの工学的・科学的意義を知っていただくとともに、感動を共有していただけるようにと、はやぶさ地球帰還前の平成22(2010)年1月16日からロングラン上映をしており、今後も、こどもからお年寄りまでの幅広い年齢層の方々にご覧いただければと思っています。
また、このたびの5万人達成を記念して、上坂監督直筆の色紙を博物館にいただきましたので、“はやぶさ2”への応援メッセージとともにエントランスホールに展示しました。
博物館にお越しの際は、ぜひご覧ください。
上坂監督色紙
追伸
JAXA相模原キャンパスの一部は見学ができます。相模原キャンパス見学案内
“はやぶさ”実物大模型も展示されていますので、HBTTEの観覧とセットで見学をされると、感動がより一層増すと思います。臨時休館日や“はやぶさ実物大模型”が貸し出され見られない日もありますので、事前にご確認ください。
もし運が良ければ、プロジェクトに関わったあの先生にも会うことができるかも知れませんよ。
(天文担当 有本)

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雪の上の影の色

今朝はシュガーパウダーを振りかけたような、うっすら雪景色。
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お隣の留保地。シュガーホワイトの上にくっきり浮かぶ樹影。どうして雪の上の影は青いんだろう?
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それは、お空の色をうつしているから。
今日は11時から恒例「博物館のまわりのミニ観察会」があります。雪の下の、植物の冬越しを観察します。ロゼット葉、意外とキレイなんですよ!
(生物担当学芸員 秋山)

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早朝の調査

今朝は、日が昇る頃から市内の谷戸で野鳥の調査を行いました。
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ふだんはこんな早い時間に人が通ることが無いためか、ダイサギやカルガモが田んぼや水路でお食事中。驚かせてしまってゴメンナサイ(写真には写っていませんが…)。
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朝、薄暗い中家を出るときは眠いし、調査中は手足がかじかんで、正直つらい調査です。でも、鳥たちの生活のようすを垣間見ていると、眠気も寒さも忘れてしまいます。やっぱり早起きは三文のトクなのでした。
(生物担当学芸員 秋山)

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やぶこぎ!

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今日は市内緑区のとある林道へ、相模原植物調査会の方々と植物調査に行きました。途中、ちょっと珍しい植物を探しに道なき道を谷筋へ下り、目的を果たして再び林道まで登るようすですが・・。傾斜角40度近い斜面でのやぶこぎ、疲れました~。
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それでも、林道脇のキジョランの葉裏にいたかわいいアサギマダラの幼虫に癒され…。
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非常にマニアックな、とある山頂にも登りました。さてさてこの山頂、なんと三角点の石票があるのみ!三角点なのに周辺の眺望もなし!渋すぎます。このところの気候からするとやや暖かめだったこともあり、ひさしぶりに汗をたくさんかきました。でも、ちょっと楽しく有意義な調査でした!
(生物担当学芸員 秋山)

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筑波宇宙センターに行ってきました

昨日、市役所渉外課からの呼びかけで、他の課の人達といっしょに、JAXA筑波宇宙センターに行ってきました。
この展示館は、テントなのだそうです。
展示館
中には、ゆり、ひまわり、きく、など、聞いたことがある名前の衛星のモデルがずらり。
見学風景
一番奥には国際宇宙ステーションの実験棟「きぼう」や宇宙ステーション補給機「こうのとり」などが並んでいました。
とにかく大きい(手ぶれ写真でスミマセン)。
きぼうとこうのとり
これは実物。H-IIAロケットに搭載されたLE-7Aエンジン。燃焼試験に使用したもの。
ロケットエンジン
展示を見た後、筑波宇宙センターの展示見学の現状や、PR・普及事業などの将来展望を聞かせていただきました。
当博物館も、目の前にJAXA相模原キャンパスがありますが、同じ機関の他の施設を見ることで、「相模原らしさ」が少しわかったような気がします。これからもJAXAと連携を続けて、いろいろな人に来てもらえる場所になればいいな、と思いました。(学芸班 木村)

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