宇宙学校・さがみはらがやってくる!申し込みは3/8必着!

3月25・26日は、JAXA相模原キャンパス特別公開が行われます。ただし、社会情勢を鑑みてオンライン開催…なのですが、本日付で情報解禁!

3月26日土曜日には、相模原市立博物館を会場としてリアルイベント
宇宙学校・さがみはら」を、開催することが決定しました。

テーマは 「はやぶさ2」の先にあるもの と題して、
小惑星探査機「はやぶさ2」が小惑星リュウグウのサンプルを地球に持ち帰りましたが、それを調べてわかることや、その成果の先に進められる研究はどのようなものなのか?3名の先生がお話しや皆さんからの質問に回答する内容です。先生は次の方々を予定しております。

臼井寛裕さん(JAXA)、鈴木志野さん(JAXA)、亀田真吾さん(立教大学)です。

ここまでの情報でもワクワクしてきますね!

時節柄、参加には事前申し込みが必要です。

事前申し込みは往復はがきによる応募(3月8日必着です!)のみ。応募者多数の場合は抽選となります。詳しくはこちら。

広報さがみはら3/1号

※感染症の状況によっては講師の先生方の出演はオンラインになる可能性はあります。
あらかじめご承知おきください。

これは2月1日に開催した別イベントの様子です。オンライン出演になった場合は、正面のスクリーン越しに先生とやり取りすることになります。

市内在住、在勤、在学の小学生5年生以上の方が対象です。先生方に質問できる絶好の機会ですので、ぜひぜひご応募くださいね。

※イベントの性質上、小学生・中学生・高校生の質問を優先しますので、どうぞご了承ください。

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「写真で見る相模原~昭和・平成の生活と民俗~」(No93 塩田石の利用)

相模原地域は台地上に位置し、一般には平らな地形と意識されていますが、それでも東西に流れる境川や相模川に向かっていくと段丘崖(だんきゅうがい)の坂がいくつもあります。

次の写真は、中央区田名地区の望地(もうち)河原に向かっていく坂道の一角ですが、よく見ると石を切り出したような跡があるのが分かります(平成23年[2011]6月8日撮影)。                   

 

これは地元で、塩田という地域の地名から「塩田石(しおだいし)」と呼ばれる石を切り出した跡で、塩田石は柔らかくて加工がしやすく、明治時代から昭和30年代まで石切りが行われました。当時非常に盛んだった養蚕での暖房用の炉(ろ)やこたつ、かまど、土蔵の建材など、いろいろなものに使われました。

次の写真のうち、一枚目は博物館の資料として保管している養蚕用の炉で、蚕は寒くなると成長が遅くなったり、繭を作るのをやめたりするため、時期により保温に気を使いました。二枚目は田名地区の農家の台所で、塩田石のかまどがあります。また、この家では、冬場の農閑期に塩田石の石切りの仕事をしていたため、石切りに使用する道具もありました(昭和61年[1986]7月11日)                                                      

 

最後の写真は、同じく田名地区にあった農業に使う堆肥(たいひ)を入れる小屋で、左側の土壁の下側に塩田石を積んで建材にしているのが見えます。そして、堆肥小屋の屋根は茅葺き(かやぶき)で、久しぶりに屋根の葺き替えを行うことになったために、作業用の足場が組まれています。この時の屋根替えの作業についても撮影させていただきました(昭和63年[1988]2月1日)。

                   

 

かつての相模原の生業は、麦やサツマイモなどの畑作と養蚕が中心でしたが、例えばワサビ作りや前回の砂利取りなど、本ブログでも紹介したように地区によってさまざまな仕事が行われてきました。そうしたものも地域の生活や歴史を知る上で重要な資料と言えましょう。

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考古企画展・大河ドラマ関連ミニ展示などを市長が見学!

2/26(土)に本村相模原市長が、考古企画展「古代相模原台地の開発」、市内もロケ地である大河ドラマ関連ミニ展示お雛様展示&スタンプラリー、の見学をされました。

古代の相模原について概要を説明

特に、考古企画展では古墳時代から平安時代の土師器(はじき)・須恵器(すえき)等の土器や、刀や鍬先等の鉄製品など多くの展示物をご覧いただきました。そして、「こんなにもたくさんの貴重な資料が博物館に収蔵されているとは!」と感激されていました。

古墳時代の土器(土師器)について説明

考古企画展「古代相模原台地の開発」、大河ドラマ関連ミニ展示、お雛様展示は3月13日(日)まで開催中です。みなさまも、ぜひご来館ください。

なお、考古企画展のギャラリートークを2月27日(日)と3月13日(日)に開催します。いずれも午後2時からとなります。こちらもぜひご参加ください。

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生きものミニサロン「花粉症の元凶!?スギの花粉を観察しよう!」

