相模原市における50週(12/11~12/17)の定点あたりの報告数が31.26人となり、警報レベルの基準値(定点あたり30.00人)を超えました。
インフルエンザの主な感染経路は、咳やくしゃみの際に口から出るしぶきによる飛沫感染で、短期間に多くの人へ感染が広がることがあります。
インフルエンザは、小児などでは重症化するとまれに急性脳症と呼ばれる重度の中枢神経症状を呈することがあります。また、高齢者や免疫力の低下している方では肺炎を伴う場合があります。このような場合、生命に危険が及ぶ恐れがありますので、注意が必要です。
外出後の流水や石けんを使った手洗いや咳エチケットなどの基本的な感染予防対策を心がけ感染拡大防止に努めましょう。また、日頃から十分な休養とバランスのとれた栄養摂取を心がけ、体調がすぐれない場合は、早めに休養をとり、感染が疑われる場合には、早めに受診し、周囲に感染を広げないよう注意しましょう。
そのほか、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎や咽頭結膜熱の報告数も過去5年間の最多を更新し、高い値で推移しており、感染性胃腸炎も増加しています。これらの感染症にも基本的な感染症対策は有効です。引き続き感染にご注意ください。
▼相模原市感染症情報センター
https://www.city.sagamihara.kanagawa.jp/kosodate/kenko/1026625/kansenyobo/hassei_jokyo/1007129.html