展示室の日課

朝の全員ミーティングが済んだ後、その日の当番の学芸員は、展示室を開けにいきます。
夜の間閉まっていたシャッターを開け、照明を点灯し、機材や展示物のチェックを行います。
大抵は何事もありませんが、残念な事にいたずらで表示が破損していたり、機材が不調の時があります。そういう時は、開館までの30~40分の間に可能な限り復旧させます。
こういうのも、学芸員の仕事です。
などと偉そうに書きましたが、実はもっと大切な仕事があります。
そうです。清掃です。これは毎朝、委託業者の人が時間をかけてやっています。
こうした毎日の繰り返しがあるから、常に良い状態で来館者の皆さんに展示をお見せする事ができるのです。
(学芸班 木村)
シャッターを開けます
シャッターあける
展示物のチェック
展示物チェック
太陽望遠鏡のセット
太陽望遠鏡
おそうじです!
おそうじ

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メッセージ

現在、土日の午前中に上映中のプラネタリウム番組「おしえて!さがぽん 宇宙のおしごと」に出演されているJAXAのみなさんからのメッセージ(実物)が、天文展示室に掲示されています。
メッセージ全体
JAXAでのお仕事のようすをお話ししてくれている大月祥子先生はじめ、現在進行中のプロジェクトで活躍されている若手の研究者のみなさん、そして的川泰宣先生や、川口淳一郎先生のメッセージもあります。プラネタリウム番組とあわせてぜひご覧下さい。
大月先生のメッセージ
「おしえて!さがぽん 宇宙のおしごと」の上映スケジュールなどはこちら
http://www.remus.dti.ne.jp/~sagami/30-03tenjiannai-plazenten.htm#上映スケジュール
(生物担当学芸員 秋山)

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雲の名前

昨日、1月30日はとあるダム湖で鳥の調査に参加しました。
また一段と寒い一日でしたが、寒さをこらえて透き通るような青空を眺めていると、いいこともあります。
高空の風が強い日は、大好きな巻雲が時間と共にさまざまな形を見せてくれます。
放射状雲
 巻雲の中でも特に好きな、放射状雲
鈎状雲
 先がくるんと曲がった鈎状雲
肋骨雲
 これはちょっと難しいな…肋骨雲かな
巻雲が好きと書いたけれども、じつはどんな雲も好きです。下層にどんより重たく垂れ下がる降水雲も、空一杯に広がる巻積雲も大好きです。ようするに、ぼんやり空を眺めるのが好きなのかもしれません。(生物担当学芸員 秋山)

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津久井城址城山で雪の中の調査

今日は朝から、津久井城址城山(相模原市緑区)で野鳥の調査を行いました。
調査の合間に見た丹沢主稜北斜面。出てます出てます、白馬の雪形。
雪形
 中央付近やや左に、頭を左向きに天に駆け上がらんとする白馬の雪形が
降雪後にしかみられないこの雪形、お気に入りです。
調査風景
まだ雪の残る山道での調査でしたが、ヒガラやシジュウカラのさえずりもきかれて、何となく気分が高まりました。
(生物担当学芸員 秋山)

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職業体験で絶滅危惧種のタネとり

今日は市内相陽中学校の2年生3名が職場体験です。
午後から生物分野の体験ということで、市内の相模川へ絶滅危惧種、カワラノギクのタネの採集に行きました。
120127大島神沢08S
 カワラノギクのタネ
河原の保全地で、コセンダングサのひっつき虫に悪戦苦闘しながら、カワラノギクのタネを集めていきます。
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これは、大水で保全地が流失した際などに備えてタネを保存しておくための採集です。
生物多様性のための作業ということで、中学生たちも使命感を感じながら作業してくれました。
(生物担当学芸員 秋山)

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消防訓練やりました!

明日は文化財防火デー。毎年この日にちなんで、消防訓練を行います。今日は、相模原消防署本署と緑が丘分署のご協力を得て、救出訓練も含めた大がかりな訓練を行いました。
訓練全景
雲一つ無い青空と、地面の雪に映える消防自動車の赤。ちょっと不謹慎かもしれませんが、きちっと整備された車両と訓練された消防士のみなさんの動き、やっぱりかっこいいです。
救出訓練
訓練したことが本当に起きないよう、日ごろから気をつけていかなければ、と気持ちあらたにしました。(生物担当学芸員 秋山)
訓練講評

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相模原縄文研究会の活動日

今日は、春の企画展に向けて考古分野のボランティアグループ、相模原縄文研究会が活動しています。考古担当学芸員の指導のもと、展示資料カードをつくっています。
縄文研究会1
地道な仕事ですが、企画展の土台づくりとなる大切な仕事。これが無ければ、展示の解説パネルも、レイアウト図も何もできません。ボランティアパワー、全開です!(生物担当学芸員 秋山)
縄文研究会2

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What’s さがぽん?

sagaponpanel
皆さん「さがぽん」をご存じですか?
もともと、子ども向けプラネタリウム番組「おしえて!さがぽん お月さまってなぁに?」で初登場したキャラクターですが、投影がはじまってしばらくすると、ポスターを見た子どもたちが「あっ、さがぽんだ!」と指さすようになり、何度も見に来る子まで現れるなど、人気者になってしまいました。
それに気を良くしたさがぽんは、ついに現実世界へ進出。今、博物館のエントランスにはぬり絵と記念撮影用のパネルが置いてありますし、「クイズラリー」の記念品のバッジにもなってしまいました。
sagaponnurie
極めつけはこれ。
sagaponfig
なんと、博物館長手作りのフィギュアです!
自宅でこつこつ作っているらしく、朝、大切そうに鞄から取り出す姿には、もはや愛情すら感じられます。
一番右端は最新作。「合格祈願さがぽん」。すぐそばには夢を書き入れる「合格短冊」も置いてあります(写真には写っていません)。
時節柄、これが必要な方もいるかもしれませんね。天文研究室に飾ってありますので、ぜひに会いに来てください。
そうそう、今やっているプラネタリウム番組「おしえて!さがぽん 宇宙のおしごと」は、JAXA「あかつき」チームの大月先生とのやりとりもあり楽しいので、「さがぽんが見たい!」という方は、ぜひごらんください。スケジュールは博物館ホームページでご確認を! (学芸班 木村)

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職業体験

今日は市内の中学生が3人、職業体験で博物館にやってきました。午前中は学習投影を観に来た子どもたちの誘導補助、午後は博物館名物、「星」づくりの実習等を行ないました。せっかくなので、見学を兼ねて天体観測室やバックヤードにも行き、なんと40cmカセグレン望遠鏡の操作や、空調のコントロールまで体験してしまいました!話を聞くと、3人はそれぞれ「天文」「考古」「昔の物」に興味があるとのことで、博物館に来て大正解!収蔵庫できらきらと目を輝かせていました。将来「博物館で働きたい!」なんて言ってくれたらうれしいですね。(学芸班 木村・有本)

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雪の朝

今日はこの冬初めての本格的な雪となった博物館のまわり。
さすがに路面には積もっていませんが、前庭のヤブランの葉が雪化粧していました。
(生物担当学芸員 秋山)
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