JAXAはやぶさ2♯✖️相模原市立博物館✖️相模原市民文化財団 宇宙落語爆誕!

博物館は施設点検のため休館日ですが、今日1/11は情報解禁日!です。

何のって!?

それは、JAXAはやぶさ2 ♯(シャープ) ✖️ 相模原市立博物館 ✖️ 相模原市民文化財団という組み合わせの初めてのコラボイベント!

博物館ホームページでのご案内はこちら

昨年の6月、JAXA吉川真先生から、「宇宙落語を聞く会」のご提案をいただいたことが始まりでした。

実現の可能性を模索しているうちに夢が詰め込まれ、どんどん大規模なイベントになってきました。


手探りながらも、メールや直接、そしてオンラインで打ち合わせし、本日のプレスリリースまで漕ぎ着けることができました。

博物館では、感染対策のため、大会議室の定員の制限をしており、第一部の大会議室と第二部のプラネタリウム定員に大きく差があり、二部に参加する方全員が一部に参加するということはできませんが、星空公団さんのご協力をいただき、第一部についてはYouTubeにてオンライン中継(アドレスはこちら)、第二部についてはトーク部分のみ後日アーカイブ配信の予定です。

どうぞご都合に合わせてご参加ください。

第二部では全天周映画「HAYABUSA2〜REBORN」の監督、上坂浩光さんらと一緒に全天周映画を観て、お話を伺い、さらに質問にもお答えいただけますよ!
(プラネタリウム内ではマイクを回しながらの質疑応答が困難なため、質問はSNS等で事前に募集します。詳しくは追ってお知らせします)

博物館としても初めての試みを含め、盛りだくさんの事業を職員の手作り、手探りで行いますので、行き届かない点があるかもしれません。暖かく見守っていただけるとありがたいです。

参加のみなさんと一緒にイベントを作り上げ、そしてこの貴重な機会を味わい尽くしたいと思います!

参加申し込みは1月20日の午前9時30分から、LOGOフォームで受付します。

やり方がわからない、インターネット環境がないなどの場合は博物館の開館時間内に電話(042-750-8030)でお問い合わせください。

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尾崎咢堂記念館にて近・現代史講演会「山本五十六と現代」を開催します!

先日、思わせぶりに「近日中に情報解禁」とお知らせしましたが、もろもろ用意が整いましたので、良いニュースは一刻も早くお知らせせねば!と、広報さがみはら発行前ですが、みなさまにお知らせいたします。

尾崎行雄(咢堂)ゆかりの人物でもある山本五十六をテーマに、1月22日午後1寺30分から、海軍史家の渡邊裕鴻(ゆうこう)氏にお話を伺います。詳しくは博物館ホームページや下記のチラシをご覧ください。


このブログをお読みの方はすでにご存知かと思いますが、尾崎行雄(咢堂)は、相模原市緑区又野出身で、「議会政治の父」「憲政の神様」と称される人物です。
少し前にお知らせしたように、1月末までは橋本図書館にて、その業績を紹介する巡回ミニ展示も行っておりますので、どうぞお見逃しなく。
(内容に変更はありませんが、今回、解説パネルを一回り大きくしていますので、ぜひご覧ください)

尾崎行雄の生誕地で聞く講演はまた格別!
ぜひお出かけください。

※会場には駐車場の台数が少ないため、できるだけ公共交通機関でお出かけください。施設内が満車の場合、近隣にコインパーキング等はございません。
※防寒対策をお願いします。

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2023年新大河ドラマ「どうする家康」関連ミニ展示を開催しています。

【 博物館臨時休館のお知らせ】
1月11日(水)、12日(木)は、館内設備のメンテナンスのため休館いたします。13日(金)から通常開館します。

新NHK大河ドラマ「どうする家康」を、みなさまはご覧になりましたか?
松本潤さん演じる徳川家康と、彼を取り巻く人々の人生がどのようにドラマで描かれるのか、今年1年がとても楽しみですね。

ありがたいことに昨年大好評だった「鎌倉殿の13人」の関連ミニ展示に続き、今年は「どうする家康」にちなんだミニ展示を、大河ドラマの放送開始に合わせて博物館で開催しています。
題して「相模原にもあった!?徳川家康ゆかりの地」です。

市立博物館1階エントランスで展示中

このミニ展示では、徳川家康やその祖先、重臣(おもだった有力な家臣)にゆかりのある伝承地などを紹介しています。
実はみなさまにとって身近な場所が家康ゆかりの地だった、ということもあるかもしれません。

解説パネルと写真で紹介しています。

また、実物資料として、平成27年3月に閉室した津久井郷土資料室から当館に移管された絵葉書を展示しています。
こちらは1ヶ月ごとを目途に会期の途中で入れ替えを予定していますので、ご興味のある方は何度もご覧いただけると嬉しいです。

展示についてのもう少し詳しい内容は、今後のブログでお知らせしたいと思います。
会期は3月26(日)までですので、たくさんの方のご来館を心よりお待ちしております。

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相模川で探鳥会

1月9日、エコパークさがみはらが主催する相模原市自然環境観察員制度のイベントとして行われた相模川(緑区上大島)の野鳥観察会(探鳥会)のお手伝いをしてきました。抜けるような青空で、風も穏やか。探鳥会日和となりました。

