コナラの年齢

11月2日、気持ちの良い秋晴れの空が広がりました。博物館敷地内のコブシの葉も色づいてきました。

コブシの黄葉

駐車場のミズキの落ち葉も、地面に美しいグラデーションを描いています。

地面に落ちたミズキの葉

そんな中、ナラ枯れで立ち枯れてしまった前庭のコナラが伐採されました。幹が駐車場の一画に仮置きされています。

伐採されたコナラの幹

今年の初めにも同様に伐採されたコナラの年輪を数えましたが、せっかくなので今回も、年輪を数えてみることにしました。このような時しか、はっきりとした樹齢を確認することはできないからです。しかし、コナラのように成長の早い樹木の年輪は数えにくく、特に根もと付近は年輪がうねっていたり、様々な濃淡が混じり合って判読しづらくなっています。

根もと側の切り口

いくつかのラインをたどりながら、なんとか本数を割り出します。

季節によって成長の度合いが変わるので、年輪と年輪の間にも色分けがあります

反対側の切り口の方がわかりやすいため、そちらの本数(幹の上部になるため、根もと側より数本少なくなります)と突き合わせて大きく間違えていないことを確認したところ、このコナラの樹齢は36年でした。このコナラは博物館建設時(1995年)に植栽されたものなので、それから27年、苗木の樹齢が9年程度ということは、だいたい計算も合います。幹の直径は、切り口から1メートルくらいの高さ付近で約40センチメートルでした。今後、コナラの太さから樹齢を推定する上で参考にしていきたいと思います。

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津久井城市民協働調査 講習会・研修を行いました。

今年度の津久井城跡の城坂曲輪群(しろさかくるわぐん)7号曲輪の発掘調査を行うにあたり、9月21、22日に市民調査グループの方を対象に講習会・研修が開催されました。

場所は南区磯部の勝坂遺跡公園です。

はじめに発掘調査の基礎知識や図面の作成方法など、座学を行いました。

文化財保護課職員による発掘調査の目的と方法の説明

重要な点は2つあります。①なぜ発掘調査が必要なのか?②発掘調査をすると遺跡はどうなるのか?

①は津久井城の内容を知るために、建物跡、池跡などの遺構(不動産)や陶磁器・かわらけなどの遺物(動産)などの情報を得るためです。
これらの情報から津久井城の特徴は何か、城坂曲輪群にはどのような施設等があったのか、津久井城の機能や曲輪ごとの性格などを考えます。

②は発掘調査は遺跡の破壊であり、元には戻りません。警察による現場捜査や外科手術のように失敗は許されず、二度とやり直しができません。
そのため発掘調査の目的を明らかにし、遺跡の破壊を極力抑えるために最小限の範囲しか掘りません。遺跡の保存の観点からは掘削を受けずに埋まっている状態の方がより適切です。
そしてどこに何があったのか客観的な証拠を残すために、平面図などの記録を必ず作成し、発掘調査の後でも遺跡の様子が追証できるようにします。

以上の点を踏まえ、座学の後に図面作成の研修を行いました。テレビや映画などでは発掘調査の現場で刷毛やヘラなどで地面を熱心に探っている光景がよくありますが、実際は地味で動きが少ない記録作業の方が多い場合もあります。

今回は、平板測量による地形測量と遣方(やりかた)測量による平面図・断面図の作成を実際に行いました。

平面図は遺構にある、敷かれた石や溝などの状況を平面的に記録するもの、断面図は遺構の高さを記録し、平坦な部分や盛り上がる部分、あるいは凹みを表現します。

平板測量の様子

黙々と平面図、断面図を作成中

市民調査グループの方にとっては日常的に行う作業ではなく、今年の発掘調査が初めての方もいらっしゃるので、一つ一つ作業の流れを確認しながら作業を行います。
どのように図面を作成するのか、方眼紙に記録する慣れない作業に苦戦しつつも、おおよその流れを把握されていました。