2月26日、毎月恒例の生きものミニサロンを実施しました。今回のテーマは、スギ花粉!
花粉症の人(スタッフも参加者も、ほとんどの方が花粉症でした)には何とも理解しがたいテーマかもしれませんが、アレルギーを起こすのはいったいどんなものなのか、知ることも大切ではないかと考えて設定しました。

煙のように花粉を飛ばすスギの雄花

館内でスギという木について少し解説した後、外へ出ます。向かったのは、公用車の駐車場です。

駐車場で顕微鏡の使い方を説明

駐車している車のフロントガラスなどに、花粉が付着しているためです。セロハンテープに張り付けて・・

セロハンテープを切って

車のフロントガラスなどに付着したホコリごと、花粉を採集

これをスライドグラスへ張り付けて“超簡易プレパラート”のでき上がりです。

超簡易プレパラート!

これを顕微鏡で観察します。

顕微鏡で花粉を探します

本来なら顕微鏡観察は室内で行いたかったのですが、密を避けるために、外に机を出して観察しました。風は少し強めでしたが、とても良いお天気だったので気持ちの良い青空顕微鏡観察となりました。

青空顕微鏡観察

残念ながら、今年はまだ花粉の飛散が少ないようで、その場で採集したサンプルからはあまり花粉は見られませでした。そのかわり、博物館でストックしてあったスギの雄花から花粉を取り出してみていただきました。

スギの花粉

スギの花粉は、まん丸で透明、おへそがちょこんと出るのが特徴です。大きさが40マイクロメートル(1マイクロメートルは1ミリメートルの1000分の1)くらいなので、顕微鏡を使わないと見ることはできません。でも、拡大して見てみると意外とかわいらしいので、参加者のみなさんは、スギに対する見方がちょっと変わったかもしれません。

次回、3月は都合により第3週の3月19日に実施予定です。

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火星の話題が今アツい!?

JAXAつながりで日ごろからお付き合いのある国分寺市さんからこんなチラシが届きました!

国分寺市で開催中!27日までです。

国分寺市で2月27日まで開催している特別企画展「火星の素顔をさぐる」です。詳しくはこちら(国分寺市のホームページ)。

おりしも、相模原市立博物館のプラネタリウムでは、「星空さんぽ」の3月ミニテーマが火星衛星探査計画である「MMX」!

世界初の火星衛星サンプルリターンミッションで、2024年度打上げを目指して開発を進めているとのこと。

JAXA相模原キャンパス藤本副所長からいただいたMMXのステッカー

MMXについてのJAXAのホームページはこちら

火星の話題、まさに旬ですね!

国分寺市さんの展示や、当館のプラネタリウム番組で、火星や火星衛星探査について詳しくなっちゃいましょう!

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シリーズ「相模原ふるさといろはかるた」でみる名所紹介㊺ ㋲木もれびの森

もう少し 歩いていたい こもれびの森  (もうすこし あるいていたい こもれびのもり)

「木もれびの森」とは、JR古淵駅の南側、国道16号線沿いから南へ広がり、3つの区域に分かれた合計73ヘクタールの「相模原近郊緑地特別保全地区」を指します。

『木もれびの森ガイド』(平成26年 特定非営利活動法人相模原こもれび 発行)より

区域によっては散策路やトイレが設置されていますが、都市公園のような施設や駐車場があるわけではなく、まさしく自然のままの樹林地です。都市部の平地にこれだけの広さの樹林地が残ったことは、奇跡と言ってよいでしょう。土地所有者をはじめ、地元のみなさんのご理解の賜物です。
木もれびの森は、かつて薪(まき)や炭の原料を取る雑木林として管理育成されてきた場所や、スギの植林地、畑が放置された場所など、さまざまな種類の樹林があります。そのため、動植物が豊富です。早春から真冬までいろいろな生き物の観察を楽しむことができます。あと一か月くらいすると、フデリンドウやタチツボスミレなどが咲き始めるでしょう。

フデリンドウ

タチツボスミレ

近年はフクロウの目撃情報も増えています。

フクロウ

冬の間、エナガやシジュウカラ、メジロなどが数10羽の群れを作って樹林内を飛び回っていましたが、そろそろ繁殖期を迎えます。エナガはすでにつがいで巣作りを始めています。