1月9日の相模川(緑区上大島付近)

小学生から大人まで約20名が、のんびり観察します。ふだんは自然環境観察員のみなさんとは調査で野外へ出ることが多いのですが、この探鳥会の目的は“純粋に野鳥観察を楽しむこと”です。野鳥観察初心者の方も多く、双眼鏡の使い方からスタートしました。

和やかにのんびりとバードウォッチング

さて、歩き始めると早速出てきてくれたのは、エナガです。

エナガだけど、尾が長くない・・

でも少し形がへんです。尾が長いのが特徴のエナガなのに、あまり長くありません。おそらく、なにかトラブルに巻き込まれていっぺんに尾羽が抜けてしまい、今、生え変わりの途中と思われます。鳥の尾羽は、例えば外敵に襲われて尾羽をつかまれたりしたときにサッと抜けて逃げられるようになっています。トカゲのしっぽ切りと同じですね。尾羽は飛んでいる時に、舵(かじ)やブレーキの役割をする大切なものですが、やっぱり命の方が大事ということなのでしょう。
そして、今回全員でじっくり観察したのは、こちらのビンズイです。キャンプ場のマツ林の中にいました。

ビンズイ

セキレイの仲間ですよ、と説明するとみなさん驚いていました。というのも、水辺で観察したばかりのセグロセキレイと比べて、ずいぶんと違う印象だったからです。

セグロセキレイ

しかし近距離からじっくり見ると、尾を振りながら地面を歩く様子はたしかにセキレイに似ています。マツ林にいたのは、どうやらマツの実を食べていたようです。

マツの実をついばむビンズイ

マツ林を抜けて川を見下ろすと、オオバンが石に付着した藻類を食べていました。こんな観察ができたのも、のんびり歩いていた結果でしょうか。

くちばしでこそぎ落とすように食べていました

いろいろと観察して、最後に登場したのはオオタカでした。

オオタカの飛翔

高い上空を旋回しながらどんどん上がっていったため、全員で観察することはできませんでした。それでも、プレミア感あふれる猛禽類の登場にとても盛り上がりました。
この日観察した野鳥は2時間ほどで28種。なかなかの種数でした。
自然環境観察員制度では、こうした観察会や調査を定期的に行っています。ご興味のある方は、エコパークさがみはらへぜひお問合わせください。

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尾崎咢堂の横断幕を設置しました〜津久井方面お出かけの際にはぜひチェックしてみてください〜

立て続けに尾崎咢堂の話題です!
緑区中野にある津久井総合事務所はご存知ですか?津久井総合事務所

それとも「津久井中央公民館」の方が馴染みがあるかしら?

写真の奥が総合事務所、手前のレンガの建物が津久井中央公民館です。

今日は、これらの施設のすぐそばにある歩道橋に横断幕を設置してきました!

横断幕

アップにするとこんな感じ。横断幕アップ期間限定ですので、津久井方面にお出かけの際はぜひチェックしてみてください。

もちろん横断幕チェックの後は尾崎咢堂記念館にもお越しくださいね。

今の季節は水仙も咲いています!尾崎咢堂記念館(水仙)

1月15日号の広報さがみはらに、尾崎咢堂記念館にて開催する講演会の情報を掲載します!

情報解禁までしばしお待ちください。

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「尾崎行雄の不戦運動」を橋本図書館で展示しています。(1月31日まで)

緑区又野出身である本市の偉人、尾崎行雄をみなさんはご存じでしょうか?
「憲政の神様」「議会政治の父」と呼ばれる明治~昭和の政治家であり、
「2つのフセン」が有名な活動として知られています。「フセン」とは、
すなわち「普通選挙」と「不戦」です。

尾崎行雄の不戦運動について、1月6日(金)から1月31日(火)まで、橋本図書館の録音図書コーナーに出張展示中です。

受付左の録音図書コーナーです。

展示の様子

展示は解説パネルによるもので、尾崎の当時の写真や肉筆の日記・原稿の写真を紹介しています。

尾崎の肉筆(日記)

尾崎は、戦争にかかる予算を減らし教育や農業などの予算を増額せよと訴え、
他国を侵略するのではなく、国民が住みやすくなるような政策を行うべきだと主張しました。

尾崎行雄について詳しく知りたい方は、緑区又野にある尾崎咢堂記念館へぜひ足を運んでみてください。

尾崎咢堂記念館(相模原市の公共施設ページ)

尾崎咢堂記念館(博物館ホームページ)

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内がさと幻日と環天頂アーク

1月6日、少しもやっとした青空の1日でしたが、こんな空模様の日はハロなどの大気光学現象が起きやすくなります。夕方になり、果たして3種類の現象を見ることができました。当館Twitterにも図解が出ているので、位置関係はそちらをご覧ください。
まずは、22度ハロ(内がさ)と幻日です。