11月から津久井城跡城坂曲輪群7号曲輪を発掘調査します。発掘調査の内容は本ブログで掲載していきますので、ぜひご覧ください。

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ドングリを食べたのは・・

先日、市内南区の小学校へ行きました。出張授業の下見です。学校には、植栽されている定番の樹木がいくつかあります。その代表格はサクラ(ソメイヨシノ)ですが、もうひとつ、マテバシイも定番です。

マテバシイ

マテバシイはブナ科の常緑樹で、大きめのドングリがなる木として知られています。

マテバシイのドングリ

もともと相模原には自生していません。日本では紀伊半島や四国、九州、南西諸島のほか、関東地方では、千葉県の房総半島南端部にも自生します。そして、相模原市内では、学校の他に公園でもよく植栽されています。
さて、その小学校にもマテバシイがたくさん植えられていたのですが、落ちているドングリに目が留まったため、拾って博物館へ持ち帰りました。

大きな穴があいたマテバシイのドングリ

落ちていたドングリに、かなりの割合で大きな穴が開いていたのです。ドングリの殻、しかもマテバシイの殻は、例えばコナラやシラカシ、クヌギなどのドングリと比べてとても固いのです。その殻をこのようにかじって開けることができるのは、ネズミの仲間と考えられます。学校周辺に生息するなら、アカネズミでしょうか。

中身が食べられています

ちなみに、マテバシイのすぐ近くに植えられていたコナラのドングリには一つも穴は開いていませんでした。これは何を意味するのでしょうか。コナラのドングリには、タンニンが多く含まれるため、人が食べようとしてもとても渋くてそのまま食べることはできません。野鳥の中にはカケスやオシドリのようにドングリを好んで食べるものもいますし、哺乳類ではツキノワグマが好んで食べることが知られています。しかし、ネズミはタンニンを嫌うため、コナラなどのドングリは食べません。
一方、マテバシイのドングリはタンニンが微量にしか含まれないため、渋くなく、生でも食べられます。これまで、マテバシイのドングリにこのような穴が開いているのを見たことがありませんでした。もともと自生していないマテバシイのドングリを、小学校周辺にすむアカネズミは食べる習性が無かったのでしょう。しかし、アカネズミの中で、チャレンジャーの個体がマテバシイを食べてみて、渋くないことを「発見」し、食べる習性を獲得したと考えられます。他の学校や公園のマテバシイのドングリも、よく観察してみようと思います。

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博物館収蔵資料紹介~給食のサンプル

博物館では、さまざまな内容や形態の資料を収集・保管していますが、この職員ブログでも紹介しているように、市民の皆様からご寄贈いただいた資料も多く、特に民俗の分野ではそうしたものがほとんどを占めています。

しかし、なかには寄贈以外の方法で収集した資料もあり、今回紹介する食品サンプルなどもそうしたものの一つです。

博物館で秋に行われる恒例の企画に「学習資料展」があります。この展示は、博物館の収蔵品を展示して「ちょっと昔」を紹介し、小中学生の学習に役立てるとともに、一般の方にも展示を通じて、かつての生活を振り返っていただくことを目的に開催しています。また、市民学芸員のメンバーと協働して展示を企画・実施しています。

展示内容は毎年テーマが異なっていて、学校生活を取り上げた年に、文字による説明だけでなく具体的に見て分かるものといった点から、給食を食品サンプルで再現しました。

最初の写真は昭和30年(1965)代を想定した給食で、コッペパンにおかずは鯨(くじら)の竜田揚げ(たつたあげ)と脱脂粉乳(だっしふんにゅう)です。また、二枚目の写真は、小型のパンとスパゲティミートソース・菜の花和えに牛乳が付いた昭和49(1974)年の給食で、洋風のおかずと牛乳に代わっています。                  

 