エナガ

日本で一番小さなタカである、ツミも一年中見ることができます。

ツミ

自然豊かな奇跡の森、木もれびの森も、自然であるがゆえの変化にさらされています。この8年ほどは春にキアシドクガの大発生があり、樹林内のミズキ類(キアシドクガの食樹)がだいぶ枯れたり、予防的に伐採されたりしました。また、壮齢のコナラは、カシノナガキクイムシが媒介するナラ菌によって大量に枯れはじめています。
それでも、長い目で見れば森は森であり続けます。相模原の緑の象徴とも言える木もれびの森の変化を、これからも冷静に見つめていきたいと思います。

*このかるたは当館のボランティア「市民学芸員」が2017年に制作したものです。
*このかるたは相模原市立博物館の開館日に閲覧・貸出し可能です。(貸出しは要予約)
*貸出し詳細やかるたに関心のある方は、博物館までご連絡下さい(042-750-8030)。
*貸出し使用時には感染症予防のため、事前・事後の手洗い・消毒を必ず行って下さい。

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いよいよ見納め!?「リーベルタース天文台だより」と、おまけでネコのお話

土日・祝日などの午前中に投影しているこどもプラネタリウムをご存じでしょうか?

ここ数年は、その季節に見られる星空の話題についての星空生解説と、四季折々のプラネタリウム専用オリジナルアニメ番組の組み合わせでお届けしています。

現在の番組「リーベルタース天文台だより」は、春夏秋冬の季節に合わせ、4つのテーマの番組を上映しています。

今、上映している「リーベルタース天文台だより」冬バージョンの内容は

リーベルタースの森の真ん中には天文台があります。天文台には、いつも子どもたちに星のお話をしてくれる優しい番人、マヌルネコさんが住んでいます。今回、マヌルネコさんは冬の星座の物語「レラプスときつねのおいかけっこ」のお話しをしてくれます。

©TC/ 八木大

という内容で、架空の村の天文台に、動物の子どもたちが集ってきて、星座についてのお話を聞く、というストーリーです。ちょっとレトロな雰囲気のあるアニメを見ているうちに、星座の世界、ギリシャ神話の世界に引き込まれます。

みなさまにお楽しみいただいておりましたが、いよいよ3/5(土)から次のシーズンは、当館オリジナル番組に変わります。そのため、「リーベルタース天文台だより」の上映は、いよいよ2月27日までとなりました。どうぞこの機会をお見逃しなく!(新番組もどうぞお楽しみに)

 

さて、昨日は2月22日で「猫の日」でした。さがぽんツイッターでもつぶやかれていましたが(そのツイートはこちら)、博物館で猫といえば、「リーベルタース天文台だより」のマヌルネコさんですよね。そしてみなさん、ご存じでしたか?マヌルネコ、というのは物語上の猫の名前ではなく、猫の品種名なのです。検索していただくと、特徴的なずんぐり?まんまる?の猫の画像がヒットすると思います。

そしておまけ情報としては、このマヌルネコさんの骨格標本を見られるところが近くにあるのですが・・・ご存じですか?それは「いのちの博物館」。当館の最寄り駅、JR横浜線淵野辺駅の隣の矢部駅から徒歩5分の所にある博物館です。麻布大学内にある博物館であるといえばピンとくるでしょうか。

動くマヌルネコさんはいませんが、あのマヌルネコさんの骨格はどんな感じなのか?

プラネタリウム番組を楽しんだ後、いのちの博物館にも足を運んでみてはいかがでしょうか。(開館情報などはいのちの博物館のホームページをご覧ください)

プラネタリウムの新番組については、当館ホームページをご覧ください。

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津久井城市民協働調査 講習会・研修を行いました。

1月19日に津久井城の城坂曲輪群(しろさかくるわぐん)6号曲輪の発掘調査について、

調査参加者とボランティアの方を対象に調査結果の報告会があり、当日は29名の参加がありました。

会場の様子

 

発表は発掘調査を担当した文化財保護課の埋蔵文化財調査員が行いました。

津久井城の概要と今までの調査成果をまとめて、6号曲輪の調査成果を発表しました。

6号曲輪の調査成果について、分かりやすく説明しました。そしてこの調査は行政と市民が協働で行い、郷土の歴史的遺産である津久井城の価値を明らかにすること、そして博物館、文化財保護課、神奈川県公園協会のボランティアに所属している方ならば誰でも参加できること、この点を強調していました。

その後、5号曲輪と6号曲輪からみつかった遺物を見学しました。

5号曲輪出土の遺物

発表後は遺物の解説も行われました。

 

午後からは、1階特別展示室にて展示の準備をしました。1月29日から開催の考古企画展「古代相模原台地の開発」と同時開催で、津久井城城坂曲輪群6号曲輪の展示を行います。

特別展示室にて作業です。

 

展示作業は解説パネル・写真パネルの作成・設置と、出土遺物の展示です。この日の作業は解説パネル・写真パネルの作成と設置です。

写真パネルの作成。見栄え良く、丁寧に切ります。

 

解説パネル・写真パネルの作成はすべて手作業です。

その後、展示ケース内に解説パネルと写真パネルを虫ピンで打ち付けていきます。

パネルが水平になるように。

間隔は丁度良いですか?パネルの高さは一定ですか?