15時30分頃の西の空

太陽を中心にコンパスで円を描いたように光の環がとりまいています。これが内がさです。そして、太陽と同じ高さの内がさの部分に虹色の点が見えます。これが幻日です。

幻日

さらに太陽から天頂方向を見上げると、虹を逆さにしたような現象が見られます。これが、環天頂アークです。

環天頂アーク(真ん中より少し上に見える、上に反らせたような薄い虹色の部分)

いずれも特に珍しいものではありませんが、3つ揃うとやはり嬉しくなります。

環天頂アーク

特に環天頂アークは、頭の上にうっすら出ることが多いので、見逃しやすい現象です。今日は比較的はっきりと見ることができました。

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ガガイモのタネ

先月、つまり昨年12月末のことになりますが、市内緑区の林道へ、ガガイモのタネ(種子)を採集しに行きました。なぜかというと、生きものミニサロンなどのイベントで使用するためです。ガガイモのタネは典型的な風散布型の種子で、大きな綿毛を使って空中を長く漂うことができるからです。

ガガイモの種子と綿毛

同じ風散布型種子のタンポポの綿毛よりもだいぶ大きくて、立派な綿毛です。そして、ガガイモは種子が固い鞘(さや)の中にぎっしり納まっています。それを取り出した瞬間にふわりと綿毛が広がり、その様子がとても美しいのです。そんなわけで、イベントでも鞘から取り出したところをお見せしたいため、結実期の12月頃、採集しに行っています。
しかし今年はちょっと時期を外してしまったようで、すでにこのように、鞘が割れて中身が出かかっているか、空になってしまっていました。

鞘(袋果)から中身が飛び出しかけている様子

ちなみに、ガガイモの花は夏の終わりに咲きます。

ガガイモの花

ガガイモは特に珍しい植物ではないのですが、どこにでもあるというものでもなく、いざ種子を鞘ごと取ろうとすると意外と苦労します。
落葉樹はすでに葉が落ちて、カラスザンショウの枝は葉痕(ようこん:葉が落ちた痕)と冬芽でかわいい顔が現れていました。目や口のように見えるのは、維管束痕(いかんそくこん:水分や養分を通り道の痕)です。

カラスザンショウの葉痕と冬芽

こちらはつる植物のヒヨドリジョウゴです。明るい朱色の果実が西日に照らされていました。

ヒヨドリジョウゴの果実

残念ながらガガイモの種子は少量しか採集できませんでしたが、飛んで行った種子が発芽して増えてくれれば、材料も取りやすくなるので、気長に待ちたいと思います。

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★初コラボ★博物館に市民会館のランチタイムコンサートがやってくる!

12月17日に3年ぶりのプラネタリウムコンサートを実施した直後に、標記の件について情報解禁させていただきました!

プレスリリース資料はこちら

構想二年。
感染拡大の状況や、他の事業との兼ね合いで、実現まで時間がかかりましたが、念願の企画の実現が叶いました。

詳しくはこちら(博物館ホームページ)をご覧ください。

平日の夕方ということで、都合がつきにくい方には申し訳ないのですが、めったにない機会です。みなさまのご来館、ご観覧をお待ちしております。

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博物館収蔵資料紹介~化粧や髪結いの道具

博物館では、これまで取り上げてきた桶や甕(かめ)のような食に係わるものをはじめ、明かりや暖房といった住まいに必要な資料とともに、衣生活に分類されるさまざまな資料も保管しています。今回は、その中でも女性の身づくろいや化粧に係わる道具を紹介します。

最初の写真は、左右に耳状の把手(とって)の付いた銅製の小さな「耳盥(みみだらい)」(収集地・中央区矢部)と言われるもので、お歯黒(はぐろ)を塗る時に使いました。

お歯黒をするのは結婚している女性のしるしであり、耳盥も婚礼道具の一つですが、南区下溝で明治末に生まれた人でも、話には聞いていたものの実際にお歯黒をした人は子どもの時でも見なかったとされ、今では珍しい資料の一つです。                   

 

化粧や髪型を整える時には今でも鏡を使いますが、古く鏡は、現在のような鏡面がガラスではなく金属製でした。次の写真は柄がついた「柄鏡(えかがみ)」で、右側は姿を映す鏡面、左側はその裏側で模様が打ち出されています。

この資料は東京都府中市の方から寄贈いただいたもので、昭和30年(1965)代まで緑区青根にお住まいだった家が所有していたと言います。                     

 

こうした柄鏡をかけるものが「鏡台(きょうだい)」です。古くの鏡台は、両手が使えるように柄鏡を掛けるようなものでしたが、ガラス製の鏡が普及すると、洋式の化粧台にならって全身を映して見ることができる姿見(すがたみ)の縦長の鏡を付けるようになりました。次の写真は緑区向原からの寄贈で、母親が結婚した際に購入したものです。

 

以前の女性は長く髪を伸ばして結っており、そのための髪をとかしたり髪飾りの道具も大事なものでした。最初の写真は「整髪用のコテ」(中央区田名)、二枚目は、上側に「櫛(くし)」、下側左は髪型が崩れたりするのを防ぐとともに飾りともなる「簪(かんざし)」、右が髪を巻き付けてまとめる「笄(こうがい)」です。寄贈者によると、明治時代に使われたとのことです(いずれも緑区大島)。                   

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