次の給食は、平成21年(2009)12月10日の中央区青葉小学校の献立から製作したもので、ツナピラフ・ミネストローネ・タンドリーチキンとゆでブロッコリー・ぶどうゼリー・飲むヨーグルトです。この日は「セレクト給食」として肉か魚を選べることができ、写真はA「おにく」で、以前の内容に比べてさらに充実し、デザートなども加わっています。                  

 

そして、数は多くありませんが、給食だけでなく家庭での食事の食品サンプルも製作しており、写真は御飯と味噌汁・めざし・煮物・たくわんで、昭和30年代頃までよく見られたものです。                   

 

給食の内容は、世代や地域によっても異なっています。皆様の食べた給食はどのようなものでしょうか。今年の11月1日(火)~来年1月15日に開催する学習資料展「昔の小学生-昭和30~40年代のこどもの世界-」では、今回紹介した一部の給食の食品サンプルをはじめ、さまざまな資料を展示します。それらを見ながら、給食の思い出を含め、今と昔の生活の違いなどを改めて考えていただけれは幸いです。

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丹沢の初冠雪(10月25日)

10月25日、博物館から見える丹沢の山々が初冠雪していました。
丹沢山を中央に見たあたりです。ちょっと高い木に阻まれていますが・・

博物館屋上から丹沢山を中央に見たところ

丹沢最高峰(つまり、神奈川県最高峰)の蛭ヶ岳(標高1673メートル)です。

丹沢最高峰の蛭ヶ岳

今朝のニュースで、中部地方などの山々が初冠雪と伝えられていましたが、丹沢の10月中の初冠雪はちょっと意外でした。例年、11月中旬以降が多いと記憶しているので、今年の初冠雪はちゃんと記録しておこうと思います。

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生きものミニサロン 麻布大学ミュゼットとコラボしました!

10月22日、毎月恒例の生きものミニサロンは、麻布大学いのちの博物館で展示解説を行うサークルの「ミュゼット」のみなさんとコラボレーションしました。折しもJAXA特別公開と重なり、たくさんの来館者が見込まれたため、10時、12時、15時の1日3回実施としました。

いつもと違う、生きものミニサロンの風景です!

内容は、いのちの博物館から持ち込まれたたくさんの骨格標本を用いた「出張展示解説」です。特に目を引いたのは、アフリカゾウの頭骨(上あご)と下あごです。巨大な骨に「これ本物?」と質問されていた方が多くいました。もちろん、本物です。重さも体験してもらいました。

持てたよ!

準備をしている最中から、どんどん人の群れに囲まれていきます。学生さんたちはそんな中でも臨機応変に進めてくれました。

動物、鳥類などたくさんの骨格標本を用意してくれました

骨のスケッチも取り入れています。

スケッチして形を確認します

こちらは手首の骨(手根骨:しゅこんこつ)の実物立体パズルです。結構難しくて、大人も苦戦していましたが、そのぶん、できた時の喜びも大きくて盛り上がりました。

手根骨の実物立体パズル

3回目の15時の回は、お客様が途切れた16時すぎまで続き、さすがにミュゼットのみなさんも疲れた様子でしたが、しっかりやり遂げてくれました。
麻布大学は、今週末の10月29、30日に麻布大学祭を開催します。そこでもミュゼットのみなさんはいのちの博物館で展示解説を実施します。ぜひご来場ください。また、現在当館といのちの博物館は様々な面で連携を進めていて、ミニ展示「鎌倉時代初めの相模原の武士団 横山党」を巡回展示中です。大学祭に行かれる方は、こちらもぜひご覧ください。
生きものミニサロンは、今後もこうしたコラボ企画を進めたいと考えています。来月は11月26日(土)12時から、通常どおり1回の実施です。

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ひつじ雲

10月21日、午後の空にひつじ雲が広がりました。博物館の屋上に出てみると、西側の空が一面覆われていて、遠近感のある美しい空の景色でした。大山を中央に見た方角です。