パネルの間隔は展示ケース内部からではよく分からないので、外の方から指示してもらいます。

 

完成したパネルなど

無事パネルの設置が終了しました。

後日、学芸員により、出土した遺物や現地で作成した記録図面を展示しました。

完成した津久井城城坂曲輪群6号曲輪の展示

 

6号曲輪から出土した石器(上段)、かわらけ(下段左)、縄文土器(下段中央・右)

 

考古企画展「古代相模原台地の開発」は3月13日まで開催していますので、まだご覧になっていない方はぜひご覧ください。

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「さがみはらピンクシャツウィーク」in 相模原市立博物館

先日予告した「さがみはらピンクシャツウィーク」、博物館では名札などに色紙で作った手作りのピンクシャツをつけたり

写真を撮るときの合言葉は「SDGs!」

可能な範囲でピンクのものを身に着けたり・・・ということで、館内はピンク色率高めです!

もちろん、この取り組みは単にピンク色のものを身に着けて「かわいい!」「春っぽい!」と感じることが目的ではありません。

2007年にカナダで実際に起きた「ピンクシャツをきっかけに始まったいじめをやめさせるためにみんなでピンクものを身につけた」というエピソードに基づき、いじめ問題についてみなさまに関心を寄せていただきたいということを目的にしているものです。詳しくはこちらをご覧ください。(県のホームページにリンクします)

オリパラピンバッジ、いよいよこれで最後です!

さて、夏以降、断続的に配布をしてきた東京2020大会オリンピック・パラリンピックのピンバッジですが、最後にピンクシャツウィークらしい装飾を施しました。

オリンピック・パラリンピックうちわも引き続き配布中です。どうぞあわせて来館記念にお持ちいただき、ピンクシャツデーのことを考える、思い出すきっかけとしていただければ幸いです。

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水路の清掃

2月20日、中央区の田名公民館が主催の農業用水路の清掃作業が行われました。
公民館がなぜ用水路の清掃?と思われるかもしれません。その理由は、こちらです。

ゲンジボタル(6月に撮影)

この用水路は、市内でも有数のゲンジボタルの発生地なのです。もちろん真冬のこの季節に成虫はいませんが、今、幼虫は水の中で静かに暮らしているはずです。そして、ゲンジボタルが生息する水路にはいくつかの環境条件が必要です。まず、幼虫の食料となるカワニナという淡水性の巻貝が豊富であることです。カワニナは、川底の石などに付着する藻類を食べるので、藻類が増えるためには、一年中ある程度の水の流れがあり、川底に泥が堆積しすぎないことや、日差しが川面に届くことが重要です。もちろん、ホタルに似つかわしくないゴミが堆積するのもよくありません。
そこで、地元のホタルを大切に守るため、公民館が声かけをして水路の清掃・整備作業を行っているというわけです。博物館でも毎年、ゲンジボタルの観察・調査を行っているため、学芸員が作業に参加しました。

集合して作業の説明をきいています

用水路を管理する組合のみなさんの協力で、いったん水を止めて水路に入ります。

滑る川底に気を付けながらゴミや落ち枝などを拾い集めます。

遊歩道から見下ろすとあまりゴミが落ちていないように見えるのですが、小一時間拾っただけで、これだけ集まりました。中には灯油のポリタンクなどもあり、これが劣化して中身が漏れ出したりしたら大変です。

集められたゴミ

さらに、水路に覆いかぶさるように伸びた木の枝も、一部を切りました。ゲンジボタルが明滅(めいめつ)飛行する空間も大切です。

枝打ちはごく一部の場所だけでしたが、大量の剪定枝が出ます

ゲンジボタルが生息するには、他にもいくつかの条件がありとてもデリケートな環境です。そして何より重要なのは、この水路の場合は稲作のための水を運ぶ農業用水路であるという点です。

作業終了後の記念撮影

水田の作業とともに、用水路の環境整備が行われて初めてゲンジボタルの生息が保障されます。今年もまたたくさんのゲンジボタルの光る姿が見られることを願いつつ、作業を終えました。

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