丹沢方面を眺めた空に、ひつじ雲

ひつじ雲は、雲のできる高度の分類では中層(2000~7000メートル)にできる高積雲になります。さらに、上の写真のように一面に広がる状態を雲の種類では層状雲と呼びます。シートを広げたような雲(cloud)なので、英語でもクラウド・シートと呼ばれます。層状雲は、空の広い範囲に均一に広がるため、空を広く見上げられる場所ではダイナミックな遠近感を感じられます。

ひつじ雲やいわし雲(巻積雲)は、遠近感を感じやすい雲です

博物館から、特別公開(本日はオンライン)真っただ中のJAXA相模原キャンパス方面の空です。光に向かって進む、羊の群れの最後尾といったところでしょうか。

博物館から南東側の空

写真を撮影して館内に戻り、1階エントランスからふと天窓を見上げると・・

1階の天窓から見えた空

ひつじ雲からたくさんのすじ雲が出ていました。これは雲の分類では副変種の尾流雲(びりゅううん)と呼ばれ、高めの高度の雲からの降水が、空中で蒸発してしまうため雨にはならず、すじ状に見えているものです。美しいひつじ雲をさらに装飾する尾流雲を見られ、ちょっと得した気分になりました。

ひつじ雲の雲片からすじが流れ、尾流雲となっています

青空に広がる層状雲は、いかにも秋の空のイメージがありますが、実際にはどの季節にもできます。この季節は気温も高すぎず、晴れた空を見上げる余裕が生まれるからでしょうか。確かに秋は、雲観察をしたくなる季節です。

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学芸員によるリレー解説!

先日、市内緑区橋本を拠点に、地域の歴史を伝え、愛着を深めるためのPR活動をされている「橋本の歴史を知る会」の会員の方10名が展示見学にいらっしゃいました。

オリエンテーション中。これからリレー解説が始まります。

相模原市立博物館には、常設の「自然・歴史展示室」、「天文展示室」、時期によって様々な企画展を開催している「特別展示室」の3つの展示室があります。
会からのご要望ということもあり、今回は自然・歴史展示室の橋本地区に関わりが深い部分を重点的に、各専門分野3名の学芸員によるリレー形式で展示解説を行いました。

まずは、オリエンテーションとして当館の来歴をお話しした後、地質担当の学芸員が相模原の台地や、地層の成り立ちについて解説しました。
相模原の台地が、遠く離れた富士山や、それよりもさらに遠い九州地方から飛んできた火山灰が降り積もったことによりできていると知り、みなさん驚きのようでした。

地層のはぎ取り標本の前で展示解説しています。

次は、考古担当の学芸員による、橋本地区で発掘された橋本遺跡や、古代から中世までの埋蔵文化財についての解説です。
食料となる獲物を追って移住生活を送っていた時代に、石器やその材料をどのようにして手に入れていたのか、展示されている資料を見てたくさんの意見や質問が飛び交いました。

昔の人が使っていた石器にみなさん興味津々です。

最後に、民俗担当の学芸員から、江戸時代以降の新田開発や近代化、終戦後の爆発的な人口急増などによって移り変わってきた人々のくらしについて解説を行いました。
展示室の最後にある「地域の変貌」のコーナーでは、市内の工業地・住宅地・商業地が形成されていく様子を、定点観測のように500分の1のジオラマで再現しています。長く相模原市にお住まいの方は、当時の目まぐるしい変化に思いを馳せていたようです。

まちの様子はどのように移り変わっているでしょうか?

約2時間の長丁場でしたが、みなさん終始興味深そうな様子で学芸員によるリレー解説をお聞きいただきました。

当館では、このような展示解説の依頼を受ける場合、見学者のニーズに寄り添うため、必ず事前に打ち合わせを行います。いつでも同じ資料を見られることが魅力の常設展示ではありますが、どこに解説のポイントを置くかによって、違った見方や新たな気づきにつながると思います。
また、感染症対策に留意しながらも、こうした対面での展示解説も徐々に再開しつつありますので、学芸員の生解説により、展示をご覧の方の学びのお手伝いができれば嬉しい限りです。

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【麻布大学にて出張展示中!】大河ドラマ関連ミニ展示「鎌倉時代初めの相模原の武士団 横山党」

令和4年10月20日(木)から12月23日(金)までの期間、現在絶賛放送中のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」にちなんだミニ展示「鎌倉時代初めの相模原の武士団 横山党」を、市内中央区淵野辺の麻布大学いのちの博物館(※1)で出張展示しています。

麻布大学いのちの博物館

この展示は、大河ドラマの放送開始に合わせて今年の1月から相模原市立博物館で開催したことを皮切りに、当館所管施設の吉野宿ふじや尾崎咢堂記念館と市内各所を巡回して来ました。そして、年内に完結予定の「鎌倉殿の13人」放送期間中、最後の展示を縁あって麻布大学いのちの博物館で開催することになりました。

展示の様子

鎌倉時代初期に活躍した相模原の武士団「横山党」や、13人の御家人の1人で市内に伝承がある「和田義盛」ゆかりの地を紹介していますが、展示をご覧いただけるのは恐らくこれがラストチャンスになります!
横山党野辺氏館跡伝承地の「上矢部土塁」(中央区上矢部)は、麻布大学いのちの博物館から徒歩11分の場所にあるので、ご来館の際に併せて訪れてみてはいかがでしょうか?

上矢部土塁

当館と麻布大学いのちの博物館ではこのほかにも様々な場面で連携をしており、今週22日(土)のJAXA相模原キャンパス特別公開(※2)日には、展示解説サークル「ミュゼット」のみなさんとコラボイベントを予定しています。こちらもお見逃しなく!

※1…麻布大学いのちの博物館の入館は事前予約制です。入館希望日の3開館日前までに042-850-2520(直通)へ電話予約をお願いします。その他、開館情報の詳細は麻布大学いのちの博物館ホームページをご確認ください。
※2…JAXA特別公開は、10月21日(金)・22日(土)で、21日(金)はオンライン開催、22日(土)は対面での開催となりますが、22日(土)の事前申し込みはすでに締め切られていますのでご注意ください。なお、当館への入場は通常どおりで、どなたでもご入館いただけます。

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今月の生きものミニサロンは麻布大学ミュゼットとのコラボです!

10月22日(土)はお向かいのJAXA相模原キャンパス特別公開の日です※。博物館でもいくつかのイベントが組まれており、たくさんの方のご来館が見込まれていますが、そんな中、毎月恒例の生きものミニサロンを実施します!そして、今回は、麻布大学いのちの博物館との連携事業の一環として、同博物館で展示解説などを行うサークル「ミュゼット」とのコラボレーションで行います。今日(10月20日)、なにやら巨大な骨が運ばれてきました。

ミュゼットの学生さんと、「いのちの博物館」館長の島津徳人先生が搬入してくださいました

さて、こんな大きな骨と言えば・・

ゾウの下あごの骨(実物)です

そうです、ゾウの下あごの骨です。ということは、上あごも・・こちらは当日のお楽しみとしましょう!
生きものミニサロンは、通常は1日1回ですが、今回は、「麻布大学いのちの博物館出張展示解説」として3回実施します。10時、12時、15時からそれぞれ30分を予定しています。1階エントランス内の、自然・歴史展示室入口付近です。いつもとちょっと違う場所で行いますので、お間違えのないようお願いします。なお、当日は駐車場が大変混みあいます。博物館駐車場が満車の場合は、JAXA特別公開の臨時駐車場が設けられますので、そちらもご利用ください。

※JAXA特別公開は、10月21日~22日で、21日はオンライン開催、22日は対面での開催となりますが、22日の事前申し込みはすでに締め切られていますのでご注意ください。なお、当館への入場は通常どおりで、どなたでもご入館いただけます。

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